保津川下りの船頭さん

うわさの船頭「はっちん」が保津川下りの最新情報や、京都・亀岡の観光案内など、とっておきの情報をお届けします。

15日から「京都太秦シネマフェスティバル」が開催。

2007-03-16 10:33:17 | 京都情報
東映京都・松竹京都の撮影所がある日本映画発祥の地・京都太秦で、
その魅力を再発見する試み「京都太秦シネマフェスティバル」が
15日(木)から始まり、21日まで開催されます。

開催期間中は太秦にある両撮影所周辺を中心に映画にかかわる
いろんな催しが開かれます。
シネマ大好き人間の私にとってもとても楽しみにしていた
イベントなので、時間の許す限り、何度でも訪れてみたい
と思っているところです。

今週末の17日(土)18日(日)の2日間は、東映太秦映画村で
信長や信玄など戦国武将の夢であった「上洛」をテーマに、
シンポジウムや武将や姫に扮するコスプレイベント、
戦国鍋・大返しおむすび・明智餅などの戦国食体験イベント、
戦国グッズや同人誌販売、小姓隊パレードや音楽ライブなど
楽しいさまざまなイベントを繰り広げます。
また、21日(水・祝)には「京都の時代劇映画 」と称し
東映京都撮影所試写室で映画監督の中島貞夫さんなどの
フォーラムも開催されます。

昨今、ハリウッドからも注目され、勢いを取り戻したと
いわれる日本映画。その芸能・映像産業の中心が東京に移りは
したものの、今なお奥深い伝統に支えられた技術とノウハウ、
また映画に賭ける熱い思いを持つ者たちが集うまち「京都・太秦」
その太秦から日本映画の魅力と価値を京都府内外、遠くは世界にまで
発信しようという夢とロマンあふれるイベントです。

保津川下りとも古くから非常に関係が深いまち・京都太秦。
私達も積極的に応援したいと思います。
この1週間は太秦から目が離せませんよ。

京都太秦シネマフェスティバルHP

 開催日:平成19年3月15日(木)~21日(水・祝)

 場 所:大映通り商店街・撮影所・映画村を中心とした太秦地区
     京都文化博物館(京都市中京区)

 主 催:太秦フェスティバル実行委員会

 主な内容:京都うずまさ撮影所探訪
      映画づくりフォーラム:太秦映画の伝統と未来
      「特撮映画の今昔」、「京都の時代劇映画」
      太秦戦国祭り
      歩いて楽しむ昭和シネマの街 等


保津川の世界遺産登録を目指して!

2007-03-15 17:56:13 | 角倉プロジェクト・世界遺産事業
ついに保津川の世界遺産登録へ向けた動きが本格化しそうだ。

保津川が流れる亀岡市では4月までに市民・企業・行政から
参加者を募り、世界遺産登録へ向けた研究会を発足し、
その可能性や登録へのプロセスなどを勉強していく。
研究会発足の動きは、4日に亀岡市の楽々荘で行なわれた
「保津川開削400周年記念事業実行委員会」最後の会合で
委員合意のもと、研究会設置の要望が出され、決議されたもので
このほど正式に研究会発足の発表が亀岡市からなされた。

詳しくは13日付けの京都新聞の記事(下記)をご覧頂くとして、
私達が一昨年来から進めてきた「保津川開削400年事業」が
このように多くの人々のお力添えのお蔭をもち、無事に終了でき
今度は「世界遺産」という大きな「目標」を持たせてもらった
ことを遊船の一員として大変嬉しく思っているところだ。

「保津川が世界遺産?」まさに夢のような話だ。
多くの人が「何を荒唐無稽な話をしている!」
「無理に決まっている!」と思われるかもしれない。
しかしこの2年間、この川の機能や歴史を勉強してきた者として
私自身、その価値と資格が保津川には十分あると思っている。
僅かでも可能性がるなら、この大きな「夢」に賭けてみるのも
悪くはない。

今の段階では私が遊船から研究会委員として選出されるとは
限らないが、私としては一般応募してでも「保津川世界遺産」
という大きな「夢」を、多くの同じ思いを持った人達と共に、
見続けていきたいと思っている。

