ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2014.9.4 いつもの場所、いつもの装いでないと・・・

2014-09-04 20:21:15 | 日記
 先日のこと。
 昼当番を終え、遅いランチのために大学外に出た時に、街頭で会釈してくださった方がいた。こちらも、愛想よく「こんにちは」とご挨拶を返したのだが、一瞬「はて、今の方は???」と考えてしまった。
 うーん、早くも認知症の表れだろうか、ケモブレインだろうか、と落ち込んだのだが、次の瞬間、「そうだった、生協食堂でレジをされている方だった!」と膝を打った。どんなに忙しくても丁寧にご挨拶され、いつもとても感じの良い方なので、並ぶ時は、極力この方の所へ並ぶようにしているのだ。そう、普段彼女とお目にかかる時は制服に制帽姿である。が、この日は私服で日傘を差しておられ、全く判らなかった。

 かくも人というものは、いや、とりわけ女性というものは、だろうか、いつもお会いする場所といつものいで立ちでないと、判らないことが多い。
 あれ、どこかでよくお会いしていますよね、でも、どこでしたっけ・・・という感じである。
 ランチで良く行くカフェのお姉さんもそう。私服姿の彼女から駅前でお辞儀されて、お辞儀を返したものの一瞬「ん?」となった。これまたいつも、カフェで白い制服に制帽でお目にかかっているから、だ。私服でヘアスタイルも違うと、女性は変わるものだなあ、と改めて思う。

 黒い上下がユニフォームの大学レストランのウエイトレスさんもしかり。
 そして、普段はヨガウエアを着て、髪の毛をきりっと束ねているヨガスタジオのインストラクターの方たちもそう。一歩スタジオを出たらお洒落なイマドキのお姉さま方で、街頭で声を掛けられても、判らなかったという経験が多々ある。

 こういう方たちは、仕事をされている姿が一番目に焼き付いているから、オフの時にお見かけしてもなかなかピンとこないのだ。

 一方、私の職場には制服はないし、いつも似たような格好をしているから、先方からすればオフであろうとオンであろうと、どこにいても「あれ、どこかで見たことのある人だ」となるのかもしれない。
 まぁ、土日にすっぴん、かつリラックスウェアで遭遇したとしても、そもそもウイークデーの勤務日にも大したお化粧はしていないから、よく覚えていないとなっても不思議ではないのだけれど・・・。

 対して、男性はどうなのだろう。
 スーツ姿とカジュアルな姿。どちらも素敵!といえる方はなかなかいないような気がする。男性の方が難しいのだろうな、とも。

 いずれにせよ、仕事をしている時の姿は美しいし、いいものだ、と思うのだが、これは私の偏見だろうか。
コメント
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