保津川下りの船頭さん

うわさの船頭「はっちん」が保津川下りの最新情報や、京都・亀岡の観光案内など、とっておきの情報をお届けします。

名曲「保津川下り」を歌う船頭、マー君参上!

2010-11-01 20:04:02 | 船頭
♪ だれに せかれて はやせの水は~  むねにちるやら 保津川下り~ ♪

昔、三橋美智也さんが歌っていた曲「保津川下り」

この「保津川下り」を今も歌い続けている船頭がいます。

その名は西村真哉・・・通称マー君 27歳。

約130名いる船頭の中で唯一「歌う船頭」なのです。

彼は今年、私と一緒に舟を操船するパートーナーなので、
よく彼の歌声を聞かせていただく機会が多いのです。

マー君の歌声・・・ありえない独自の音程で、話声そのままの個性的?な声。
はっきりいって、元曲がわからないほどの、マー君オリジナルのアレンジが掛かっています。


しかし、見てください。
お客様のこの笑顔と手拍子。
「川の流れのように」など、よく知られた歌を唄うと、
皆さん、一緒に唄ってくださるのです。
なんとの和やかな雰囲気が保津峡に漂います。(ちょっと大袈裟か?)

でも・・・・
そうなんです!歌は心なのです!

ちょっとくらい?音程が外れようと、声が出なくても、お客様に少しでも喜んでいただき
楽しいひとときを過ごして貰いたい、という‘おもてなしの心’は必ず通じるのです。

常にお客様目線で考え、心がこもったサービス精神が、
彼の歌声からは確かに感じ取れます。

心、通い合う2時間の川舟の旅・・・船頭の歌声に肩の力も抜ける・・・癒し?のひととき。

マー君、たいした奴です!

船頭歴3年のまだまだ技術的には勉強中の船頭ですが、
今の彼にできる努力とその心遣いは、お客様に届き
温かい気持ちにさせています。

マー君には、これからもこの心を忘れることなく、一人前の船頭に育ってほしいと願っています。

がんばれ!マー君!

私も自称「歌って踊れる船頭はっちん」です。
カラオケBOXばっかりで歌っていないで、いつか、
保津峡にはっちん節を響き渡らせたいと密かに思っていたりするのです。