月刊「祭御宅(祭オタク)」

一番後を行くマツオタ月刊誌

401.韓国ハロウィンで死亡事故はなぜ起きたか私考(月刊「祭御宅」2022.10月2号)

2022-10-30 15:54:05 | 韓・朝鮮半島および仏教、ヒンドゥーアジア文化圏諸国-社会-

本記事では、神事としてのハロウィン、その神を信仰している人のハロウィンについては一切のべていません。本記事では、形骸化したハロウィンについてのべております。

●韓国梨泰院(イテウォン・이태원)の死亡事故
昨日夜、ハロウィンの名のもとに韓国ソウル特別市の梨泰院で、人々の行列が倒れ約150人が死亡するという痛ましい事故がおきました。
ここでは、なぜこのようなことがおきたのかを考えてみます。


●ハロウィンという骨のない祭の警備のしにくさ
 まずは、ハロウィン自体が例えば、京都の祇園祭での山鉾巡行などのようにメインとする催し事のようになんらかのメインイベントがあるわけではありません。そうなると人の流れの予測は難しく、警備をするがわの動きの統制をとることも非常に難しくなります。

●韓国における若者が打ち込める祭の少なさ
 ところで、熱い祭人の国民性を持ちながら、だんじりや、屋台、山車のまつりのような大人数が参加しやすい祭文化はあまりというか、ほとんど見られません。
神仏分離がはやくおこなわれすぎ、水陸会とよばれる日本における神輿の巡行にあたるものが朝鮮時代に規制されていたこと、高層マンションなどへの入居を推奨し、古くからの地域的なつながりがうすれたことが原因であると、管理人は考えています。



日本ならば、祭に打ち込むわかものにとって、つまりハロウィンに参加する一定数の若者にとってはハロウィンはただのどーでもいいイベントとなります。ハロウィンへの期待はさして大きくなく、安全対策もできた祭で熱くなることができるところが、日本のハロウィンの事故のなさの一員といえるのかもしれません。




400.祭前日、祭の日に出してほしい宿題(月刊「祭御宅」2022.9月5号)

2022-10-17 00:24:03 | 教育の政(まつりごと)
●祭前日と宿題の思い出
 某ボンクラ祭ブログ管理人が小学四年生のころです。その当時は祭が10月16.17の固定日開催でした。管理人が通っていた三木市立三樹小学校は16日が2時間、17日が1時間の授業で帰っていたと記憶しています。
大宮八幡宮のお膝元の小学校、太鼓の音が聞こえるなかでの学習に身が入るわけありません。受かれたボンクラ祭ブログ管理人は宿題の漢字ドリルもせずに学校にいってしまいました。でも祭やしかえらせてくれるだろうとおもったのですが、、、。当時のons先生は、心を鬼にして、漢字ドリルの宿題を居残りでするように命じてきました。そのときは、先生の親心知らず恨みに恨みまくりました。ですが、今思えば、祭前に受かれる気持ちをもちながらも曲がりなりに仕事しているのは、あのときの経験があったからかもしれません。
祭前は「しっかりやることやりましょう。」忘れたら、そのつけ・忘れた宿題は「祭でも払わせましょう」という方針が小学校では望ましいと考えます。
では、祭当日の宿題はどうでしょうか

●祭当日に出してほしい宿題
実は、祭の日だけは宿題は出さないであげてほしい。そんなことを今年の九月までは考えていました。しかし、それは間違いであることに気づきました。
出してあげてほしい宿題がたったひとつだけあります。それは、日記です。楽しかった出来事を生き生きとかく子ども、おみこっさんばかりでたいこのところにいけなかったくやしさ、「おみこっさんどい、おっさんなんどい」ゆうて怒られたことも書く子がいるかもしれません。祭で気もそぞろで、やっつけ仕事のめちゃくちゃな文章を書く子どもが多数を閉めることだと思います。
でも、それらの記録を大人になってみかえしたとき、きっとその人にとっての宝物になることでしょう。

謝辞
 この記事は、香川県琴平の香川氏の子ども時代の祭の日の日記をみせていただいたことがきっかけでできたものです。香川氏の文章、やっつけ仕事でありながらも、祭の楽しさがいきいきとつたわる名文でした。改めて感謝申し上げます。