亀岡市では今後、同研究会へ参加してくださる一般会員を
随時募集していく。
胸躍るような壮大な「夢」へ!
ともに歩み、語れる方々の参加を期待する次第だ。


★下記は京都新聞の13日の記事です。

「『保津川を世界遺産に』
亀岡に研究会発足 市民意識底上げへ

水運から観光へと時代の移ろいとともに役割を変えてきた保津川。
その価値に目を向け、世界遺産登録を目指す研究会が発足する(亀岡市保津町)
保津川の世界遺産登録を目指す研究会が4月から京都府亀岡市で活動を始める。
昨年の保津峡開削400周年をPRしようと市民らが結成した実行委員会のメンバーが母体となり、勉強会や先進地視察を通じて川の水運が持つ歴史的意義や峡谷の景観について検討、市民全体の意識の底上げに取り組む。同市教育委員会では研究会への参加者を募っている。
名称は「保津川世界遺産登録研究会」。一般公募の市民らが会員となり、ユネスコの世界遺産「古都京都の文化財」への追加登録の可能性を1年間かけて探る。このほど開かれた「保津川開削400周年記念事業実行委員会」の最終会合で設置が決まった。
世界遺産に詳しい宗田好史・京都府立大助教授をアドバイザーに、平安京の造営にも深くかかわった保津川水運の文化的な重要性や、川下りの観光地として全国的に有名な峡谷の景観美について勉強会を開き、登録を希望する際にアピールする「保津川の価値」について検討を重ねる。
また、市民向け講演会を6月に企画しているほか、保津峡の開削者・角倉了以の顕彰イベントや河川の環境美化活動などにも参画する予定。このほか、来年度、現在17カ所が登録されている「古都京都の文化財」について、追加登録候補地の選定に乗り出す方針を決めた京都市との連携も模索していくという。
同実行委員会の事務局・市商工観光課では「市民全体で追加登録という『夢』を実現させる第一歩になれば」としている。研究会への参加申し込み、問い合わせは市教委Tel:0771(25)5054へ。」 (京都新聞13日記事から転用)


明日‘なんたん地域づくりを考えるつどい’シンポ開催。

2007-03-10 20:12:57 | 京都情報
映像を通して‘地域’の未来を考える京都府南丹振興局
主催の「映像から、なんたんの地域づくりを考えるつどい」
シンポジウムが明日、亀岡市のガレリアかめおか(2F大広間)
で開催されます。

午後1時30分から行なわれるシンポには、昨年実施された
「保津川開削400年イベント」など桂川での活動記録を撮った
「心つないで桂川」や保津で40年ぶりに復活された
「保津の火祭り」の映像が上映されるほか、関係者の行事解説も
行なわれます。

明日は私も参加させていただき、生涯忘れることが出来ない年と
なった「保津川400年」の昨年を振り返りたいと思っております。

お時間のある方は是非、ご参加ください。

★「映像から、なんたんの地域づくりを考えるつどい」
◎内容
 桂川(保津川)を舞台に取り組まれている活動を紹介
 『心をつないで桂川』の上映
 請田神社(亀岡市保津町)で受け継がれている「火祭り」の記録
 『保津の火祭り』の上映
◎解説・発表
「火祭りの解説」亀岡市教育委員会 鵜飼 均さん
「祭りを通じた地域づくり」亀岡市保津町 西口純生さん
「映像から地域づくりを考える」立命館大学3回生 前野大喜さん

2007年3月11日(日曜日)
午後1時30分から午後4時まで

開催場所・ガレリアかめおか 大広間
     亀岡市余部町宝久保1番地の1
     TEL:0771-29-2700
定員150人  無料

主催・京都府南丹広域振興局
協力・NPO京都の文化を映像で記録する会
   保津町自治会
   保津川開削400周年記念事業実行委員会
   立命館大学Media Arts Production-Research
   亀岡市・亀岡市教育委員会・亀岡市文化資料館
   京都府南丹教育局

◎問い合わせ先
 京都府南丹広域振興局・企画振興室

春の開幕!保津川下りは全面再開へGO!

