月刊「祭御宅(祭オタク)」

一番後を行くマツオタ月刊誌

410.速書きチャレンジ(月刊「祭御宅」2022.3月2号)

2023-03-11 10:23:36 | ブログ運営など
●原稿-クズ学生根性のままに増えてしまったもの-
生来のクズ学生根性のまま大人になってしまった管理人、にもかかわらず幸せなことに、最近は祭のことについての文章を頼まれることも増えました。現在は頼まれもの2本、自発的なもの1本の状態です。
しかし、やはり生来のクズ学生気質はなおりません😵 いままではその性質を改善することをかんがえていました。ですが、管理人のクズ学生気質をかえることは、天地をひっくりかえすことのほうが簡単かもしれないとおもえてくる今日この頃です。そして、それをかえるよりも、クズ学生でもできることをやっていこうという発想の転換??で、とにかく「ひととおり書き上げてみる」をチャレンジします。
 
基本的な方針は、「書けるところを書く」です。
わからないところは後回し。文章の下手な言い回しも後回し。目標は今日中に三本書き上げる。さて、できるでしょうか?
後程報告します。



●結果 -予想通り....-
 結果ですが、今のところ3本中一本も完成していません(++;
 やはり、無理があったようです。。。はい。クズ学生根性絶賛継続中です。
 が、それでも、早めに書いてみようととりかかれたのはよかったです。
 昼間に立てた目標は到底難しいですが、めげずに原稿を書き続けます^^
 
編集後記
 WBCのチェコ戦を見ながら(この時点でダメダメ(++)の原稿書きですが、大谷選手だけでなくチェコの選手から見たら子どもぐらいの小柄な選手が打ちまくる姿には驚きしかありません。
 

405.写●●です、--祭行脚四半世紀+1年、新企画予告1--(月刊「祭御宅」2022.12月1号)

2022-12-03 01:34:13 | ブログ運営など
●月刊「祭御宅」新企画
機械音痴、カメラ音痴の管理人が祭行脚をはじめて、今年の11月で26年がたちました。気がつけば、はや四半世紀+1年がたったことになります。四半世紀の年だった昨年は気がつかずに記念企画ができませんでした😵
なので、四半世紀+1年の記念企画を3本だてで開催します。
まず、一本目の企画の予告です。

機械音痴、カメラ音痴、経済音痴な三音痴の管理人の御用達カメラ
 今でこそ、高性能で使いやすいスマホカメラやミラーレス一眼レフデジタルカメラを使用しているかんりにんですが、かつての御用達は、、、、

「写る●です」などの使い捨てカメラでした。30枚から40枚程度のフィルムをどう使うか悩みに悩みながら撮影したものです。
よくよく考えれば、まともなカメラを使って、安いフィルムを買うほうが得だと気づいた頃にはデジタルカメラが普及しはじめていました。

●20年前の使い捨てカメラを現像!!
さて、使い捨てカメラや、フィルムカメラの場合、多くの人は現像を写真屋さんに頼む必要があります。そして、管理人の部屋にはまだ現像をしていないカメラが、四点あることにきづきました。おそらく20年ほど前のものです。
これらには何が写っているのでしょうか??
祭や社寺仏閣であることは間違いありません。現像した結果を報告します。


335.自室の資料管理方法(月刊「祭御宅」2021.5月1号)

2021-05-08 22:55:40 | ブログ運営など
●早めにとりかかるのがオススメ、コピーや書籍、DVDのデータベース化
 若いうち、マツオタ活動をはじめて間もない頃は特に不便を感じません。でも、時間がたてばたつほどボディブローのようにきいてくるのが所在不明の所蔵資料。。。祭行脚を重ねるほどに、あれこれ頼まれることも増えてくるのに。。。

ということで、今回チャレンジしたのが、コピー資料とCD、DVD資料を図書館の検索機のように検索できるようにすることです。そこでつかんだコツを紹介します。
やってて思ったのはもっと早くしとればよかった。。です。。。

●図書館とは違う自室の資料管理
 図書検索できるようにするといっても、図書館と全く同じにする必要はないだろうというのが、現在の管理人の考えです。
図書館と同様の広い資料保存場をもつことになった時は、誰か雇ってデータベース化をするのが近道でしょう。

