朝日新聞のネット記事で、気になるものを見つけた。以下、転載させて頂く。
※ ※ ※(転載開始)
まつ毛フサフサ?国内初の薬 緑内障治療薬で「副作用」(2014年9月21日7時45分)
まつ毛の本数が少ない、短い、と悩んでいる人向けの薬が29日、発売される。緑内障の治療薬を使っている人は、まつげがフサフサしているという「副作用」に注目し開発された。まつ毛に人工毛を接着するエクステンションのトラブルが問題となる中、医師の処方による「目力アップ」が可能になるかもしれない。
製品名は「グラッシュビスタ」。今年3月、日本初のまつ毛貧毛症治療薬として、厚生労働省から製造販売承認を受けた。成分は緑内障の点眼薬と一緒で、1日1回、寝る前に上まつ毛の生え際に塗る。自由診療のため各医療機関で異なるが、70日分が1万~数万円で販売される見込みだ。
約170人を対象に行われた臨床試験では、薬を4カ月間使うと、約8割の人が「長さ」「太さ」「濃さ」などの印象度が改善したという。副作用には結膜の充血などがある。
まつ毛のエクステは手軽に受けられる一方、国民生活センターにはアレルギーやかぶれなど、年間100件前後の相談が寄せられている。東邦大学医療センター大橋病院(東京都目黒区)の富田剛司教授は「元々点眼する薬なので、エクステに比べれば目への障害は少ないのではないか」と話している。(岡崎明子)
(転載終了)※ ※ ※
6年前のタキソテール投与の副作用で、それは見事に脱毛し、眉毛もまつ毛も殆どなくなってしまったのは、このブログで何度も書いたとおりである。その後、2年前のEC投与でも再び脱毛したけれど、タキソテール程ツルツルにはならなかったように思う。
髪の毛は質が変わったとはいえ、2度の完全脱毛にもめげず、無事に生え揃い、今ではかつらのお世話になることもなく、美容院に行く幸せも享受出来ている。一方、ゲジゲジ眉毛とフサフサまつ毛は、結局元通りにはならなかった。
眉毛は描けるけれど、まつ毛はそうもいかない。デリケートな目の周りにエクステや付けまつ毛を貼りつける元気は私にはない。とはいえ、どうしてもボヤーッとした印象は免れない。もちろん加齢現象もそれに拍車をかけているのだろうけれど、まつ毛がクルンクルンでフサフサしていたのも、哀しいかな、今は昔、である。
余談ではあるが、悔しいことに息子はフサフサクルンクルンまつ毛で、女子から羨ましがられているらしい(別に息子自慢ではありません。)。
当時、タキソテールによる別の副作用で爪の脱落等もあったので、皮膚科にもお世話になっていた。その時、先生に「まつ毛もなくなってしまってトホホです。乳がん治療で長かったまつ毛を失った奥様のために眼科医が発明した、というまつ毛美容液を買ってはみた(これは、モデルさんたち等も愛用していたらしい。)ものの、目の周りの粘膜が弱っていて、沁みてなかなか付けることも出来ず・・・」と相談したところ、先生から今回の記事で紹介された薬の話が出たのだ。「緑内障の目薬を点けている男性がまつ毛がフサフサになって困っている。」と。
うーん、世の中はかくも上手くいかないものだ。まつ毛フサフサになりたい女性と、あまりフサフサにはなってほしくない男性と。このとき先生からは、もし嫌でなければ、右目に(緑内障の)目薬、左目に美容液を塗布して、比べた結果を見せてほしいと言われたのだった。
結局、緑内障でもないのにまつ毛を生やすためにだけ治療薬を塗るのもなあ、と思って先生のプライベート実験には参加せずに終わったのだけれど、処方して頂いた手前、いまだに捨てることが出来ず、消費期限の過ぎた(であろう)目薬が家の中に多分転がっているかと思う。
その後、脱毛系ではないものの、やはり抗がん剤や分子標的薬を使っている所為か、皮膚も粘膜系もすっかり弱くなってしまい、大枚はたいて買った美容液もそれっきり、である。
そして今回のこの記事を見て、やはりそうでしたか、という感じだ。
この貧弱なまつ毛、命にはかかわらないとはいっても、やはり気になるし、哀しい。実際問題として目にゴミが入りやすいし、日差しもとても眩しく感じて沁みるのだ。次回、通院時にちょっと相談してみようかしら、と思う単純な私である。
全て失って見て初めて、人間の身体で無駄に生えている毛は一本もないな、と実感する。
さて、実家に一泊して帰宅した息子だが、明日は高校の文化祭でOBとして初の打ち上げ参加予定だそうだ。金曜日から大学の後期授業が開始するので、明後日は早くも京都へ帰っていく。
