ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2022.12.18 パワーアップ・オンライン瞑想ヨーガクラス第9回無事終了、その後は・・・

2022-12-18 22:24:03 | ASHARE (アシェア)
 昨夜はブログアップした後、ゆっくり入浴して今日に備えた。今朝はかなり冷え込むようだ。
 いつも通りに目覚ましが鳴り、ちょっぴり二度寝をしてから起きたら、夫は既に起きてオンラインクラスに備え朝食の準備をし始めていた。急いで洗濯機を廻す。青空でいいお天気だけれど、かなり気温が低い。この冬一番の寒気だそうだ。朝食後は、仕上がった洗濯物をひとまず干し終えた。

 今日は年内最後、ASHAREさん主催「乳がん患者さんのためのオンライン瞑想ヨーガクラス」の日だ。
 今年4月から70分クラスにパワーアップして、今日で9回目。退職後、一度も体調を崩さず、お休みせずに開催出来ていることが有難く、嬉しい。
 ASHAREさんのスタッフの方たちにお試しクラスをさせて頂いた後、2018年1月に初めてのクラスを開催してからまもなく5年。一体どれだけの方が集まってくれるのだろうと心配しながら頑張ってきたが、おかげさまで好評を得、コロナ禍、オンラインクラスに切り替えるまで、沢山の方たちにご参加頂き、多くの出会い、そして悲しい別れもあった。

 着替えを済ませ、リビングがクラス仕様に整ったら、準備完了だ。
 前回のハウリングの轍を踏まないために、早めにZoomに入室。事務局Tさんが準備中でおられる。無事クリアに声が聞こえることが確認できると、今日は故郷の九州からご参加されている代表のHさんが、続いて年末のご多忙で大分お疲れ顔のもう一人の代表Uさんが入室される。

 今日はリピーターの方ばかりなので、自己紹介も不要で、そのままクラスに入ることが出来る。先日、Sさんのオンライン瞑想ヨーガオンクラスでとても気持ちよく行えた、手を使って行う完全呼吸法を取り入れたクラスを組み立てた。
 
 参加者の皆さんが次々に画面に揃ってくる。開会挨拶の前には、「寒いですね」から始まって雪の話題等で盛り上がる。代表のUさんからご挨拶があった後、バトンが渡された。
 
 クラス受講中の注意やこのクラスの目標、瞑想の3つのステップをお話してからスタート。
 初めのマントラを唱え、ヨーガの智慧の中で特にお伝えしたいことを今日も繰り返してお伝えする。
 オームを唱えた後、ウォーミングアップ。肩こりが辛いというお話もあったので、両手を頭の上で組んで肩甲骨を意識しながらゆっくりと廻す。続いて首も時間をかけて大きくゆっくりと回す。ウサギのポーズで百会のツボを刺激して眼精疲労の防止。
 ウサギのくつろぎのポーズで暫しお休みした後は、寝っ転がって手足を挙げてぶらぶらさせ、手首足首を丁寧に回す。膝の後ろに手でグーを作って挟み、かかとで腿を叩いて膝窩リンパ節を刺激する。最後はハッピーベイビーのポーズでリラックス。お尻のうっ血が防げるポーズである。身体が次第に温かくなってくる。

 今日は帰命敬禮の動きを復習。画面共有でサンスクリット語のマントラをご紹介した後、動きを簡単に復習しながら、皆でマントラを唱えて3セットプラスアルファを繰り返す。

 その後は、恒例の朝ヨガの復習。前後、左右、回旋の動きをおさらいした後は、手を動かしながら行う完全呼吸法へ。まずは普通の腹式呼吸から完全呼吸法を復習して、親指を立てて他の指をグーの形にして動かす完全呼吸法へ。
 ゆっくりとガイドして、指先までエネルギーが広がっていくのを感じて頂きながら、気持ちよく繰り返す。そのまま瞑想へ。座っていたい人はそのまま、寝っ転がりたい人はシャヴァーサナに入って頂く。
 ガーヤトリーマントラを静かに唄いながら、リンを鳴らして覚醒へ導く。

 ここで終了予定時間の5分前になる。ゆっくりと起き上がって頂いた後は、キールタンの時間。
 「ラーマボロ」のキールタンを、各人それぞれ入れそうなところから一緒に歌って頂き、2回繰り返す。今年1年のお礼と、来年もまたお目にかかれるのを楽しみに、とご挨拶。
 質問等がなければ、このままお喋り会でと事務局へバトンタッチ。

