昨夜は前夜の二の舞だけは避けようと、とりあえず12時前にベッドに入った。就寝前に赤いドリンクヨーグルトを飲んだら気持ち悪い。どちらを向いてもどちらに寝返りを打っても。ミントスプレーを撒いても。
それでもいつの間にか眠れたようだ。
ウィークデーの起床時間に目が覚めてお手洗いに起きる。ベッドに戻るとすぐに腹痛。そういえば昨日はお通じがなかったけれど、今朝も腸が動いたのはその時だけ。腹痛だけが続いて便秘状態である。
日曜日仕様のアラームが鳴った後、ノロノロしていたらいつの間にか1時間以上経ってしまった。夫が「まだ寝ているの?」と様子を見に来たけれど、午前中に宅配が来るのでそれまでは寝ていることにする。
すると10分ほどして待っていた荷物が届き、中身が見たかったのでのそのそ起きた。夫が頂いたカタログギフトから頼んだ某スープ専門店の冷凍スープとパンのセット。これなら具合が悪くても食べられるかもしれないと思ってのチョイスだ。
冷凍庫に収めてから朝食。ピンクグレープフルーツジュースでナウゼリンを飲んでから、小さなパンケーキを1枚と夏みかん、清見オレンジを1房、とちおとめ半粒、アンデスメロン一かけ。今朝はグラス半分だけメロンミルクスムージーを飲めた。
普段は好きなフレーバーティを淹れてもらったけれど、味が当てられなかった。お腹はぐるんぐるんして生唾が出る。空腹を感じないし、味がわからない。それなのに、匂いだけは敏感で、食後のエルカルチンを口元に近づけただけでまたオエっと吐き気が酷くなる。
食後はただひたすらダラダラ、ダラダラ。横になったままリビングでビデオやテレビを流し、動くのはお手洗いに立つ時だけのしょうもない生活。
ただ横になっているだけなのに、夕方近くなっていきなり空腹で胃が痛くなった。ドラマでミートソースを食べているのを見て、発作的にレンチンボロネーゼパスタを頂いた。夫は傍らでお蕎麦を茹でておろしそばにしていた。昨夜、うどんのお供に玉子焼きを焼いて大根おろしを添えてくれたけれど、その大根がびっくりするほど辛かったのを思い出した。
一昨日の在宅勤務日から丸3日間籠城蟄居。またしても靴も履かない、外にも出ない治療後の週末だ。スマホを見たら今日は25歩だそうだ。寝室からリビングの往復だけということか。
関西が早くも梅雨入りと驚いていたら、とうとう今日は東海地方まで梅雨入りだという。5月半ばだというのに。例年より3週間も早いらしい。
夕方にはこちらでも雨が降って気温が下がってきた。明日からもお天気が悪いという。
少し気分転換をしたいと思っても、そもそも身体は思うように動かないし、アウトレットモールも映画館もどこもクローズだ。とにかく今月一杯の緊急事態宣言中はステイホーム、家にいるしかない。さすがの夫も、いつ雨が降り出すかわからないからと買い出しを諦めて1日家にいた。
撮り溜めたドラマを只々飛ばし見していたら、早くもサザエさん症候群の時間だ。夕方近くに遅い昼食だったので、そうそう空腹にはならない。お腹が空いて胃が痛いけれど、食べたら食べたで吐き気がまとわりついて離れない。
何か一つ動作を始めるのがとても億劫で、花瓶の始末や水切り等をするのも一苦労だ。
結局掃除はパス。明日が休務日の夫が掃除機をかけてくれるというのでお任せすることにした。一昨日・昨日と洗濯機は廻したけれど、3日間で出来た家事といえば初日の夕食の支度とレンジ周りの掃除、昨日今日の洗い物とお風呂掃除だけ。
何もしなくても1日は過ぎるのだ、と深いため息が漏れる。
横になっているかウトウトしているしかない日曜日。母は明日がコロナワクチン接種の初回予約日だ。ご機嫌伺いのDuo通話をしたら、今はそのことで頭が一杯で、と言っていた。いつものクリニックで慣れた先生に打って頂けるのだから、安心だろうと思うのだけれど、どこまで気が小さいことか。
夕食は予定通り今朝届いた野菜と岩塩のスープと石窯パン。冷凍唐揚げをチンしてレモン汁漬けにして。夫は自分で肉を焼いたりして別メニュー。
そしてまた新しい1週間が始まる。明日は仕事だ。避けたいと思いつつも避けられない籠城蟄居の週末。またふわふわと頼りない足を必死に持ち上げながらの出勤になる。
とにかくこの体調不良が収まって復調してくる兆しを感じるまでのあと数日は、ひたすら辛抱(タパス)あるのみなのである。