1 検索ソフトの選択
所蔵資料をエクセルで登録できるものを選びました。例えば下の画像のような一冊一画面の入力だと時間がかかることに気づいたからです。



それで選んだのがこちらの無料ソフトです。Outlookをインストールしたら使えました。

2所蔵資料の整理と入力
★コピー資料
コピー資料の整理
①ファイルに綴じて資料に番号をつける
片っ端からとにかく同じA4大のファイルに綴じて資料番号をふりました。

②各ファイルに番号をつける。
手当たり次第番号をふりました。個人で集める資料なので、分類しなくともある程度のまとまりはできてきます。


コピー資料の入力
↑A欄所蔵場所、B書名、C欄著者名
A欄 所蔵場所=大切なのは「どのファイル」か「どの棚」ではない
本来は図書番号ですが、ここを所蔵場所として001、002という風にファイル番号をつけました。ファイルに多数の資料がある場合は、001-a、001-bという風に段を分けて入力しました。

B欄(一番のポイント)全ての情報をここに
資料番号を頭にふり、著者名「記事の題名」『書籍名』(出版社)出版年の引用・参考文献として必要な情報全てB欄書名のセルに全部入力しました。
頭に資料番号を書けば、どこにあるかもすぐわかります。
こうすると、卒論やブログを書くときでも検索して書名の欄だけをコピーペーストすれば、参考文献、引用文献の記入の手間がはぶけます。
別々に入力すると入力時の手間だけでなく、執筆時の参考文献記入時も、著者、書名、出版社と記入していかなければなりません。

C欄
ここが本来の著者の欄になりますが、タイトル参照としました。

★CD、DVD資料
 CD、DVD資料の整理

①ファイルを準備する。
 管理人は48枚入りのファイルにしました。
ファイルには、コピー資料と分けるためにF1、F2とつけていきます。


CD、DVDにファイルにいれた日の日付を書く(CD、DVD番号)。
 例えば、2021年5月7日ならば、20210507とすればいいでしょう。その日に50枚ファイルに入れた場合は、20210507.01、20210507.02、という風に小数点で表せれば問題ありません。写真のものは、それを思いつかずに4月40日はないので20210440、20210441...と番号をつけました。実際の祭礼日は、入力時に書名欄(B欄)に入力します。






ファイル番号がうまったら何番から何番まであるかをファイルに記入。
受け入れた日の順番に番号をふっているので、どこに戻すかがわかります。
CD、DVD資料の入力
A欄
「CD、DVD番号」を入力
これが実質の、所蔵場所(ファイル)になります。

B欄
撮影者あるいは製作者、『タイトル』祭礼日の順に入力。

C欄
管理人は著者名の欄にその資料を提供してくださった方を入力しました。
🌟ポイント☀️
 1 所蔵場所は棚ではなくファイル番号とする。
 知りたいのは、「どの棚か」ではなく、「どのファイルか」、図書館だと所蔵場所=棚となっています。狭い自室のコピー資料の場合はどの棚にあるかではなく、どのファイルにあるかが肝心です。

2書名欄に著者名、出版社、出版年も入力
一回のコピペで事足りるように
入力の手間が省け、引用・参考文献記載もここだけコピペすれば事足りるようになります。

3一冊一画面の入力よりエクセル入力の検索ソフト
 一冊一画面はめんどくさい。





323.祭のウェブ資料(月刊「祭」2020.1月5号)

2021-01-31 14:10:00 | ブログ運営など

●屋台、だんじり研究ウェブページの先駆性
 屋台やだんじりの研究は、なんらかの研究機関に属していない在野の方たちによってなされてきました。粕谷氏や尾関氏らを除いては、その成果の発表の場は専らウェブページでした。
 三木では幸祭会秋月会(現在は掲示板のみ)、横山氏(閉鎖)、播州東側はナメラコゾウ氏、播州西側はN氏ら四神会・播州祭礼研究室(ホームページ閉鎖、枝ページがいくつか残っている)の活躍によって、どこにどんな屋台があるのかを手軽に知ることができるようになりました。
 とにかく現場に行って生のものを観察、記録して公開するというシンプルな方法の積み重ねは、屋台研究の大きな手助けとなりました。さらに、指導要領の改訂などで、小中学校で地域の祭などの学習の機運が盛り上がった時も、教材作成に大きな助けになったと思われます。
 現在、明石市が布団太鼓プロジェクトでインターネットのサイトを作っています。リーダーの藤本氏も祭関係者からの叩き上げであり、神社ごとの編集方法は上記のサイトの方法を踏襲しています。

