安全問題研究会(旧・人生チャレンジ20000km)~鉄道を中心とした公共交通を通じて社会を考える~

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「富士・はやぶさ」の最後を追って東海道へ(3)~根府川

2009-02-22 21:07:37 | 鉄道・公共交通/趣味の話題
行程3日目。今日は、根府川での撮影である。
朝8時前、大野屋をチェックアウトして伊豆東海バス・熱海駅行きに乗る。約5分で熱海駅へ。ここから東海道本線で根府川へ行く。

ここは、東海道本線の撮影名所・根府川鉄橋に防風壁ができるまでは多くの鉄道ファンでにぎわったところだが、防風壁設置後は海をバックに撮影する人はめっきり減り、代わりに駅構内での撮影が増えた。私も駅構内で陣取り、「富士・はやぶさ」を待つ。

…が、お目当ての「富士・はやぶさ」はいっこうにやって来ない。代わりにやってくるのは電車ばかり。どうやら大幅に遅れているらしい。1時間余りの遅れは、寝台特急では珍しいことではないが、これから1ヶ月、最後の姿を焼き付けようと多くのファンが沿線に繰り出す時期だけに大幅な遅れは勘弁してもらいたい。

昨日、「富士・はやぶさ」は9時25分に戸塚を通過した。定時運行されていれば、もう戸塚を通過していなければならない9時25分になっても、ここ根府川に「富士・はやぶさ」は現れない。ホームの待合室で待っている妻に申し訳ないと、撤収を考え始めた頃、上り線に列車通過を告げるATOS案内が流れた。慌ててカメラを持ち、跨線橋に上がって撮影したのがご覧の写真である。思い通りの構図にならなかったが、縦位置で真上からの撮影というのも、変わっていて面白いのではないだろうか。

日頃、当ブログをご覧いただいている読者の皆さまへのサービスとして、九州勤務時代に日豊本線で撮影した特急「富士」の写真を発掘したので合わせてご覧いただこう。撮影メモを残しておかなかったため詳細は不明だが、撮影時期は1994~1997年頃、場所は日豊本線苅田~行橋間のどこかである。この時期、九州内の日豊本線では「富士」はEF81が牽引していた。2006年以降は、再び門司で機関車交換を行うようになり、日豊本線内はED76牽引に戻っている。

当時は何の変哲もない写真だと思ってほったらかしにしていたが、いま改めて見直すとEF81時代の貴重な記録になった。撮影したときはどうでもいいと思っていた写真が、時が経過してから貴重な記録になるということはよくある。デジカメ時代になり、失敗した写真は瞬時に消去できるようになったが、こんなこともあるのだから、失敗作だと思っても写真はできるだけ残しておいた方が面白いと、改めて思う。

撮影後、東海道本線で横浜まで行くともう昼前。出発前からの計画通り、結婚式に出席できなかった友人の結婚祝いを兼ねて会食する。午後2時半過ぎ、解散。横浜から湘南新宿ラインで宇都宮へ。宇都宮から普通列車を乗り継ぎ、帰宅。

最後に余談。今回、往復とも全区間、普通・快速列車を利用して思ったことだが、最近、普通列車で長距離を乗車する客が増えたような気がする。それも、シルバー層や女性など、従来なら考えられなかった層が多い。これにはいろいろな要因があると考えられるが、

(1)最近の不況による節約志向
(2)普通・快速列車の高速化、長距離化
(3)マスコミで「青春18」やローカル線の旅関連の番組が増え、青春18シーズン以外でも普通列車の旅が一般に浸透してきたこと

…等があるのではないだろうか。

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