昨日は朝食後、昼食後、就寝前と3回コデインを飲んだ。エンハーツを始める前でも、出勤前に1度飲んでおけばなんとか過ごせたことを考えると、破格に調子が悪かったのだ。
そして今朝。夫は出勤日。朝起きるとやはり胸部の圧痛、鈍痛である。昨夜部屋干しした洗濯物を片付け、夫を送り出し、BSの朝ドラを視ながら朝食を摂って、コデインを飲む。なかなか痛みが退かない。身支度を済ませ、家を出る。
今日は昨日よりお天気も良く気温が上がるというが、“寒い→痛い”の構図が出来上がっているので、暖かいニットにダウンのロングコート、カシミヤとシルクのストールを巻いて厚地のタイツを履いた。
ちょうど出勤時間とあって、勤務していた職場の同僚と駅前でばったり。久々にご挨拶。そして改札を入ると、また別の同僚とすれ違い、ご挨拶。嗚呼、皆、毎日頑張っているのだなぁと思う。
今日は年内最後、母の3か月ぶりの泌尿器科診察の付き添いだ。コデインを飲み始めると、俄然便秘になる。念のため途中駅でお手洗いに寄り、私鉄とJRとバスを乗り継ぎ、病院前の停留所に到着した。気温は13度。なるほど日差しが柔らかい。
今日のお供は内山純さんの「みちびきの変奏曲」(集英社文庫)。
私より2つ年下、初めましての作家さんだ。帯には「小さな謎を追う『透明な男』が人と人をつないでゆく。優しさに包まれるミステリー。彼女が遺した『きらきら星』が指し示すのはー。」とある。前奏、第1変奏から第7変奏、後奏の構成になっている。“ドドソソララソ”のよく知られたメロディがモチーフとなり、7つのエピソードを通じて様々な人間模様を醸し出す。「人は誰でも誰かのきらきら星になれる」のフレーズに凝縮された作者からのメッセージに心が温まった。
年末のわりにバスは渋滞せず、スムーズ。早めに到着した。病院裏口のプレハブの発熱外来には、相変わらずコロナ感染患者さんが訪れているようだ。
正面入り口で検温と消毒をして、エスカレーターで2階へ上がる。母が私を見つけて手を挙げる。「随分早かったわね」と。予約時間から40分ほど過ぎているが、まだ呼ばれていないという。家で採尿をしてきたが、先生から再度病院で採尿するように言われたとのことで、荷物やジャケットを私に預けてお手洗いに向かった。
長く待つことを覚悟していたが、それから40分ほどで中待合へどうぞの番号が出て、入ったらすぐに呼んで頂けた。
S先生にご挨拶して母の隣の丸椅子に座る。早速、今朝の採血と採尿の結果をプリントアウトして説明してくださる。年相応の貧血はあるが、それ以外は問題なく(LとHの値も1つずつ程度で、私の結果よりもずっと良い)、尿検査も全く問題なし、とのこと。
造影CTの画像も見せてくださるが、肺や肝臓への転移の兆候は見られない。左の残存する腎臓部分に水疱が見えるが、良性で治療の必要はないとのこと。左腎がん手術からちょうど3年3か月、無事クリアである。
先生が提示された次回3か月後の候補日は、ちょうど私の治療日とバッティング。付き添うには1週間前倒しにするか別の曜日にして頂きたいと申し出ると、前日の火曜日ということになった(母は、その場で言えば良いのに、いつものパターンで、診察室を出てからその日はヘルパーさんが来る日だというので、ヘルパーさんが帰ったらすぐに家を出れば予約時間に間に合うのではないか、と納得させた。)。
処方箋を書いて頂くのに、痛みや不眠等不調について訊かれ、今日はそれなりに母が答え、残薬があるので、と少な目に処方して頂いていた。先生も薬はなるべく少ない方がいいですね、とのコメント。
母は、昨日オミクロン株ワクチン接種を終え、翌日の今日採血するのを心配していたが、自分からは訊こうとしないので、その場で問題ないですよね、と代わりに確認する。