●月刊「祭」の功績!?
-動画との連動-
 さて、上の名だたるサイトに比べ少々(かなり)見劣りのする我が月刊「祭」。内容はともかくとして、自分でも最近気づいたのですが、そこそこ新しい取り組みをしていました。それが動画との連動です。
 屋台やだんじりの研究は掛け声や担ぎ方などの研究が不可欠です。このブログでは、文章+参考画像ならぬ参考映像をYouTubeと連動して掲載しています。

●ウェブ資料の問題点
 さまざまな先駆性、利点が見られるウェブ資料ですが、問題点も見られます。

①優良サイトの閉鎖
 上で掲げたサイトの中で、秋月会、播州祭礼研究室は閉鎖されてしまっています。諸処の事情で閉鎖されてしまった場合に、絶版の本を図書館まで見に行くというようなことはできなくなります。
 管理人も親ページとしていた「祭と民俗の旅」はYahooジオシティーズの閉鎖に伴い、幕を閉じました。

②参考文献としての使用
 管理人は某学会に原稿を投稿した時に、播州祭礼研究室と播州祭り行脚のウェブサイトを参考文献として挙げました。その時は、いつ閉鎖されるか分からないウェブサイトは参考文献として相応しくないという批判を受けました。正直なところ、そこ以外で参考にできる文献がないからそれをあげていたので、かなり腹が立ったのが本音です。同じ学会でその7年後にはウェブサイトを参考にしたものが通っていた(通った論文はめちゃよかった)ことにも、疑問を感じてしまったこともありました。
 でも、後々その学会の言い分にも一理あることを思い知らされました。それが、播州祭礼研究室、秋月会のサイトの閉鎖です。「いつ閉鎖されるか分からない」が自分にも起きました。
 とはいえ、いつ閉鎖されるかわからないからといってそれを挙げないというのは間違いです。自身が参考にしたものは堂々と挙げるべきです。それが、先行研究をした方へのマナーと言えるでしょう。
 そして、いつなくなるかわからない当該ページを画像として保存しておくことで、再現可能性を担保しておくことが好ましいと思われます。

③コピペにご注意
 無断コピペはされるものとある程度は割り切る必要がありそうです。個人的には、就職活動優先の学生がやっつけ仕事でコピペしてレポート提出してギリギリ単位をとるといったケースは、片目をつぶるというか気づきようがないしあきらめています。気づいても目をつむるとおもいます。
 しかし、それをその道のプロがやるというのは、×です。

257.人文学系研究者(含祭オタク)の在野サバイバル術・・手に職のススメ(月刊「祭」2020.2月2号)

2020-02-15 16:48:00 | ブログ運営など


●不安定な身分
 好きな祭の研究を仕事にしたい。などとひとすじのチャンスに追いすがったのは遠い昔、今は在野街道まっしぐらの管理人です。そこまで読むかという査読の精度に感嘆したり、的確に酷評されたりしたこともあれば、これみよがしにひけらかした成果が大間違いだったことも多々ありました^_^; 
 幸か不幸か、在野街道まっしぐらだったので、食うには困らないで、それなりに好きなことができるようになってきています。後は成果が、、、
 

●「食えない」という弊害
 「食えない」ことが、ハングリー精神につながり、ガッツをもって頑張れる。それがもてはやされた時期もありました。でも、一つの道にかけることで、逆にその道が閉ざされているように見える時もあります。例えば学芸員などの試験はかなりの倍率になります。そして、その可否を判断するのは、現在プロとして活動している方々です。波風は立てないにこしたことはありません。
 「失敗したら食えない」。これは、無条件の従属につながります。「これ違うやん」「これおかしいやん」「おれ、私、そう思わへん」「絶対嫌」「今のスタンダードおかしい」を目上の人に言えなくなります。せっかくの珠玉の意見も、手をあげるのを躊躇わせてしまいます。
 そして、周りがイエスマンだけになると、上も腐ります。上が腐るとその上の方の能力も落ちます。そうなると、肝心の論文の投稿の判断基準が「何を書いたか」ではなく、「誰が書いたか」「どういう肩書の人が書いたか」になってしまいかねません。
 さて、そのようなイエスマンにならなくても食いぶちを稼ぎながら研究を続けるのに向いている職業はどんなものがあるのでしょうか?




