学芸員のちょっと?した日記

美術館学芸員の本当に他愛もない日記・・・だったのですが、今は自分の趣味をなんでも書いています

仕事の優先順位

2018-12-09 22:09:15 | 仕事
今日もとても良い天気となりました。戸外は肌を刺すような冷気に満ちていて、師走らしい1日でした。

どんな職業でもそうですが、学芸員の仕事も色々な業務を並行して行なっていきます。施設の管理、展覧会開催、教育普及から実習生の受入など、多岐に及びます。それらの業務を順調にこなしていくためには上手な段取、つまりスケジュール管理が求められます。

私の場合、仕事を3種類に振り分けています。ひとつめは、外部から依頼されている仕事。ふたつめは、上司から依頼された仕事。最後に自分の裁量でできる仕事です。実はこれがそのまま私の仕事の優先順位になります。まずは外部の対外的な仕事から優先に、というわけです。ときおり臨機応変に動くことがありますが、基本的にそれを元に仕事をスケジュールに組んで行っています。私なりの仕事術といったところ。

新人の頃、仕事は段取八分だと上司から口酸っぱく教えて頂きました。わかっていても、なかなかうまくうまく動けないのが新人時代。怒られながら、恥をかきながら、自分なりの仕事術を少しずつ身につけて、今に至ります。

今日の冬の澄んだ夜空を眺めていたら、そんな昔のことを思い出しました。冬はちょっと感傷的な気持ちになりますね。年末も近いせいでしょうか。美術館では中堅の年齢になったけれど、いつまでも初心を忘れず、日々成長できるよう努力していきたいものです。