ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2022.1.3エンハーツ23クール目、さらに減量19回目投与後12日目のこと 三箇日最終日の過ごし方

2022-01-03 23:25:48 | 日記

 昨夜は、夫達の部屋でのミーティングを早めに解散して自室に戻った後、直ぐに浴槽にお湯を張って母を先に入浴させ、私もすぐに後に続いて、あっという間に眠りに落ちた。
 今朝、お手洗いに目覚めたのは5時前。既に6時間以上眠ったことになる。その後、母の寝息を聞きながら普段通りスマホの目覚ましが鳴る。初日の出は視られなかったが、窓を開けるとベイサイドに広がる水平線が朝焼けである。間もなく日の出、ということで母と一緒に刻々と登っていく太陽を拝んだ。

 スマホを見ると、2人からのLINEにはなんとあの後、駅前のラーメン屋さんまで〆のラーメンを食べに出た写真が届いていた。まあ夕食は早かったけれど、まさしくデブになるパターンではないか。ダイエットはどうなっているのやら・・・、である。

 母に足湯を勧め、その後私も続き、新年初回の朝ドラをBSで視てから階下のレストランへ。チェックインの時の「8時を超えると混雑します」のアドバイスに従って、8時前にしたのですいっと中に入れた。
 先に着いた方が場所取りする約束になっていて、奥の窓際の端の良い席を案内してもらうことができた。ラッキー。ほどなくして夫と息子がやってくる。母の分を一通り取ってから自分も分も。
 可愛い重箱に入った1人用のおせちやお雑煮もあり、さらにはオムレツやステーキも焼いてもらえる。男2人は朝からステーキ、である。

 母に取ってきた数々のお皿はちょっと多かったかなと思ったけれど、ほぼ完食していた。「一人の時はこんなに食べられない、皆と一緒だと不思議と頂ける。」というが、いやはや私より健啖家。立派の一言に尽きる。
 息子もダイエットは明日から再開するのだろうか、と思うほどまあよく食べる。すっかりお腹一杯になって部屋に戻る。見ればレストランの入り口は長蛇の列だった。

 14時迄レイトチェックアウトが出来た部屋に荷物を集め、2部屋分の支払いを済ませ、初詣はまだ、という母を連れて、近くの神社にいざ出発である。
 出かける前に母が部屋のお手洗いのドアに手を挟み、氷で冷やすというトラブルはあって肝を冷やしたけれど。

 当初はこの駅に近い神社に行くつもりだったけれど、山の上らしくタクシーも行きづらいようなので、諦めて隣駅まで移動し、駅徒歩5分という“がまんさま”で有名な菊名神社を目指す。住宅街の中に佇む静かな雰囲気の神社だけれど、千年以上の歴史を持つ由緒ある神社だという。
 昭和初期まで神明社(天照皇大神)、杉山神社(日本武尊)、浅間神社(木花咲耶姫命)、八幡神社(譽田別命)、阿府神社(武内宿禰命)の5社であったのが、合祀されて菊名神社と名前を改めたのだそう。

 神社のマスコットキャラクターになっている“がまんさま”は、手水鉢を支える鬼の石像のことで、寛政年間(1786~1801)に築かれたと伝えられているそうだ。長い年月苦難に耐え、同じ仕事に飽きる事なく手水鉢を支えるそのがまん強い姿から、人の道も努力・忍耐こそが開運を招く基であると論しているという。頭をなでると良いとあったので、しっかりなでなでしてきた。

 皆でお参りをした時、ちょうど拝殿内では巫女さんが2人で舞を舞っていた。天井を見上げれば、中心に「菊」の花を配し、四方には“がまんさま”によって守られる十二支の動物や植物の天井画が飾られており、とても美しかった。
 小さな神社なのであっという間に参拝が終わってしまう。ホテルを出てからまだ30分ほど。母がまだ歩けるというので、それではと再び電車に乗って、昨年のリベンジを果たすことにした。

 昨年、総持寺の最寄り駅で、息子が福袋を含む買い物袋を網棚に置いたまま電車を降り、慌ててそれを回収に行くという、忘れ物大王ジュニアあるあるトラブルのため、お寺への到着時間が遅くなって、結局、入り口までしか辿り着けず参拝が叶わなくなったのである。

 今日はまだ午前中だ。日差しもたっぷりで思ったより暖かく、参拝には有難い日和だ。総持寺の正式名は「諸嶽山總持寺」。その開創は、700年余もの昔に遡るそうだ。15万坪の寺域を有し、鉄筋製の大伽藍をはじめの多くの諸堂が建てられている。仏殿は耐震工事のため見学が叶わなかったけれど、4人揃ってしっかりお詣りをすることが出来て、去年からの宿題をやり終えることが出来た。
 それにしても、神社とお寺の梯子とはいかにも日本人だなあ、と苦笑する。

 再びお寺の最寄り駅まで戻り、ホテル駅まで移動。朝は相当しっかり頂いたけれど、お昼を頂くのによい時間である。昨日予めチェックしたところ、私のお気に入りのタイ・インドレストランが今日から営業ということで、迷わずゴー。まさか3人をこのお店に連れてくることが出来るとは思ってもみなかった。ちょっと嬉しい。

 母はカレーのセットを、私たち3人はトムヤンヌードルやガパオ、パッタイ、グリーンカレーのタイ料理をチョイス。女性1人客だけが先着で、途中カップルと家族連れが2組入ってきた。
 ゆっくり食事をし、母がお腹一杯と言ってギブアップしたものは全て息子がたいらげてくれて(お腹は大丈夫か)再びホテルに戻って荷物をピックアップ。

 ホテルのショッピングエリアで明日の朝のパン等を調達し、駅の売店では親子3人分の鉄板のシウマイ弁当をゲットし、新幹線の時間まで時間調整のため、再び駅ナカカフェでお茶。そして3人揃って新幹線に乗る息子を見送った。
 それから私たち3人はJRの快速電車に乗って終点まで母と同乗し、母が使い慣れている駅のコンコースまで見送って別れる。

 再び電車を折り返して、自宅最寄り駅からはタクシーで帰宅。まだ明るいうちに帰宅出来、帰宅した途端に母からも今無事に帰宅した、という連絡が入った。
 万歩計を見れば今日の歩数は13,000歩を超えていた。母も良く付いてきたと思う。かなり必死だったと思うけれど。

 荷物の片付けは済ませたが、洗濯は明日の朝廻しにしてとりあえず休息。息子からもほどなくして無事帰宅したとの連絡が入った。久しぶりに新幹線の満席表示を見たという。確かに駅での人出は昨日より今日の方がとんでもなく多くなっていた。
 夜は買ってきたお弁当で済ませ、夫と新春バラエティ番組をボーっと見て過ごした。箱根駅伝、復路は全く観戦できず。母校はシードからも外れて残念な結果だったようだ。

 ということで三箇日も終了。
 明日、夫は年末年始休暇最終日、私は休暇を頂いている。37年目にして初めて仕事納めも仕事始めも休暇を頂くことになった。明日は身体のメンテナンスをして、明後日からの勤務に備えたい。

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