●くいぶちにこまらぬ職業
 メリットとデメリットを独断と偏見であげます。やはり「手に職」がついていると安心です。

教員
 管理人もついこないだまでしていました。プロの人文学系研究者の中には元教師の方が、かなりいます。なんと言っても、児童生徒との出会いは一生の宝物になっていきます。
 旅する巨人・宮本常一をはじめとして、小中高の教員だったプロの研究者も多々います。また、昭和50年代に編集された神戸の民俗芸能シリーズにも著者として学校の先生方が名を連ねています。




 今の学校の先生は、教えるプロとして、教えることの研究者として勤務の勤務されている方が多いようにかんじます。逆に郷土史の研究者としての顔を持つ方は、今の時代では少なくなっているようにかんじました。
 管理人は地元の先輩に「お前郷土史家やろ!」と葉っぱをかけられたことがあるので、多分そうみたいです。当時の管理人はまさしくボンクラ教職員の権化でしたが、その管理人ですら、研究との両立は体力的にきつく感じました。本当にしっかりと勤められてる方には、到底その余裕は無くなってきてるように思います。知る限りでは、現役の教員でありながら、祭の研究もされている方は3名(いずれも本当に素晴らしい研究者)いらっしゃいますが、かなり少数派といえるでしょう。


小学校
メリット
休みなどにまとまった休みが取りやすい。
デメリット
・授業の準備、雑務が大変
・全教科から給食、掃除、休み時間まできめ細やかな対応が必須で、その準備で休みがなくなる。

中学高校
メリット
・好きな科目を教えられる
デメリット
・部活の指導など、休みの少なさ
・思春期はやっぱりむずかしい
・授業の準備、雑務が大変



塾講師
メリット
・勉強さえ教えていれば、児童生徒のプライベートは基本ノータッチ
デメリット
・休みがとりにくい
・人気商売のプレッシャー


運転手
どなたかの現在の職業です。
メリット
・気楽。
・祭好きな人が多く色んな話が聞ける

デメリット
・危険。

各種デスクワーク
 友人がしていますが、驚異的な忙しさの中で精力的に活動しています。体が二つあるんでしょうか。。。

ユーチューバー、ブロガー
メリット
 当たればでかい
デメリット
 忙しい

 ブログで、収益を得ることは考えたのですが、残念ながら月刊「祭」が使用しているグーブログはアフィリエイトのみで広告収入は得られません。アフィリエイトて何それおいしいの?状態でしたが、商品の宣伝などしないといけないみたいです、多分。あまりにも、やりたいこととかけ離れていて、見込める収入も期待できなさそうなので、今はしていません。
 ユーチューバーは、戦略と活動量で一躍有名人になれるのかもしれませんが、研究の片手間でできるものでもなさそうです。

在野のメリット、デメリット
デメリット
・信用されにくい。●●大学の、、です。の力はやっぱり大きいです。残念ながら得体の知れない人物はなかなか信用していただけません。
・資料の閲覧に時間がかかる
 

メリット
・周りにはばからず自分の意見を言える。
 「こいつに嫌われても飯は食える」という環境は、その人から「忖度」というブレーキを緩ませがちになります^_^; 
 管理人はそんなに口がたつほうでもないし、キツい性格でもありません。しかし、どうしても許せないことに対しては、かなりのお偉いさんに対しても、「普段から学生さんに教えてらっしゃることでしょ」などと、かなり厳しい言い方をしてしまうことを自分で最近知りました。「もしかしたら、同じような思いをもの言わぬ若い人や学生さんたちも思っているかもしれない。」という自覚をもって厄介者街道を進むのも一興です。
 研究の喜びは、みんなが白いとおもっていたものが実は黒いということを見つけ、それを黒だと胸を張って言うことです。誰かの顔色を見て明らかな黒から目をそむけたり、話をずらしたりすることではありません。

いざとなったらウェブページ
 在野のいいところは、とにかく自由に物が言えるところです。^_^
 「いつでもやめたらあ」の気概で、どこにも掲載してもらえなくなったら、ウェブページで自分の考えを公開すればいいのです。雑誌では載せられないけど、自分がおもしろいと思うもの、こと、法にふれなければ、倫理から外れなければ何を載せても自由です。
 思いの外、よく読んでくださる人がいるし、そこからチャンスが舞い込むかもしれません。
 しかし。剽窃されることには気をつけてください。

253.人文科学分野(民俗、民族、文学、歴史学)の論文の引用を含む間違いの対処について(月刊「祭」2020.1月4号)

