ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2022.6.3 旅は2日目 今日もお天気 紫陽花、あじさい、アジサイ!

2022-06-03 21:56:37 | 

 金曜日。旅は2日目。
 昨夜は露天風呂からの星空も愉しめた入浴後、心地よく疲れ、腰と腿が痛いという母にマッサージ(一応均整術師である。)をしてあげた後、あっという間に眠りについた。

 今朝は母がごそごそするので、時計を見るとまだ5時半前。眠れないのかと声をかけるといきなりペラペラ話し出すので、まだ寝るから、と言って静かにして貰う。
 その後は夫と母の鼾やら寝息を聞きながら、結局眠れず。それでも7時間近く連続して眠れたのだから十分な睡眠時間である。

 いつもの時間にスマホアラームが鳴り、朝風呂に行くことに。母に声をかけると「行く。」というので2人して階下の温泉へ。早起きの方たちが数名、既にいらっしゃる。それでも洗い場は2人で独占だったし、外の露天風呂もお一人いらしただけ。

 今朝も青い海、青い空、快晴である。昨日は遠くの伊豆七島まで望めたが、今日は島の姿は残念ながら煙って見えない。とはいえ、東京はかなりお天気が悪いようで(タクシーの運転手さんの情報では雹が降ったとか)、それを逃れてお天気に恵まれて、ラッキーである。

 朝風呂から戻り、BSで朝ドラを視ながら身支度スタート。夫はまだ眠っている。支度が出来たところで起こし、地デジで朝ドラを視終わってからレストランへ向かう。なんとなく胸骨辺りが鈍痛。また気圧が変化しているのかどうか。
 このホテルの朝食ブッフェは和洋ともとても充実しているが、コロナ禍の折りには大分縮小したり、和食セットメニューになっていたり、とちょっとさみしかった。
 さすがに今回も、最初に訪れた時のように朝からシャンパン等のアルコール提供やオレンジ等の生搾りジュースはなかったけれど、お料理の品揃えはほぼ前の通りになっていた。
 朝からにぎり鮨やらアラ汁やら、地元の食材をたっぷり使ったサラダや果物等に舌鼓。母も私が運んできたものを残さずたいらげる。小さな身体で良く入る。実にご立派である。
 お茶を飲み終えてもうお腹はぱんぱん。念のために食後にロキソニンを飲む。

 中庭にちょっと出てみると、ブーゲンビレアやハイビスカスが咲いている。紫外線が強く、眩しくて目を開けていられないほど。ちょっとだけ写真を撮ってロビーに戻る。
 夕食前のトリートメントを予約し、明日のシャトルバスでのピックアップ等をお願いしてから、売店でお土産を買い足して部屋に戻る。

 シャトルバスで、一昨日からスタートしたばかりのあじさい祭り会場まで送って頂く。ベルボーイさんに訊けばまだ3分咲き位とのこと。2019年に訪れた時にはカートが何台も出ていて、坂を上がるのに皆が順番で乗せて頂けていたけれど、今年はカートが1台だけの運行で、足が不自由な方のみ利用出来ます、とのこと。母を乗せて頂くのに、付き添いが1人必要というので私が同乗した。
 日本一の紫陽花群生地、150種類、300万輪が咲き誇るという下田公園のあじさい祭りは今年で51回目だという。

 夫は可哀想なことに、一人で坂道を登って、カートに乗っている私達母娘の写真を撮ってくれる。母は右に左にピンクやブルー、白い紫陽花の花を見ながら自分が知っている紫陽花の名前を口走りながら歓声を上げる。
 カートの降車場になっている開国広場は、今回も茶屋や地場産品の販売所になっており、あれもこれも迷った末、同じ花屋さんでハワイアンブルーという名前の、丈夫そうな小さな紫陽花の鉢を購入した。

 茶屋では色とりどりのゼリーがたっぷり入ったあじさいソーダを注文して涼を取る。見た目が涼しそうでとても綺麗。この先は階段やら坂道さえ登れれば山の頂きまで行けるが、それはパスして、再び下りのカートに乗せて頂き、会場を後にした。
 母は、平らな道なら少しは歩けるというので、それではせっかくなので、とペリー上陸の碑を見ながら、海沿いのお散歩道を歩く。日差しはかなり強いので日傘は手放せないが、海風が気持ち良い。
 
 頑張って歩いて、駅前のスーパーまで到着。地元マルシェを冷やかしつつお土産を物色した後は、隣接したロープウエイ乗り場まで移動。
 チケットを買うと、運良くすぐにロープウエイの発車時間になった。絶景と縁結びの名所、寝姿山自然公園も四季折々花咲く公園で紫陽花の宝庫だが、いかんせんまだ時期が早く、満開にはほど遠い。
 6日には大雨が降る予報で、その後、来週はかなり見頃になるとのこと。それでも寝姿ブルーの紫陽花は開き始めており、景色とともに楽しむことが出来た。
 頑張って展望台まで歩き、約50年前に岩を割って今日まで成長を続けている活力の楠、石割楠まで行って戻ってくることに。

 朝食をあれだけしっかり頂いたのに、胃腸は元気で快調。沢山歩いてそろそろお腹もすいてきたので、かつて乗車したロイヤルエクスプレス号と同じ内装のレストランでランチタイム。眼前に広がる景色は素晴らしいけれど、風と日差しがきつそうなテラス席は遠慮して、窓の外の景色を満喫しながら半個室でカレーやサンドイッチ、パンケーキなどを楽しんだ。

 再びロープウエイで地上まで戻り、駅前でいつも寄るお土産屋さんを物色。思いのほか早く買い物が終わり、予定していたシャトルバスより1台早いバスに乗れそうだったが、タッチの差で乗り損なう。延々と待つのも、とタクシーで部屋まで戻ってきた。
 綺麗に整えられた部屋で、ホテルから頂いたウエルカムスイーツのマカロンと紅茶でおやつタイム。その後は、夫も母もちょっとお昼寝。夫はあっという間に大鼾で寝言まで言う始末だが、普段からお昼寝はしないという母はさすがに眠れなかったようで、外の景色を見たりしながらソファで横になっていた。

 予定より早めに戻ってこられたので、ボディトリートメントの前に母と一緒にゆっくり入浴。流石に週末で、昨日より各段に宿泊客は増えている。お風呂も今までで一番混雑していた。
 入浴後はお風呂に隣接したトリートメントルームへ。初めてここでトリートメントを受けて以来、ほぼ毎回お世話になっているのだけれど、カルテがちゃんと残っていて、今日も最初に担当してくれたIさんから、その後の体調や治療について訊かれ、お元気そうで良かったです、と言って頂く。

 まずは暖かい麦茶を頂いて好きな精油を選ぶ。グレープフルーツとローズマリーをチョイスする。頭の先からつま先まで丁寧に解して頂き、極楽タイム。終了後は、人気のドライパイナップルがたっぷり入ったお茶を頂き、お礼を言ってお部屋を後にした。私がトリートメントの間、夫と母はホテルの中庭をお散歩していたようだ。

 部屋に戻って着替えを済ませ、ホテルのメインダイニングでお任せ和洋折衷ディナー。普段はなかなか頂けないカマス、シマアジ、トビウオのお刺身等も愉しみ、贅沢な一日が終わろうとしている。

 楽しい時間は瞬く間に過ぎ、明日はあっという間の帰京である。
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