今日は自宅で摂る最後の夕食である。
※ ※ ※(転載開始)
まつ毛フサフサ?国内初の薬 緑内障治療薬で「副作用」(2014年9月21日7時45分)
まつ毛の本数が少ない、短い、と悩んでいる人向けの薬が29日、発売される。緑内障の治療薬を使っている人は、まつげがフサフサしているという「副作用」に注目し開発された。まつ毛に人工毛を接着するエクステンションのトラブルが問題となる中、医師の処方による「目力アップ」が可能になるかもしれない。
製品名は「グラッシュビスタ」。今年3月、日本初のまつ毛貧毛症治療薬として、厚生労働省から製造販売承認を受けた。成分は緑内障の点眼薬と一緒で、1日1回、寝る前に上まつ毛の生え際に塗る。自由診療のため各医療機関で異なるが、70日分が1万~数万円で販売される見込みだ。
約170人を対象に行われた臨床試験では、薬を4カ月間使うと、約8割の人が「長さ」「太さ」「濃さ」などの印象度が改善したという。副作用には結膜の充血などがある。
まつ毛のエクステは手軽に受けられる一方、国民生活センターにはアレルギーやかぶれなど、年間100件前後の相談が寄せられている。東邦大学医療センター大橋病院(東京都目黒区)の富田剛司教授は「元々点眼する薬なので、エクステに比べれば目への障害は少ないのではないか」と話している。(岡崎明子)
(転載終了)※ ※ ※
6年前のタキソテール投与の副作用で、それは見事に脱毛し、眉毛もまつ毛も殆どなくなってしまったのは、このブログで何度も書いたとおりである。その後、2年前のEC投与でも再び脱毛したけれど、タキソテール程ツルツルにはならなかったように思う。
髪の毛は質が変わったとはいえ、2度の完全脱毛にもめげず、無事に生え揃い、今ではかつらのお世話になることもなく、美容院に行く幸せも享受出来ている。一方、ゲジゲジ眉毛とフサフサまつ毛は、結局元通りにはならなかった。
眉毛は描けるけれど、まつ毛はそうもいかない。デリケートな目の周りにエクステや付けまつ毛を貼りつける元気は私にはない。とはいえ、どうしてもボヤーッとした印象は免れない。もちろん加齢現象もそれに拍車をかけているのだろうけれど、まつ毛がクルンクルンでフサフサしていたのも、哀しいかな、今は昔、である。
余談ではあるが、悔しいことに息子はフサフサクルンクルンまつ毛で、女子から羨ましがられているらしい(別に息子自慢ではありません。)。
当時、タキソテールによる別の副作用で爪の脱落等もあったので、皮膚科にもお世話になっていた。その時、先生に「まつ毛もなくなってしまってトホホです。乳がん治療で長かったまつ毛を失った奥様のために眼科医が発明した、というまつ毛美容液を買ってはみた(これは、モデルさんたち等も愛用していたらしい。)ものの、目の周りの粘膜が弱っていて、沁みてなかなか付けることも出来ず・・・」と相談したところ、先生から今回の記事で紹介された薬の話が出たのだ。「緑内障の目薬を点けている男性がまつ毛がフサフサになって困っている。」と。
うーん、世の中はかくも上手くいかないものだ。まつ毛フサフサになりたい女性と、あまりフサフサにはなってほしくない男性と。このとき先生からは、もし嫌でなければ、右目に(緑内障の)目薬、左目に美容液を塗布して、比べた結果を見せてほしいと言われたのだった。
結局、緑内障でもないのにまつ毛を生やすためにだけ治療薬を塗るのもなあ、と思って先生のプライベート実験には参加せずに終わったのだけれど、処方して頂いた手前、いまだに捨てることが出来ず、消費期限の過ぎた(であろう)目薬が家の中に多分転がっているかと思う。
その後、脱毛系ではないものの、やはり抗がん剤や分子標的薬を使っている所為か、皮膚も粘膜系もすっかり弱くなってしまい、大枚はたいて買った美容液もそれっきり、である。
そして今回のこの記事を見て、やはりそうでしたか、という感じだ。
この貧弱なまつ毛、命にはかかわらないとはいっても、やはり気になるし、哀しい。実際問題として目にゴミが入りやすいし、日差しもとても眩しく感じて沁みるのだ。次回、通院時にちょっと相談してみようかしら、と思う単純な私である。
全て失って見て初めて、人間の身体で無駄に生えている毛は一本もないな、と実感する。
さて、実家に一泊して帰宅した息子だが、明日は高校の文化祭でOBとして初の打ち上げ参加予定だそうだ。金曜日から大学の後期授業が開始するので、明後日は早くも京都へ帰っていく。
今日は自宅で摂る最後の夕食である。