本当に雨がよく降りますね~
今年の梅雨は本格的な長雨の梅雨です。
昨年はゲリラ豪雨と呼ばれる局地的に強く降る雨が多かった様に記憶しているのですが、
今年は同じ降り方で長い時間雨が降るのが特徴でしょうか?
昨日は午前中、雨の中での出航だったのですが、嵐山から保津の浜に
帰ってきたら河川が増水して舟止めとなっていたし、今日も水位が引かず、
安全規定の水位に戻らないので連休となりました。
毎年、梅雨には泣かされる我々船頭ですが、今年はこの長雨に景気の停滞も影響か?
営業収益は、インフルエンザが猛威を振るい、殆どの京都の観光地が打撃を受けた、
前年度と比較しても、さほど変わらない状態で推移しており、梅雨明けの夏休み以降、
どれだけ増益できるかが今期のカギとなると気を引き締めているところです。
自然の天候に左右される産業である川下りですが、私はそれ以前に、天候をいい訳にするのではなく、
時代に沿った企業戦略の新たなビジネスモデルを練り上げる必要性を強く感じています。
長い歴史と深い文化を有する保津川下りには、‘伝統’と‘革新’を繰り返し、
移り変わる時代間を生き抜いてきた「知恵」があったはず。
伝統の型である操船技術を研鑽と伝承を最大の武器に、猛烈なスピードで高度に発展していく
近代科学文明の中で、「伝統」という古き先人の知恵や心に触れる歴史感、文化感が漂う
企業ブランドの確立に精進しなければならないのではないか?
「本物は時間によりつくられる」という言葉があるが、時間はいくら巨額な投資をしても買うことはできない。
保津川下りに眠っている潜在的な価値の掘り起こし、その本物の価値を新たな感覚で演出することこそ、
企業のブランド化を押し進める原動力となるはずです。
旅行者が現地で抱くイメージを決定づけることこそ、無形の個性であると考えます。
京都だけでない、他の観光地、他の川下りとの差異化こそ、圧倒的な存在感、そして信頼感を
人々に与える機能で、この高度なブランド価値を「伝承された伝統の技術」と
解説等の接客サービスを提供することで、訪れた人に、ほかの地では味わえない、
深い満足感と価値感を与えることにつながると思うのです。
その結果、訪れた人がファンとなって下さり、リピータとなり、紹介者となって下さり、
我々に長期安定的なキャシュフローをもたらすことになると考えます。
そして何より企業価値の高まりは我々の「仕事の誇り」へとつながり、高い意識と連帯感を生み出し、
企業力の上昇へと結びつくのです。
このようなことを考えるのは、我々企業組合という特殊な経営形態だからこそ、常に必要であり、
意義があることだと思うのです。
新たな企業モデルの構築は伝統産業ゆえに革新的と見なされ、強い抵抗感を持つことも承知しているが、
保津川下りの400年の歴史をひも解けば、その時代のターニングポントでは「保守的」などでは
考えられない様な大胆な改革を断行し、今をあるという事実を忘れてはいけないと思うのです。
この「『伝統の型の死守』と『大胆な改革』については、今後の研究テーマとして、
順次、明らかにして参りたいと思っていますが、
それより何より、組合員には「今、何が求められているのか?」という問題意識だけは
常に持ち続けて頂きたく思うのであります。
今年の梅雨は本格的な長雨の梅雨です。
昨年はゲリラ豪雨と呼ばれる局地的に強く降る雨が多かった様に記憶しているのですが、
今年は同じ降り方で長い時間雨が降るのが特徴でしょうか?
昨日は午前中、雨の中での出航だったのですが、嵐山から保津の浜に
帰ってきたら河川が増水して舟止めとなっていたし、今日も水位が引かず、
安全規定の水位に戻らないので連休となりました。
毎年、梅雨には泣かされる我々船頭ですが、今年はこの長雨に景気の停滞も影響か?
営業収益は、インフルエンザが猛威を振るい、殆どの京都の観光地が打撃を受けた、
前年度と比較しても、さほど変わらない状態で推移しており、梅雨明けの夏休み以降、
どれだけ増益できるかが今期のカギとなると気を引き締めているところです。
自然の天候に左右される産業である川下りですが、私はそれ以前に、天候をいい訳にするのではなく、
時代に沿った企業戦略の新たなビジネスモデルを練り上げる必要性を強く感じています。
長い歴史と深い文化を有する保津川下りには、‘伝統’と‘革新’を繰り返し、
移り変わる時代間を生き抜いてきた「知恵」があったはず。
伝統の型である操船技術を研鑽と伝承を最大の武器に、猛烈なスピードで高度に発展していく
近代科学文明の中で、「伝統」という古き先人の知恵や心に触れる歴史感、文化感が漂う
企業ブランドの確立に精進しなければならないのではないか?
「本物は時間によりつくられる」という言葉があるが、時間はいくら巨額な投資をしても買うことはできない。
保津川下りに眠っている潜在的な価値の掘り起こし、その本物の価値を新たな感覚で演出することこそ、
企業のブランド化を押し進める原動力となるはずです。
旅行者が現地で抱くイメージを決定づけることこそ、無形の個性であると考えます。
京都だけでない、他の観光地、他の川下りとの差異化こそ、圧倒的な存在感、そして信頼感を
人々に与える機能で、この高度なブランド価値を「伝承された伝統の技術」と
解説等の接客サービスを提供することで、訪れた人に、ほかの地では味わえない、
深い満足感と価値感を与えることにつながると思うのです。
その結果、訪れた人がファンとなって下さり、リピータとなり、紹介者となって下さり、
我々に長期安定的なキャシュフローをもたらすことになると考えます。
そして何より企業価値の高まりは我々の「仕事の誇り」へとつながり、高い意識と連帯感を生み出し、
企業力の上昇へと結びつくのです。
このようなことを考えるのは、我々企業組合という特殊な経営形態だからこそ、常に必要であり、
意義があることだと思うのです。
新たな企業モデルの構築は伝統産業ゆえに革新的と見なされ、強い抵抗感を持つことも承知しているが、
保津川下りの400年の歴史をひも解けば、その時代のターニングポントでは「保守的」などでは
考えられない様な大胆な改革を断行し、今をあるという事実を忘れてはいけないと思うのです。
この「『伝統の型の死守』と『大胆な改革』については、今後の研究テーマとして、
順次、明らかにして参りたいと思っていますが、
それより何より、組合員には「今、何が求められているのか?」という問題意識だけは
常に持ち続けて頂きたく思うのであります。