先週のカドサイラ(T-DM)第1回投与に続き、4週連続の通院である。
昨夜も胸痛で、早目にベッドに入ったものの、夜中にお手洗に起きたことをきっかけに結局そのまま眠れずじまい。寝不足でヨレヨレ、困ったものだ。
昨夜から降り続いていた雨も出かける時には止んでくれて有難い。予報では19度まで気温が上がり、日中はコートが邪魔になるだろうとのこと。暖かくなるのは嬉しいけれど、日々の気温差に体調を合わせるのが大変である。
先月末、利用している私鉄のダイヤ改正があり、JRとの乗り継ぎ時間が短くなったが、最寄駅でも乗換駅でも電車は順調。予定した始発電車にしっかり座れた。今日のお伴の1冊目は、長尾和宏先生の「『医療否定本』に殺されないための48の真実」(扶桑社文庫)。朝日新聞医療サイトアピタルの連載で先生の文章には馴染んでいるが、ごくごく読み易くスイスイ読み進める。
病院到着後、自動再来受付機前ではそれほど待たずにIDカードを通す。まずは採血受付へ。月初めなので混雑を覚悟していたが、待合椅子はそれほどの混雑ではない。電光掲示板も7分待ちと出ていたが、10分ほどで順番を呼ばれる。前回と同じ女性技師さんだったが、今日は刺す時も抜く時もそれなりの痛み。こちらの血管の状況やちょっとした針の角度で全く違うのだから本当に不思議だ。いつもどおり3本の採取の後、先週からバイアスピリンを飲み出したことをお話しし、しっかり止血バンドをしてもらって腫瘍内科受付へ移動する。
ほどなくして1冊目が読み終わり、2冊目は酒井順子さんの「もう、忘れたの?」(講談社文庫)。相変わらずテンポの良い酒井節で、これまたするすると頁を繰ってはニヤニヤ。
待ち時間に自動血圧測定機で計測した結果は115-72、脈拍は69。私にしては高めである。「中待合へどうぞ」の番号が点滅するまで、たっぷり一時間待った。中待合に入ってからも読書を続けていると、いつもどおり40分ほどで先生が診察室からお顔を出された。今日は病院に入ってから、先生のお顔を見るまでに2時間弱だ。
「さて投与後1週間、どうでしたか。」と訊かれ、「熱は出ませんでしたが、思いのほかだるくて、頭が痛くて・・・。」と応じ、ノートを見ながら翌日から日曜日にかけてのだるさと頭痛、月曜日から圧痛鈍痛に加え、突き刺すような胸痛があり、今日もまだ続いていること、生唾が出て食後に特に気持ちが悪いことなどをお話しする。歯茎からの出血はなかったこともご報告。診察室での検温は6度4分。
先生からは「(カドサイラで)しんどいと言った人は初めてですね。」と言われる。(そ、そうなんだ)とちょっとたじろぐ。確かに先生から「皆さん(カドサイラは)身体が楽だと言っています」と伺っていたので、副作用はない筈と高を括っていたせいかもしれない。「もちろん、タキソテール等の抗がん剤に比べればこれしきの副作用、比ではないのですが」と補足する。「まあ、分子標的薬では副作用が強い人は効いているということですから」と慰めて頂く。「初回はハーセプチンが多いので、次回からは量が減ってどうか、ということですね。」とのこと。採血の結果、白血球は3,400。26万以上あった血小板が11万になっている(正常値15万~35万)こと、その他今まで正常値だった肝臓関係の値が軒並み赤字のHIになっている(ALT23→69、AST19→45:各々30以下が正常値)というが、それは予想通りとのこと。それにしても、実に予想通り分かり易く反応するわが身体、である。今後は投与前のチェックでよほど(血小板値が)低くなったり、(肝機能数値が)高くなっていなければ、投与1週間後に改めて採血はしない予定だそうだ。
次回は2週間後、腫瘍マーカー測定も含む採血の後、第2回目のカドサイラ(T-DM1)投与と(これまで5週間毎だったが、変則で)4週間目のランマーク注射の予約が入った。その後は、ランマークを6週間毎にして3週間毎のカドサイラ(T-DM1)の投与と合わせて良いとのこと。有難いことだ。ずっと5週間でずれていくと俄然通院日が増えてしまう。
