ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2014.9.13 旅行2日目、全力投球あれもこれも、コテコテ大盛り大阪満喫!

2014-09-13 23:28:31 | 
 昨夜2人はコテンと寝てしまった。私はいつも通り一番最後。そして、今朝は目覚ましに起こしてもらい、いつものように浴槽足湯。今日は順番で2人もお相伴。

 朝、7時のニュースを見ていきなりびっくり。女性アナウンサーが私の持っているワンピースと全く同じものを着ている。しかも、そのワンピースを今回の旅行に持ってきているのだ。思わずクローゼットから取り出して、TVの画面と一緒に写真を撮るという馬鹿なことから始まった平和な休日である。

 今日は一日周遊券で朝から精力的に回るため、ホテルビュッフェは明朝の愉しみに残しておくことに。今朝は久しぶりにファストフードで簡単に済ませる。
 地下鉄で隣の駅まで移動して、まずは大阪の方たちの心のシンボルであるという“なにわのエッフェル塔”通天閣へ向かう。ジャンジャン横丁はまだ朝早いというのに、既にジョッキ片手のお客さんで賑わっている。息子はいきなり懐かしい“電車でGO”を見つけてゲームセンターに。幸福の神様、ビリケンさんはあちこちに鎮座ましましているし、ドヴォルザークも真っ青になりそうなコテコテの“新世界”パワーに朝から圧倒される。
 エレベーターで黄金の展望台に上ると、通天閣の守り神であるビリケン神殿には金髪の3代目ビリケン様が。ここでは3人でしっかり足裏をタッチしながら記念撮影。下の階には100年前のこの界隈ジオラマや当時の写真等が展示され、ノスタルジー溢れる雰囲気をすっかり堪能する。

 その後、夫のリクエストで通天閣の近くにある「澤野工房」という履物店兼業のJAZZのCD販売店に。ここは夫が以前2度訪れたにもかかわらず、ご主人に会うことの出来なかったお店。やっとご主人と対面が叶い、記念にJAZZのCDをゲット。3度目の正直で東京から来ました、と言うと、ご主人も喜んで握手してツーショットに納まってくださる。夫は感激して心なしかうるうるしている。何でも、履物店のご主人が、ヨーロッパのJAZZに入れ込み、趣味が高じて自らが輸入発売元となって日本中にヨーロッパのJAZZを広めたという、JAZZキチの間では伝説的な方らしい。2日遅れの良い誕生日プレゼントだったね、と息子と私も一緒に幸せな気持ちになった。

 次なる目的地は、来年で100周年を迎える天王寺動物園。家族揃って動物園を訪れるのは10年以上ぶりではないか。都会の動物園ではあるけれど、200種もの動物が飼育されているという。生息地の景観を再現した展示で、見応えたっぷり。ちびっこ連れの沢山の家族を見ながら、ここでもまた懐しい気持ちになり、いつの間にか笑顔になっている。オオカミたちの遠吠えを聞いて圧倒されたり、やる気なさそうに寝ているライオンやらレッサーパンダやら、象やキリンなどなど、久しぶりに沢山の動物たちに会うことが出来てなんだかとても癒されてしまった。

 今度は地下鉄と東京の「ゆりかもめ」のようなニュートラムを乗り継いでウオーター・フロントへ移動。青い空、青い海、晴天の日に訪れる海は最高だ。コロンブスがアメリカ上陸に使ったサンタマリア号を約2倍サイズで復元したという観光船で、大阪港を45分間デイクルーズ。お天気が良く、海風も気持ち良いけれど、陽射しの強さに辟易して、後半は船内に入って、軽く昼食を摂る。
 下船後は高さ112.5m、世界最大級の大観覧車に。ここでも乗り込む前に3人で記念撮影。明石海峡大橋まで一望することが出来て、ラッキーだ。USJに出来たばかりのホグワーツ城まで見下ろせてしまう。
 さらには、横浜みなとみらいのシーバスのような旅客船・キャプテンラインに乗り込んで、ユニバーサルシティポート迄移動。さすがに大分疲れてきて、ちょっと座るとすぐに眠くなってしまう。僅か15分の船旅である。
 ちょうど10年近く前にUSJを訪れた時に宿泊したホテルの前が下船場所。懐かしく思い出しながら、JRで大阪城方面へ移動。滑り込んできた電車は奇しくもハリー・ポッターのラッピング電車。思わず行ってみたくなってしまう。息子は来月、先輩たちと訪れるとのこと、何とも羨ましいことだ。

 
 国内外からの多くの観光客で溢れている観光スポット大阪城。青空のもと、天守閣が見事にそびえている。5階まではエレベーターに乗る。が、最上階までは階段で行くしかない。足腰が強くなくてはとても観光は出来ない、と改めて実感する。とにかく、なんとかかんとか登り切ったけれど、もう疲労がピークだ。各階の展示を見る元気すらなく、ひたすら素通りして降りてくるだけの体たらく。見学した感想が「よく作ったね~」というのだから、我ながらなんとも情けないことだ。前回2人が訪れた時は、兜や陣羽織の試着体験もしたそうだが、今回はその元気もなく、素通り。とにかくお茶をして休憩したい、とお城を後に急ぐ。

 時間があれば歴史博物館も見たかったけれど、既にクローズの時間になってしまった。近くにあるNHK1階のカフェで水分と甘味補給。態勢を立て直し、今度はキタへ向かい、直径75mのお洒落な真っ赤な観覧車「HEP FIVE」に乗る。ちょうど夕暮れ時にあたり、暮れなずむ都会のど真ん中をまたも空中散歩。最上部は地上106m。高い所があまり得意でない夫ではあるが、今日はひたすら高い所ばかりでちょっと気の毒だったか。

 いったいどれだけ遊んだら気が済むやら、であるけれど、〆はとんぼりリバークルーズ。街がひとつのテーマパークのような道頓堀を、賑やかなガイドさんに引き連れられて巡るリバークルーズ。乗り込む前にはアツアツのタコ焼きを立ち食いするが、さすがに美味しい。乗客は韓国、香港、台湾、中国と国際色豊か。ガイドさんも日本語と英語で忙しいことこの上ない。20分のクルーズはあっという間だったが、最後に相応しいエンターテイメントだった。

 そして、息子のリクエストで、元阪神タイガースの金本知憲選手がプロデュースする鉄板焼きのお店に入る。お好み焼きや焼きそば、串焼き、串揚げといういかにも大阪らしい夕食になった。が、混雑していてキッチンはオーバーフロー状態。30分以上経っても食事が出てこない。さすがに疲労困憊して、途中で寝落ちしそうになる。なんとか食事を終えて、再び地下鉄に乗ってなんとかホテル迄戻ってきた。

 朝ホテルを出てから戻るまで実に12時間以上。よく歩いて、よく遊んだ。さすがの息子も部屋に戻るや否やキューバタンである。それにしても、一応病人の私もよく頑張ったものだ。

 明日は奈良へ移動する。少しのんびり寝坊をして疲れをとっておかなければ・・・。

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