学芸員のちょっと?した日記

美術館学芸員の本当に他愛もない日記・・・だったのですが、今は自分の趣味をなんでも書いています

ぶらりと書店へゆく

2018-12-20 21:31:10 | その他
今日も冬晴れの1日。今朝はカーテンから漏れるオレンジ色の朝日で目が覚めました。外光で目覚めるのは気持ちが良いものですね。

今日は仕事帰りに何気なく書店へ立ち寄りました。私は書店内のずらりと並ぶ本棚を見るのが好きで、もちろん、本を買うのも好きですが、何時間でもいることができます。ここ数年、新書や文庫で美術関係の本が相次いで出版され、手軽に読めるようになりました。辻惟雄さんの《奇想の系譜》や《若冲》、高階秀爾さんの《名画を見る眼》はだいぶ前からですが《増補 日本美術を見る眼》、《近代絵画史》、今橋理子さんの《江戸の花鳥画》、小林忠さんの《日本水墨画全史》など、先日私が紹介した草薙奈津子さんの《日本画の歴史》もそうです。長年の研究に裏付けられた研究者の方々の文章を、ポケットに収まるほどの文庫や新書で読めるなんて、素晴らしい時代が来たものだと感じます。

このところ、私は3つのジャンルの本を同時並行で読んでいます。美術に関するもの、歴史に関するもの、そして健康に関するものです。それにときどき小説が加わりますが、おおよそ、その3つで、言うなれば、仕事、趣味、心身の管理、といったところでしょうか。現在の私はひとつの本に集中するより、いろいろな本を少しずつ読み進めたい気分なのです。もうすぐ年末年始。たくさん本を読む時間が取れます。今から、どんな本を読もうか、考えるだけで心がワクワクします。どうか、良い本に出会えますように。