2020-01-13 18:23:00 | ブログ運営など
 今現在、管理人の文章が、違う方のお名前で出回っており、書き直しを交渉しています(ToT)。正直なところ、かなり腹も立ててしまいました。が、自分の身を振り返ってみると、間違いの総合デパートといえる状況です。そこで、人文学系の論文の間違いについて、自分なりの意見をまとめたいと思います。


↑「播磨鑑」にあった間違って記述されている三木市細川町三坂神社

 
●間違いはあって当たり前の分野
 この分野は、間違いはあって当たり前だとつくづく感じます。もちろん、間違いがないように細心の注意を払うのがプロなのかも知れません。でも、例えば民俗学の分野で明石町の太鼓がアソーラサシーマショ、ドンドンデドンのあとドンドンではじまるかドンデドンではじまるかの「間違いをするな」とプロの民俗学者に求めるのもかなり酷です。
 例えば、兵庫県であげた報告書などでも屋台の祭に関しては、屋台にたずさわったことのない方ゆえの間違いがあったり、逆に屋台に携わっていても古文書の知識がなかったりすることによる間違いが出てきたりするものです。

●査読者の困難
 このような中で論文を査読される方のご苦労は想像を絶するものです。日本の西から東まで、北から南まで、場合によってはの地方文献や現在の状況に精通するのは不可能です。しかし、論文の査読というのは限られたメンバーでそれをすることを求められます。
 当然、一切の間違いのない査読は不可能です。

●執筆者の困難
 もちろん執筆者にも困難がつきまといます。決められた仕事を行いながら調査・執筆をします。まさに「合間を縫って」の執筆となることが多くなり、どうしても、書き間違い、資料の捏造はなくとも誤解は多々起こります。まだ見ぬ資料もありながら、論を進めると、新たな資料の出現で論が180度変わることもあり得ます。

●してはならない間違い
 してはならない間違いもあります。①希望しない個人情報の漏洩 ②他人の文章を自分のもののようにして書いてしまう(悪意のない注釈の付け忘れ、間違いなど)でしょうか。①についての対処は今のところ管理人には分からず、また、このようなことを扱う文章を今のところ書かないので、それは置いておきます。
 ②については、あってはならないことですが、やはり、間違いもあるし、査読の見落としもあります。このような時どうすればいいのでしょうか。

●間違えたら認めて直すのがプロ
 管理人は、上の一言に尽きると思います。「ごめんなさい」をしっかり言って正せばいいと思います。ただ、特許などが絡んでいるものの場合、この限りではないかもしれませんが。。

●懲戒よりも権利の回復を
 やはり、疑わしきや、疑わしきもない場合は罰せずでしょう。それよりも、「無断引用されてしまった人の名誉を回復してくれー」と管理人は叫びたいのです。
 個人的には悪意のあるもののみ懲戒を加えればいいと思ってあります。管理人の文章が名前なしにコピペされていたこともありましたが、悪意はなかったと思っています。

●言語道断
 いくつかのニュースでみましたが、盗用した側が、盗用された学生を逆に訴えるというケースもあるそうです。その学生がウソを言っていないのであれば、言語道断です。
 カッコ悪い大人にはなりたくないものですね。


 



251.オーマイガッ。記名なしの引用をされた時の交渉術(月刊「祭」2020.1月2号)

2020-01-03 21:45:00 | ブログ運営など
以下の文章を記述したあとから動きがあり、文章を改変する予定です。鵜呑み厳禁でお願いします。

はじめに -プロの研究者の方へ-
 今回書く文章は「最悪の事態を想定して動く」ためのアドバイスです。このとおり動くと、正直なところ、プロとして第一線で活躍していらっしゃる方にとっては「不快」なこともあると思われます。しかし、無断引用を正すための手続きとして最善かつ最短に近い方法かとも思います。無断引用の被害にあう人は、それなりに能力がある可能性もあります。この文章の通り動いた立場の弱い人や学生さんを、どうか爪弾きにすることのないようにお願いいたします。

●記名なしの引用をされてしまったら
 最近ようやく、屋台やだんじりに研究者の注目が集まりつつあります。色々な仕事をもちながら、活躍する人が多数います。そのような中で心配なのが、心無い人の記名なしの引用(ToT=盗用)