 3分のお手洗い休憩でお喋り会へ。今日もここでタブレットから退出。書斎に移ってノートPCからお喋り会に参加した。今日は直前で体調不良の方もおられたため、ブレイクアウトルームなしで皆一緒のお喋り会がスタート。

 代表Hさんがファシリテーターだ。前振りで事務局Tさんから「軽く自己紹介、今日のクラスの感想や質問、皆さんに効いてみたいことや悩み事、1年を振り返ってよかったことのハッピーシェアリングを1人5分程度で」とお話がある。

 トップバッターはファシリテーターのHさんから。鹿児島から参加しているが、来た時とは打って変わって、今日は半袖で過ごせるどころか雪が降っている。今年はコロナが落ち着いて沢山旅行が出来たのが良かった。
 南は沖縄でのシュノーケリング、北は北海道の紅葉を楽しめた。今日は親指を立てて行う呼吸法でオーラが感じられ、目を閉じていると気持ち良かった。腰痛も不思議なことにクラスが終わったら消えていた、とのこと。

 都内在住のKさんからは、今日もいい時間が持てた。冒頭の言葉は何度聞いてもその時その時で刺さる言葉が違う。親指を立てて行う呼吸は不思議な感じで、気持ちよく丸い中に自分がいるように感じた。簡単で分かりやすい動きで、自分ひとりの時にでも出来そうなのが良いとのこと。
 ホルモン注射のリュープリンの痛みや副作用に悩んでおられると話された後、F県から参加のFさんが同じ注射をしておられ、ご自身の体験についてお話される。

 続いてそのFさんから。1年ぶりの参加でお久しぶりだ。今日の親指を動かしての呼吸は不思議な感じだったが続けてみたいと思う、とのこと。今年は怪我をしたり、別の病気になったりと夏の終わりまで体調不良が続いていてあまり良いことがなかった。
 仕事も多忙で、ようやく体調が戻って健康が大事であることを痛感した、とのこと。食べても痩せて、10キロも体重が落ちたとのこと。来年は健康に過ごしたいと仰った。

 Iさんからは病歴が紹介された後、現在の抗がん剤ハラヴェンの治療が、これまでのホルモン治療や分子標的治療とこんなにも違う(つらい)ものか、というお話。今日のクラスでは完全呼吸法が気持ちよく、イメージするもの好きで手からエネルギーが出て、丸いものに包まれる感じで気持ち良かったとのこと。
 治療のため体調が悪く、幸せに生きるためにやっている筈なのに、これが本当に幸せなのかとネガティブな思いに囚われているという率直な思いが吐き出された。

 私もハラヴェンはきつかったという体験をお話しするとともに、治療に行く時は何とか体調を戻して主治医に会うため、一番辛い時の状態は見てもらえないので、我慢はしないできちんと伝えることが必要では、とお伝えした。
 そのほか、皆さんから精神腫瘍科のカウンセリング等も良いかもしれない、いい先生がおられるというような貴重な意見交換があった。こうして辛い気持ちを吐き出せて、お互いに受け止め、シェアしながらアイディアを出せることは素晴らしいと思う。
 再発治療はエンドレスなので、頑張りすぎては続かない。自分が治療するうえで、何が一番大切なのかを主治医に伝えることが大切だ。事務局Tさんからはお姉様の体験等からのアドバイスもあった。

 S県から参加のYさんは、波動もオーラも感じることが出来た。アニメのような感じでイメージ出来たとのこと。五十肩がつらく、そろそろ整形外科に行こうかと思っている。そして、今月初めコロナにり患し、匂いの感じがおかしくなってしまい、香水の匂いがガソリンのように感じるとのこと。
 代表Hさんからコロナに感染されたとき、香りがしないこともあったが、3か月ほど様子見が必要とのこと。今は大丈夫になったそうだ。