そして、今までとは違う胸痛について、「薬が効いているということなのでしょうか」と問うと、「期待しましょう」とのこと。「いずれにせよ、あの酷い痛みが今後も続くのであれば、ちょっと辛いので、ロキソニンで効かない時に備えてレスキューで何か薬を頂けないでしょうか」とお願いしたところ、コデインが良いと思う、とのこと。
市販の咳止めではあるが、肝臓で代謝されてモルヒネになるそうだ。そのため、麻薬処方箋もなく使えるとのこと。ロキソニンでダメな時に頓服するように、とのこと。「副作用で便秘になるかもしれないけれど、今はお腹が緩そうなのでちょうどいいかもしれませんね」と言われる。なるほど、タイケルブの後遺症はまだまだ尾を引いているので、本当にそうなってくれれば有難いのだけれど。
ということで、ご挨拶して診察室を後にし、夫やお友達に報告をしながら会計を待つ。
今日は採血と診察だけなので、3,000円でお釣りがくる。外に出ると、まだ風があるが、随分気温が上がってきている。薬局へ移動すると座る椅子がないほど混雑を極めている。受付では申し訳なさそうに「30分以上はお待たせすると思います」と言われる。結局、今日もあれこれ抜かされて1時間の待ち時間になった。薬剤師さんから「今日は咳止め(コデイン)が出ていますが・・・」と問われ、「ロキソニン上乗せの痛み止めです」と状況をお話しする。昔からあるお薬だそうで、こちらも漢方や他の薬も2週間分含めて2,000円でお釣りが来て、びっくり。
本日の病院と薬局の滞在時間は合わせて4時間ちょっと。駅ビルでゆっくりランチをし、2冊目も読み終わる。
本当にポカポカと暖かい。まだまだ日が高いうちに帰宅することが出来てほっとした。あと2日、ロキソニンとコデインで痛みがうまくコントロール出来ますように。
昨夜も胸痛で、早目にベッドに入ったものの、夜中にお手洗に起きたことをきっかけに結局そのまま眠れずじまい。寝不足でヨレヨレ、困ったものだ。
昨夜から降り続いていた雨も出かける時には止んでくれて有難い。予報では19度まで気温が上がり、日中はコートが邪魔になるだろうとのこと。暖かくなるのは嬉しいけれど、日々の気温差に体調を合わせるのが大変である。
先月末、利用している私鉄のダイヤ改正があり、JRとの乗り継ぎ時間が短くなったが、最寄駅でも乗換駅でも電車は順調。予定した始発電車にしっかり座れた。今日のお伴の1冊目は、長尾和宏先生の「『医療否定本』に殺されないための48の真実」(扶桑社文庫)。朝日新聞医療サイトアピタルの連載で先生の文章には馴染んでいるが、ごくごく読み易くスイスイ読み進める。
病院到着後、自動再来受付機前ではそれほど待たずにIDカードを通す。まずは採血受付へ。月初めなので混雑を覚悟していたが、待合椅子はそれほどの混雑ではない。電光掲示板も7分待ちと出ていたが、10分ほどで順番を呼ばれる。前回と同じ女性技師さんだったが、今日は刺す時も抜く時もそれなりの痛み。こちらの血管の状況やちょっとした針の角度で全く違うのだから本当に不思議だ。いつもどおり3本の採取の後、先週からバイアスピリンを飲み出したことをお話しし、しっかり止血バンドをしてもらって腫瘍内科受付へ移動する。
ほどなくして1冊目が読み終わり、2冊目は酒井順子さんの「もう、忘れたの?」(講談社文庫)。相変わらずテンポの良い酒井節で、これまたするすると頁を繰ってはニヤニヤ。
待ち時間に自動血圧測定機で計測した結果は115-72、脈拍は69。私にしては高めである。「中待合へどうぞ」の番号が点滅するまで、たっぷり一時間待った。中待合に入ってからも読書を続けていると、いつもどおり40分ほどで先生が診察室からお顔を出された。今日は病院に入ってから、先生のお顔を見るまでに2時間弱だ。