 血(はないかも)と汗と涙と笑いとがつまった祭紀行や、ない時間をぬって考え出した自分の考えを、そっくりそのまま書かれるとやっぱり悲しい気持ちになります。とはいえ、管理人のようなフリーの祭オタク(研究者?)や、学生さんがプロの研究者にものを申すのはやはり勇気のいることです。
 今回は管理人の経験から、もし、自分の文章が名のある方に無断で引用されてしまった場合、どのように交渉すればいいかを考えてみたいと思います。もちろん、このような行動は必要ないのかもしれませんが、念のためにこのような行動をとるといいと思います。また、学会関係者はこの行動を理由に訴え出た人を爪弾きにすることにすることのないよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

●準備するもの
無記名引用した相手の文章の該当部分を朱書きするなどして視覚的に分かりやすくしたもの
②自分の無記名引用された文章の該当部分を朱書きするなど分かりやすくしたもの

②が公に発表されたものの場合、以上二点がとりあえずあればいいでしょう。
 レポートの段階で、自分なりにいい考えだと思った場合は、見せた先生に日付の印をもらっておくといざという時の証明になります。
 それを意味もなく拒否する大学の先生は間違いなく糞です。ゼミをやめるのが、一番のおすすめですが、そのレポートをYouTubeなどで公開しておくとオリジナルは自分であることの証明になるでしょう。
 多くの心ある多くの大学の先生は、いいレポートなどは、剽窃を防ぐために雑誌への投稿・活字化を促してくださいます。管理人も当時は大袈裟だと思ったのですが、結果的にこれに救われました。


●まずは、優しく穏やかに
 まずは、穏やかにいきましょう^_^ 腹の立つ気持ちも分かりますが、もしかしたら当人は「宮澤賢治は銀河鉄道夜を書いた」といった多くの人がしっていることを記した文章に参考文献をあげない感覚でいるかもしれません。
 素直に謝罪に応じ書き換えてくだされば、それでオッケーとしましょう^_^
 ちなみに、管理人のブログの場合、申し出てくだされば、できるだけ早く書き換えます。今現在、全ての投稿をチェック中です。

●譲ってはいけないこと
 聞いた話ですが、場合によっては、無断引用がなされた学会誌での訂正ではなく、著者本人が別の場所で同様の内容を投稿する時に、被害者の名を、あげるようにするという提案がなされるかもしれません。しかし、それは、みなさんだけでなく、その学会誌自体の威信を傷つけることになります。あやまりは、その学会自身で正してもらうようにすることを強くお勧めします。

●出された文章が変わらなかったら
❶学会の会長に、学会外部の人も見れるメールを送るべし
 管理人が考えうる最善の方法です。たとえば、各学会の実務は必ずしもその学会の中で力のある人がやっているわけではないかもしれません。少なくとも最高権力者ではないことが多いように思います。学会としては不名誉なことの後始末でしかないので、苦痛な仕事となるでしょう。窓口担当の方に連絡しても、作業はなかなか前に進まない可能性もあります。
 そこで、会長にメールを送るというやり方が浮上します。今回管理人は、たまたま会長ご本人のみのメールアドレスを見つけることができず、会長が所属していらっしゃる大学全体のメールアドレスにメールしました。私がメールした相手の方は良心的な方で、個人的なメールでも動いてくださったと思います。しかし、万が一良くない人が相手でも、学校全体メールアドレスに送れば初めのアクションは起こさざるを得ないと思われます。なので、これが一番のポイントかもしれません。学会のトップに、学会外の人も見れるメールを送るべし。

最悪の事態に備えて裁判も視野に入れるべし
 今回は必要ありませんでしたが、友人の勧めもあり、管理人は弁護士への相談も考慮に入れていました。国をまたいでいたこともありましたが、内容証明の送付は約22万円との高額(ToT)
 学生さんには勝ち目ないやん。。と思ってしまうかもしれませんが、この高額の弁護費用が勝つチャンスとなるかもしれません。ここからは、管理人の妄想です。経験談ある方はメールなり、コメントなりお願いします。

自己演出が大事 -クラウドファウンディングとマスコミを使って-
 管理人は幸いここまではいきませんでしたが、最悪の事態として弁護士を立てることも視野に入れていました。頭を悩ますのはその金額で、学生さんにとっては尚更なことでしょう。
 そこで考えたのが、クラウドファウンディングでお金を集めることです。ここでのコツは全員同一金額にすることです。一人の人に多額を出してもらうと、一生その人に頭が上がらなくなる可能性もあるのでオススメはできません。
 また、マスコミを使って、学生orマツオタVS権力みたいな図式で報道してもらい、クラウドファウンディングも宣伝してもらうという方法を考えていました。