「おかげさまで副反応もないようで」と言うと、「腕が上がりづらくて・・・」等と言い始めたが、先生から「インフルエンザの予防接種でもそのくらいはありますから」と失笑を買っていた。年末のご挨拶をし、お礼を言って診察室を後にする。
エスカレーターを降りて会計窓口へ向かう。混んでいるので、母を座らせて並ぶ。会計を終え、自動支払機で支払いを進め、病院を出る。
前回同様、薬局で薬をもらっておくので先に帰宅するように言うと、「今日はお薬手帳を持ってきていない」と言う。「今日は薬を減らしてもらったから、明日自分で取りに来れば大丈夫だと思って・・・」等というが、ひとまず一緒に薬局へ。履歴や在庫確認して頂きOKが出て、10分ほどでお出し出来ますとのこと。
それではこの待ち時間に、このところずっとご挨拶が出来ていなかった、(薬局の傍にある)介護支援センターのケアマネさんに挨拶に行ってみることに。
センターに行くと、ちょうど父の代からずっと担当してくださっているケアマネのSさんが、入口の窓の掃除をされていたので、声をかける。今日は皆さんで大掃除をされているとのこと。病院の帰りで経過観察検査も無事クリアしたことをご報告。
「何かご心配はありますか?」などと尋ねられ、暫しお話が出来て良かった。「良いお年を、これからもどうぞよろしくお願いいたします。」とセンターを後にした。
母にはそのまま帰宅するように告げて、私は再び薬局へ。ちょうど薬が出来ていてすぐに受け取ることが出来た。風はあるが、暖かい。母を追いかけて実家に到着した。
今日は病院帰りにいつもお世話になっているホテルのラウンジで、クリスマスアフタヌーンティを予約している。予定より1時間以上早く通院等が終わってしまったので、中途半端に時間が空いてしまう。ホテルに電話をすると1時間前倒しでOKが出たので、30分ほど実家で小休止。父にお線香をあげて家を出た。
バス停まで歩き、前倒しした予約時間にホテルに到着した。ロビーでは大きなクリスマスツリーが迎えてくれる。せっかくなので、先日送った新しいダウンジャケットを着ている母の写真を撮った。
今日のアフタヌーンティーは“クリスマス”の名前が被せられていて、普段は付かないスープやパフェ等品数が多い。フリーフローの飲み物もいつもよりずっと種類が豊富だ。
母は嬉しそうに珍しいお料理をつつく。パウンドケーキの代わりにシュトーレン等クリスマス色があちこちに。マカロンの色もクリスマスカラーだ。ポットのハーブティーや紅茶を3種類頂き、選べるケーキはクリスマスらしいベリータルトにしたけれど、そこに辿り着く頃はお腹が一杯で、パフェもケーキも食べ切れなかった。
母はお腹一杯と言いつつ、和栗のモンブランもパフェもしっかり完食していたので恐れ入った。2時間ほどお喋りして切り上げ、母がバスに乗るのを見届け、私はJRと私鉄を乗り継いで自宅の最寄り駅に到着し、ヨガスタジオに急いだ。食後、コデインは飲まずに何とかやり過ごせた。
当初予約した時間でホテルに行っていたら、ヨガクラスには間に合わなかったし、岩盤浴の時間には早かった。時間を潰して岩盤浴を終えてから帰宅すれば、干したままの洗濯物はすっかり冷たくなってしまうし、夫の帰宅前に生協のお届け物を収納して、食事の支度を済ませるには厳しい。
そんなわけで、朝の段階ではヨガスタジオ行きは諦めていたのだけれど、予定が1時間前倒しになったおかげでヨガクラスに参加出来てラッキーだった。
人気のF先生のビューティヨガのクラス、今日は25,6人の参加者。両隣がいなかったので、快適だった。いつものように座位と四つん這い、仰向けの寝ポーズでまったり過ごし、リフレッシュ出来た。
帰宅すると、生協のお届け物が届いており、取り入れて収納する。急いで洗濯物も取り込んで畳んだ。何とか夫が帰宅する前にキットの助けも借りて夕食を整えた。朝のうちにサラダだけ作っておいて良かった。
今年も残すところ半月あまり。何やら気分的に忙しなくなってきた。