保津川下りの船頭さん

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「おくりびと」のオスカー受賞、おめでとうございます。

2009-02-23 14:29:15 | 映画・芸能界
今日、ビックニュースがアメリカから届けられました。

第81回アカデミー賞の外国語映画賞にノミネートされていた
滝田洋二郎監督作、本木雅弘主演の「おくりびと」が
見事に受賞したというニュースです。

2004年に「たそがれ清兵衛」(山田洋次監督)が
ノミネートされていたのは記憶に新しいところですが、
「受賞」というのは正式に外国語映画賞が設けられて
以来、初めての快挙だそうです!
(前身の名誉賞は「羅生門」「宮本武蔵」「地獄門」
が受賞)

ロサンゼルスで開かれた授賞式には、滝田洋二郎監督を
はじめ出演者たちが、感無量の表情で壇上に上がり、
受賞後のスピーチ」をする映像も送られてました。

私と同世代の本木さんもいい役者になられましたね。
J系をはるかに超えもうすっかり‘本物’ですね。

作品は、音楽家を失業してから、死者の遺体を棺おけに
収める「納棺師」という職についた主人公が、様々な
人生の最後と向き合うことで‘死’という普遍的なテーマに
ついて描く作品。

葬儀の儀式という日本独特の風習と生きる意味と死を考える
という深いテーマを、ユーモアを交えて描いたところが、
アカデミー賞の評価基準にマッチし、今回の受賞に
つながったと評論家は語っています。

また、今回のアカデミー賞では、短編アニメーション
で加藤久仁生監督の「つみきのいえ」も受賞し、
2冠を達成するなど日本映画の実力が評価された
アカデミー賞になったと思います。

なにはともあれ、世界最大の映画祭で日本映画が栄冠を
手にしたことは、不況下のスポンサー離れで厳しい
日本映画界にとって今後の活性化という面では
大きな意味を持ちこれから‘世界マーケット’を
意識した作品制作を視野に入れた体勢つくりが
構築されることを大いに期待したいものです。

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