ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2021.5.23-25 エンハーツ15クール目さらに減量11回目投与後11-13日目 徒然に思うこと

2021-05-25 20:42:58 | 日記
 日曜日。
 珍しく何の予定もない。朝のうちに洗濯を済ませてからは、夕方まで夫と2人、それぞれ思い思いに過ごした。夕方お散歩がてら一緒に駅前まで行ったけれど、特に収穫はなかった。緊急事態宣言下の日曜日とはいえ、それなりの人出だ。

 夫がカフェでお茶をご馳走してくれたので有難く頂き、夫とはそこで別れてそのままA先生のアロマビューティヨガのクラスに参加した。4週目にして今月初めての参加、アロマはリンデン(菩提樹)だった。甘く優しい香りに癒された。人気なのか6割定員36名のところ30名以上の参加者で、空いているマットを探すのが大変なくらい。

 スタジオを出る時に日傘が傘立てにないことに気づいた。慌ててカフェに戻ってみたら短縮営業でもうクローズしていた。ヨガクラスの直前、お手洗いに寄ったので、もしかしたらそこに忘れたのか、と気づいたのは家にほど近くなってから。
 帰宅後、念のためカフェに電話をしたけれどさすがに出なかった。ビルの代表電話にかけたら拾得物係に回してくれて、現状では届いていないけれど、届いたら連絡します、ということになった。テナントで見つかった物は全てこちらに集約することになっているという。

 この日傘はいつか車内にも置き忘れしたことがあるが、捜索の結果、戻ってきたという曰く付きのものである。まあ、このご時世、誰が使ったか分からない傘を持ち帰ったりする人はいないだろう、とあまり心配せずに休んだ。

 月曜日。5月最終週がスタートした。
 就寝前に口内炎の塗り薬を塗って眠ると、翌朝、割と痛みが落ち着いている。薬の効果に加えて飲み食いをしないし口も動かさないから、である。ただ、一旦起きて歯磨きをし(歯磨き粉が沁みて、歯ブラシが当たる刺激)、朝食を摂って(食べ物が当たり、沁みる刺激)、普通に話をする(舌が歯に当たる刺激)と、やはりまだまだ痛む。後は時薬しかないのだけれど。

 夫は休務日。私は通常出勤である。お天気はぱっとしないが蒸し暑くなるという。昼までには、置き忘れた日傘が見つかったという連絡がない旨夫からのLINEで知る。
 昼休みに、ダメ元で件のカフェに行ったところ、日傘、と一言言っただけで、すぐに「預かっています」とバックヤードから出してきてくれた。

 お礼を言って奪還した旨夫に連絡してから、急ぎランチをかきこんで仕事に戻った。やはりこの傘、私のところに戻って来ることになっているのね、と一人でニヤニヤする。
 いや、そもそも何度も置き忘れすること自体忘れ物大王とそのジュニアを笑えないことになっているのだけれど。トホホ。

 勤務終了後はT先生のビューティヨガのクラスに参加した。20名ほど。肩周り股関節周りを重点的に動かし、たっぷり汗をかいてスッキリした。
 帰宅後は夫が用意してくれた夕食を有難く頂く。日中家に誰かがいてくれるということは本当に凄いことだなあと改めて思う。

 今月2回目のお花が届いていた。この季節だけのお楽しみ、プレミアムな芍薬である。白、淡いピンク、濃いピンクの今にも開きそうな蕾の芍薬が5本、淡いブルーのデルフィニウム、ソリダコ、ニューサイランの葉が1本ずつ。花言葉はそれぞれ「はじらい」、「生命」、「振り向いて」、「素直」だという。早速花瓶に活けて玄関に飾った。なんともゴージャスな様相。

 火曜日。在宅勤務。気持ちの良い青空が広がった。
 夫を送り出し、勤務開始前までに2回洗濯機を廻してベランダ一杯に干し上げる。ニット類はいよいよ最後の洗濯となりそうだ。クリーニングに出した方がいいかなと思うようなものまでデリケートモードで洗ってしまったけれど、何ともなかった。

 乾いたニット類を片付けながら、今年はコロナ禍で袖を通すチャンスがなかった衣類が多かったと思う。ついついポチっとネットショッピングをして、買って届いただけで満足してしまったものも少なくない。来年着るだろうと思わずに、思い切って断捨離した方が良いのかもしれない。

 昨夜は蕾だった芍薬があっという間に花開きだした。まるでペーパークラフトのように薄い花びらから甘い良い香りが広がり、なんとなく笑顔になる。
 口内炎発症からそろそろ1週間になる。あと1週間すればまた治療日だからそれまでに何とか完治していてほしいものだけれど。

 緊急事態宣言は来月20日まで再々延長の様相を呈してきた。一方、オリンピックは“犠牲を払ってでも”(誰の犠牲なのか、何の犠牲なのか定かでないが)やらない選択肢はないらしい。
そもそもの目的だった復興五輪はどこへやら、おもてなしも十分に出来ず殆ど何の意味もないオリンピックと化しているのではないか。この状況での強行開催に一体どんな意味があるのだろう。
 ない頭で考えてもどうにも見つからない答えに日に日に暗澹たる思いが強くなっている。
コメント
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