2007-03-10 19:31:35 | 船頭
最高の晴天に恵まれ今日、保津川下りの川開きが
滞りなく無事に終了致しました。

当日は朝8時30分から、組合員集合のもと、
恒例の保津川航行・安全祈願の神事が行なわれ
「安全、安心、楽しい川下り」の提供を目指し
航路の全面再開をスタートしました。

乗船場には朝早くから約200名のお客さんや
保津川下りファンの方々がお越しになり、賑やかな
川開きのイベントを鑑賞された後、太鼓や飾りを
施した船に乗り込み、嵐山へ下って行かれました。

私も初日から午前と午後の2回も川を下させてもらい
個人的にも幸先のより再スタートを切らせて戴いたと思っております。

昨年夏の落石事故以来、長期の休業や迂回路への乗り下り
運行で紅葉シーズンを乗り切るなど苦しく辛い期間を
過ごしてきましたが、やっと本当に保津川の‘春’が
到来したことを実感できる日となりました。

今年は‘桜’の開花も早いとの予想がされていることから
さらに行楽シーズンに拍車をかけていきたいところです。

これからの‘保津川下り’をよろしくお願い致します。


400+1year!保津川下り春の開幕です。

2007-03-09 10:50:58 | 京都情報
いよいよ明日です!

保津川下りの400年プラス1となる年の
「春の開幕」が明日10日(土曜日)に開催されます。

昨年の夏の後遺症から立ち直れず厳しい冬を過ごした
遊船でしたが、やっと長い冬眠から目覚め、明日再出発です。

8日にはマスコミ各社、乗船のもと安全運行計画についての説明会
も実施し、安全対策の万全さも正確にアピールしたところです。

雄大な自然風景を楽しむ中での、自然と向き合う難しさも
実感しながら、歴史と伝統のある川下りをますます魅力ある
ものに発展し、訪れる人に癒しや感動を与えられる様、
遊船組合員一同、努力精進していく決意も新たに致しました。

今年の暖冬のお蔭で、京都も春の観光シーズンも
例年より少し早く突入しそうな感じです。

私達もしっかり足並みを揃え‘春の京都’を盛り上げていきたい。

明日の「春の開幕」は天気の方が少し心配ですが、
楽しいイベントも盛りだくさんご用意しておりますので
御家族、友人、恋人などお誘いあわせて遊ぶに来てください。

皆様のお越しを心よりお待ちしております。

*保津川下り「春の開幕」行事
開幕:8時30分
演目:保津保育園児の太鼓
   美保津太鼓
   YOSAKOIかめおかの会
   ワンスモアプリーズバンド演奏「保津川の歌」披露
   南京玉すだれ
お楽しみイベント:ちびっこおやつ・つかみどり 100名(小学生以下)
         和菓子の小袋プレゼント 500名
開幕特別企画:10時30分臨時船半額サービス(予約者のみ)
          予約は電話にて受付 0771-22-5846まで。

トロッコ列車が1日から運転開幕

2007-03-03 19:39:56 | 京都情報
日々の暖かさの中に春の訪れを感じさせる3月。

保津峡でも3月1日から嵯峨野観光鉄道・通称トロッコ列車
が運転を再開し、春気分が一気に盛り上がってきました。

トロッコ列車は今更説明するまでもありませんが、この3月から
12月末までを通じ運行される観光専門の列車で、
JR嵯峨嵐山駅横にあるトロッコ嵯峨駅~トロッコ亀岡駅の間
7.3キロを1時間に1往復しながら、四季折々、美しい保津峡の
景色を車窓から眺められる人気の列車です。

一日の通常運行便は午前9時台~16時台の8本。
定休日は水曜日但し祝日は例外。

トロッコ列車内は記念写真のサービス(有料)やマスコットの
トロッキーや酒呑童子などのオリジナルキャラクターも
登場して、観光客を最高に楽しい気分にさせてくれます。

保津峡をわたる春の爽やかな風と大自然の空気をいっぱいに
受けながらの自然と溶け込める列車の旅です。

10日までは保津川下りはお休みしておりますが、
一足先に春の保津峡を体感してみてはいかがでしょうか?