●自らの言霊を大切に
 ここまでやれば、ほとんどのものはうまくいくと思われます。
 ただし、上級国民と揶揄される方の交通事故や、首相お抱え記者の強制わいせつ事件のようにもみ消される可能性は必ずしも0ではありません。
 それでも、やっぱり、自分が発した言葉は、自分のものとしたい。そのために動くことで得られるものは、何にもかえられません。
 同様の被害にあい続けたソウル大の学生は、「魂が殺された」と言っていました。その人の価値観にもよるかもしれませんが、多くの人にとっては、アイデアを無記名引用されるということは、その人の存在価値を奪われるようなものです。個人的には「ハラキリ」したつもりで事にあたる価値はあるものだと思っています。

●書き換えてもらったら相手を許すべし。その人は皆さんを買ってくれる最強の味方!そして、学ぶべし
 いつまでも、「腹立つ」では進歩はありません。そのような行動をしてしまった方の立場に思いを馳せると、ちょっとだけ、それをしてしまう気持ちも想像できるかもしれません。
 そして、無断引用してくださるというのは、その方は、みなさんのことを大いに買っているということです。その方が、みなさんの、価値を証明する証人ともいえます。末長く活躍して欲しいものですよね^_^
 そしてそして、これを機会にその方の文章や学会の文章などに触れると、何か学ぶものがあるはずです。


↑今回のことをきっかけにカンハンのことについて書こうと思いました。近いうちに書きます。





 

224.間違い記録と研究の中の間違いについて(月刊「祭」2019.11月8号)

2019-11-08 13:43:00 | ブログ運営など
●祭を調べる中での間違い
 屋台やだんじり、太鼓台を調査公表していく中で必ず出くわすのが「間違い」です。どの分野でもそうだと思いますが、特にこの分野では、今までプロの方には見向きもされなかった面もあり、手探りの段階で、いくら注意しても間違いは避けられません。また、プロの方でも屋台やだんじりの祭に携わったり、担いだり引いたり、現場の方と友達になったりできていない場合だと、簡単に気付くようなことでも見落としているなんどということも多々見られます。
 ここでは、管理人が間違えたことのある例を紹介し、どのような点に気をつけてもらうかの参考にしてもらいます。そして、最後は、間違えた時はどうするかを考えていきたいと思います。

●嗚呼、多すぎて書ききれない管理人の間違い記録
 ここでは、星の数ほどある管理人の間違いの中から、主だったものを厳選して紹介します。厳選してもここまであります。

明石町の欄間(ここに間違えた記事)
管理人説--->
 a高倉天皇に臣下が報告している場面
 b馬場信春と本多忠勝の長篠の合戦

結果--->
 a仁徳天皇の民の竈門(粕谷氏の本から)
 b今のところ不明(t氏のご指摘で、本多忠勝と馬場信春の組み合わせで、馬場信春が馬で駆けている場面なら一言坂の戦いかもしれないとのこと。本多忠勝が撤退をしようとしている様子が見られるのでこちらが正しいと思います。)

三木市吉川町若宮神社の神輿製造年
 若宮神社の神輿製造年を戌(いぬ)を戊(つちのえ)と読み間違えました。お先だんじり(屋台)の創建が文政元年(1818)で戊寅(つちのえとら)の年だったことから、神輿も同じ年に作られたと報告書で書いたり発表したりしてしまいました。
 
小野市久保木の神輿
 これは、幸い制作年代を書かなかったのですが、文政期の墨書を見事に見落としていました。

神戸市灘区都賀の、だんじりはねずみのいない十一支と書いたけど、、、
都賀のだんじりはねずみのいない十一支だと書いたけど、ちゃんといました。

東這田の屋台の水引幕(ここに間違い記事)
 あきらかに女性ものっておらず、竹之内宿禰もいない水引幕を、神功皇后の三韓征伐としていました。

そのほかにも、、、
・今上天皇を年号と天皇で呼ぶ、記述。
・不明の彫刻師を、別の有名な彫刻師と記述。
などなど多すぎて全ては覚えきれません。

●このような間違いへの対応について
☆指摘してくださる方に感謝^_^
 幸いにも管理人は、間違っていたら優しく指摘してくださる方がまわりに沢山います。なるべく早く訂正していくといいと思います。