「さて投与後1週間、どうでしたか。」と訊かれ、「熱は出ませんでしたが、思いのほかだるくて、頭が痛くて・・・。」と応じ、ノートを見ながら翌日から日曜日にかけてのだるさと頭痛、月曜日から圧痛鈍痛に加え、突き刺すような胸痛があり、今日もまだ続いていること、生唾が出て食後に特に気持ちが悪いことなどをお話しする。歯茎からの出血はなかったこともご報告。診察室での検温は6度4分。
先生からは「(カドサイラで)しんどいと言った人は初めてですね。」と言われる。(そ、そうなんだ)とちょっとたじろぐ。確かに先生から「皆さん(カドサイラは)身体が楽だと言っています」と伺っていたので、副作用はない筈と高を括っていたせいかもしれない。「もちろん、タキソテール等の抗がん剤に比べればこれしきの副作用、比ではないのですが」と補足する。「まあ、分子標的薬では副作用が強い人は効いているということですから」と慰めて頂く。「初回はハーセプチンが多いので、次回からは量が減ってどうか、ということですね。」とのこと。採血の結果、白血球は3,400。26万以上あった血小板が11万になっている(正常値15万~35万)こと、その他今まで正常値だった肝臓関係の値が軒並み赤字のHIになっている(ALT23→69、AST19→45:各々30以下が正常値)というが、それは予想通りとのこと。それにしても、実に予想通り分かり易く反応するわが身体、である。今後は投与前のチェックでよほど(血小板値が)低くなったり、(肝機能数値が)高くなっていなければ、投与1週間後に改めて採血はしない予定だそうだ。
次回は2週間後、腫瘍マーカー測定も含む採血の後、第2回目のカドサイラ(T-DM1)投与と(これまで5週間毎だったが、変則で)4週間目のランマーク注射の予約が入った。その後は、ランマークを6週間毎にして3週間毎のカドサイラ(T-DM1)の投与と合わせて良いとのこと。有難いことだ。ずっと5週間でずれていくと俄然通院日が増えてしまう。
そして、今までとは違う胸痛について、「薬が効いているということなのでしょうか」と問うと、「期待しましょう」とのこと。「いずれにせよ、あの酷い痛みが今後も続くのであれば、ちょっと辛いので、ロキソニンで効かない時に備えてレスキューで何か薬を頂けないでしょうか」とお願いしたところ、コデインが良いと思う、とのこと。
市販の咳止めではあるが、肝臓で代謝されてモルヒネになるそうだ。そのため、麻薬処方箋もなく使えるとのこと。ロキソニンでダメな時に頓服するように、とのこと。「副作用で便秘になるかもしれないけれど、今はお腹が緩そうなのでちょうどいいかもしれませんね」と言われる。なるほど、タイケルブの後遺症はまだまだ尾を引いているので、本当にそうなってくれれば有難いのだけれど。
ということで、ご挨拶して診察室を後にし、夫やお友達に報告をしながら会計を待つ。
今日は採血と診察だけなので、3,000円でお釣りがくる。外に出ると、まだ風があるが、随分気温が上がってきている。薬局へ移動すると座る椅子がないほど混雑を極めている。受付では申し訳なさそうに「30分以上はお待たせすると思います」と言われる。結局、今日もあれこれ抜かされて1時間の待ち時間になった。薬剤師さんから「今日は咳止め(コデイン)が出ていますが・・・」と問われ、「ロキソニン上乗せの痛み止めです」と状況をお話しする。昔からあるお薬だそうで、こちらも漢方や他の薬も2週間分含めて2,000円でお釣りが来て、びっくり。
本日の病院と薬局の滞在時間は合わせて4時間ちょっと。駅ビルでゆっくりランチをし、2冊目も読み終わる。
本当にポカポカと暖かい。まだまだ日が高いうちに帰宅することが出来てほっとした。あと2日、ロキソニンとコデインで痛みがうまくコントロール出来ますように。