学芸員のちょっと?した日記

美術館学芸員の本当に他愛もない日記・・・だったのですが、今は自分の趣味をなんでも書いています

いいことだけのノート

2018-12-06 21:17:14 | その他
今日の天気は昨日とは変わって、冷たい雨がしとしとと降る、師走らしい寒い1日でした。

昨日のような明るい日差しに満ちた日もあれば、今日のように冷たくて暗い日もあります。私たちの日常も、そんな天気の変化のように、良い日もあればそうでない日もあるでしょう。私は以前から1日の終わりに自由帳を広げて、そこに自分の好き勝手なことを書くことを習慣にしていました。1日の良いこと、嬉しいこと、悪いこと、気になっていることなどのほか、筆のおもむくままに落書きもします。すると、頭のなかが整理されたようになり、すっきりと眠れるのです。

最近はそれを改良して、1日にあった良いことだけを書くようにしています。悪いことを書いてしまうと、読み返したとき、気持ちが落ち込みやすくなるためです。悪いことは早く忘れて、良いことだけを心に取り入れる。すると、気持ちがとても前向きになります。また、日々起こる物事もプラス志向で捉えられる気がしています。

今日はお客様から温かいお礼のお電話をいただきました。美術館に行きたいが高齢でとても行けそうにない、ついてはせめて美術館のチラシを読んで行った気持ちになりたい、とのご連絡を受けて、早速チラシをお送りしたところ、大変に喜んで下さったのです。美術館のチラシをご覧になって幸せな気持ちになられたそうで、私自身もとても幸せな気持ちになりました。ありがたいことです。何気ないことですが、美術館がこうしたお客様に支えられていることを実感します。

戸外は暗くて寒し、されど心の中は明るく温かく。明日も良いことがありますように。