ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2021.5.26エンハーツ15クール目さらに減量5回目投与後2週間目のこと 4か月ぶり造影CT検査~頸部から骨盤

2021-05-26 22:01:55 | 治療日記
 今日は午前中通常勤務。午後から休暇を取って、エンハーツ効果測定のための第3回目の造影CT検査だ。初回は3クール終了後、2回目の前回は9クール終わったところだった。それからまた6クール投与した。3クールまでは規定通りの5.4㎎/kg。4クール目は4.4㎎/kgと減らし、5クール目から2週間前の15クール目まではさらに3.2㎎/kgと減量して続けてきている。
 果たして減量を続けていてもしっかり奏功してくれているのか。間質性肺炎等の副作用は出現していないのか、ということだ。

 前回は投与後1週間での検査だったので、病院へ往復するのが体力的に結構辛かったけれど、今回は口内炎が若干気になる以外はほぼ元気になっている。
 昨年秋以降、一時は息切れ、咳、胸痛からもほぼ解放された。ただ寒い時期、雨の時期には胸痛が頭を擡げてくるし、マスクをすれば坂道でも階段でもどこでもかなり息苦しい。
 まったくの寛解は望み過ぎだとしても、投与後10日間は副作用で苦しんでも、後半の11日はほぼ何の制限もなく動き回れるという今のこの体調が続くのなら、本当に有難いことだと思っている。

 午前中の仕事を片づけ、昼食抜きで病院に向かった。2週間ぶりの乗換えありの長距離電車移動だ。昨日あたりまでは便秘気味だったけれど、今朝はほぼ快調になったので、電車に乗るのもそれほどストレスではない。一週間前なら酷い下痢で大変だった。

 今日も着替えをしないでいいようにブラトップ、ボタン等がないかぶりのプレーンなブラウスにストンとしたジャンバースカートにした。手指の痺れや痛みもあるから、装飾物の類も一切なし。着替えなしで、荷物をロッカーに入れたらそのままCT装置に寝っ転がれる。
 病院滞在時間は短縮、糊のきいた検査着を汚すこともなく一挙両得。いつも通りである。
 予定通りの電車に乗ってスムーズに移動。

 日中の快速電車は空いている。今日のお供は川上未映子さんの「ウイステリアと三人の女たち」(新潮文庫)。表題作を含む4編の短編集だ。本を読んでいるとあっという間に病院最寄り駅に到着。
 予約時間の20分ほど前に病院に入った。自動再来受付機は待つことなくすんなり。エスカレーターで2階の放射線受付へ向かう。待合椅子に座っている方は2人。混んではいないので、直ぐに呼ばれる。

 殆ど待たずに受付が済み、CT準備室の前廊下へ移動した。ここでも2人待っていたが、全然動いていなかった。途中、ベッドや車椅子に乗った入院患者さんがいらっしゃったと思ったら、そちらに先を越され、なかなか呼ばれない。
 ようやく準備室で名前を呼ばれたのはもう予約時間をかなり過ぎてからだった。こんなに待つのも久しぶりだ。荷物をロッカーに預けて、造影剤注入のためルート確保の針刺し。造影剤用の針は太くて採血の時よりも痛いけれど、今日の看護師Fさんはお上手でそれほど痛まなかった。

 10mlの生食入りシリンジを渡され、準備万端となったが、その後全く呼ばれず。スムーズにいけばもう検査が終了して病院を出ても良いくらいの時間にようやく呼んで頂けた。
 ベッドに寝て顎を上げ加減にして万歳の姿勢をとり、最初は造影剤なし、次に造影剤を入れて、2回の撮影。この流れはもうお馴染みで、始まったら所要時間は10分とかからない。
 造影剤が注入されるや否や、薬液の匂いがツーンと鼻を突くし、味覚にも嫌な後味が残る刺激があって、口の中が気持ち悪い。血流と共に瞬く間に造影剤が体中を駆け巡り、体の芯までカーッっと熱くなってじーんと痺れる感じ。

 「息を吸って。止めて下さい・・・。」を繰り返して終了。看護師さんから針を抜いてもらい「止血しますので、外廊下でお待ちください。」と言われ、ロッカーから荷物を出して廊下で待つ。時間が来て外して頂き、無事終了。放射線受付に戻ってファイルを戻し、会計へどうぞと言われる。

 1階の会計に向かうと、待合椅子はかなり混んでいたが、10分ほどの待ち時間で済んだ。自動支払機で8,000円弱カード支払。本日の病院滞在時間は1時間半弱だった。ランチタイム終了ギリギリである。

 外に出ると、陽射しが強く汗ばむほど。2週間前に続き、またタイ&インドレストランに。前回はパッタイとグリーンカレーだったけれど、今日はまだ口の中が本調子ではないので、マイルドなクイッティアオ(米粉麺)とガパオライスにした。
 もう遅かったので食事中なのは2組だけ。私が入ると、ランチメニューを片付けていた。文字通り最後の客となった。4人テーブルを1人で広々使わせて頂く。造影剤を使った後は水分を心して摂るように言われるので、それに従い、アイスチャイを氷なしでたっぷり。
 
 帰路の車内には下校中の高校生たちが沢山いたけれど、無事席を確保。読みかけだった文庫を読んだ。
 いつもより若干早く帰宅が叶った。生協のお届け物を取り入れて、一段落したところで夫が帰宅。明日は通常勤務である。
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