☆祭関係者に訂正を伝える
 若宮神社の場合だと、管理人は報告書を祭関係者の方々にもお渡ししていました。みき資料館の方に指摘を賜ったので、今年の祭に修正したものをお渡ししました。
 その時に「間違いを恐れずにこれからも頑張りよという温かい言葉も」かけていただけました。

☆間違いはあって当たり前、その後が大事
 もちろん、間違いをたとえば、本を出版する前に書ければ問題ありません。しかし、この分野は医学のように検証実験をするような時間もありません。なので、間違えたまま文章が出てしまうことも多々あります。
 なので、そこに気づいた時に、正誤表を読者に配るのが難しいのであれば、ホームページに記述するなどの配慮は必要かも知れません。

次号からは間違いについて
 播磨鑑の間違い記事とそこから見えるもので一本の記事を書きます。「もしかしたらもう一つ別の間違いについても書くかも知れません」と書いたのですが、無理そうです。。




番外、グーブログ新アプリか旧アプリで、画像の移動(月刊「祭」グーブログ教室?2)

2019-09-03 20:27:11 | ブログ運営など
●画像の移動ができない現在(20190903)。
このブログの新アプリの一般編集画面では画像を移動したりコピーしたりすることはできません。この時もHTMLでせざるをえませんので、やってみましょう。
 個人的には旧アプリの方が移動はやりやすく感じました。
 
●新アプリにて
①画面真ん中左プラスをタップ

 


②画面真ん中右側HTMLをタップ 

 


③HTML編集画面が開きます。
一つ目の<img●●なんたらかんたら>のカッコ終わりまでを選択。
これを次の<img●●なんたらかんたら08678>の後に動かしたいということになります。 

 



④ペーストして、画面左上の<をタップ。 
 

⑤上下が変わりました。
  

●旧アプリにて
①この画像の上下を入れ替えます。


②旧アプリの方が文字が煩雑ではなく、編集や選択はしやすいです。


②一枚目の画像<imgなんたらかんたら8678>を選択します。今度は、これを<imgなんたらかんたら8675>の後ろに移動します。


③移動しました。


④画像も移動しました。





●できない実演編
-新アプリ普通編集画面-

⓪この画像の上下を入れ替えます。

 

①上の画像を選択しました。  

②カットしました。  


③ペーストしました。 

 

④ー1引用として貼り付け  


④ー2
装飾を取り除いて貼り付け 


番外。グーブログ新アプリ使用注意点(管理人はアイフォン 8使用)

2019-09-03 14:13:00 | ブログ運営など
●嗚呼私に何の恨みが、、


ブログの新しいアプリ、写真の複数掲載や編集が可能になり、利便性が向上した面もあります。が、一つの記事を編集下書き保存しようとすると、前回保存時からの編集が無効になることが、極めて頻繁にありました(とある記事では10回以上。)
始めの時は、下書き保存しようとしたら、全文が消えているのに気づかず、そのまま保存してしまい、ほとんど打ち終わった文章が全て無くなっていました。
何度か似たようなことがおきて本当に困っていたのですが、今のところ保存はできるようになってきました。そこで、注意点です?

①新アプリの使用時はこまめな保存を忘れずに
②新アプリ下書き保存しようとすれば、画面に打ったはずの文章や画像などが全て消えていたら保存を押すときえてしまうかもしれません。前回下書き保存時にも戻らず記事は真っ白になることもありました。今のところは落ち着いています。



●具体的対応法1 
-消えていそう- 
前回保存分だけでも保存したい
 
1下書き保存をしようと入力完了したら、文章が消えている!
・その時は、下書き保存ではなく、次へ。





2下書き保存しますか?
 必ず「いいえ」


3メニュー画面をタップ
 そして、記事一覧ではなく記事投稿をタップ。


3編集途中の記事があります。続きから編集しますか。
    気持ちを落ち着けて「はい。」


5前回保存時のところまでは、復旧できます。




●具体的対応法2
htmlバックアップ

 保存したいけど、なんかアプリの保存状況が不安定だという場合、この方法を使いましょう。

1 html画面を開く。
①まずは、画面真ん中左側の+(画像1)をタップします。




②画面真ん中右側にHTMLの文字が出てくるのでそれをタップします。



③するとHTMLの画面が現れます。
 画像だったところは<img classあれやこれや。。。>と続きます。この<から>の範囲が画像の情報で、一文字でも消すと、画像は残りません。



2 全て選択、コピーしたのち、メモ帳などに保存
①全て選択してコピーします。



②メモ帳などにペーストして保存します。