 S県から参加のSさんは32歳でり患し26年治療を続けている。18年のホルモン治療では副作用がなかったが、今は4週に1度エンハーツ治療をしている。ようやく体調が戻ったと思ったら、また来週金曜日が治療とのこと。余りに副作用が酷く、ご主人が介護休暇を取得して家事をすべて引き受けてくれていることに感謝している。
 お孫さんが自分のことを覚えていてくれる年齢になるまで生きられるだろうかと思ったけれど、4月に小学生になるにあたり、ランドセルを贈れたのが嬉しいとのこと。
 今年はこの患者会を知ることが出来てよかった。ハーブティがとても美味しくてお通じにも良い。クラスは親指を使う呼吸が新鮮でエネルギーがもらえた感じ。気軽にちょっとした感じで出来そう、とのこと。

 皆さんが手を使った呼吸法でオーラやエネルギーを感じられた、と口を揃えて仰ったのが、とても嬉しかった。最後に私からも。目標だった定年退職まで働けて、さらに治療の合間に北海道旅行等が出来ている。来年は西や南にも出かけてみたいとお話した。
 ここで終了予定時間の正午を大分延長してしまい、Hさんから閉めのご挨拶。参加のお礼とIさんが少しでも元気になるきっかけになれば嬉しい。来年もどうぞよろしく、とお開きに。
 もうおひとりの代表Uさんはご多忙でかなりしんどそうだったけれど、クラスで楽になったとのことで、クラスを任されている私としては、とても嬉しいことであった。
 皆さんの退出をお見送りした後、事務局の皆さんと広報の確認をして、退出した。

 クラス仕様のリビングは夫が片付けてくれて、ランチも用意してくれた。有難いことである。
 その間、私は洗濯物を取り込み、畳んで、いざお出かけ、宿泊の用意だ。

 今日は下町のリバーフロントのホテルに宿泊だ。夏に夫が一人で散策して、風情があってよかったという街。それにしても風が冷たく、ロングのダウンコートを着ていても寒い。
 車内のお供は中山七里さんの「騒がしい楽園」(朝日文庫)。帯には「園児たちに忍び寄る悪意。彼女は、無事に闘い抜けるか?!クールな幼稚園教諭・神尾舞子は、難題にどう立ち向かうのか 騒音クレーマー、親同士の確執、そして小動物の惨殺事件・・・」とある。どんどんエスカレートする展開にページを繰る手が忙しく読み進めた。

 地下鉄を乗り継いで、ホテル最寄り駅へ。チェックインを済ませ、荷物を降ろして、階下のレストランでウエルカムドリンクを頂く。もう日が傾き始め、空がオレンジ色に変わり始めている。目の前に隅田川が流れ、暖かな季節ならテラス席が気持ちよさそうだ。瞬く間にマジックアワーが過ぎ、眼下に見える橋や遠方のスカイツリーのライトアップが美しく映える。
 さて、散策への前に母にMeet通話。まずは寒いわね~と。午後、お友達の家にお招きされてお喋りしてきたそうな。ケーキをお土産に持っていったらお土産に果物を頂戴したとのこと。元気で何よりである。

 夫の道案内により、公園を通り抜け、コンビニやスーパーの場所を確認して、夕食の候補である深川めしの食堂をチェック。さすがに夕食にはまだ早く、暮れなずむどころかすっかり暗くなった近辺のお不動様や資料館等を見ながら時間調整。
 食堂は4つのテーブルしかない。運よく2つが空いており、中へ。メニューは4品のみ。夫とシェアすることにして、ここの地名がついたセットを注文。夫は夏に訪れた時、とても食べきれなかったという。今日の夫は、セットは避けていわゆるぶっかけ飯である深川丼に加えてお酒を注文している。

 さて、私の目の前には、あさりがこれでもかと入り、ねぎと刻みのりがあしらわれた山盛りの炊き込みご飯、みそ田楽、大根サラダ、昆布の佃煮、お漬物3種、お味噌汁が。とても美味しいが、半分も食べられずギブアップ。
 用意の良いことにテーブルにはラップがおいてあって、おにぎりにしてお持ち帰りできるようになっている。2つのおにぎりを作り、お土産にする。デザートには各種フルーツもたっぷりついて、夫とシェアしてすっかりお腹一杯。お礼を言ってお店を後にした。
 お腹が満ちると、寒さがそれほど気にならなくなった。不思議なものだ。帰路はコンビニで飲み物やおやつを調達して、ゆるゆるとホテルに戻ってきた。

 ブログを書き、大河ドラマの最終回を観終わって、いよいよ年の瀬を実感する。
 ホテルの部屋はリバーフロント。湯舟に浸かりながらライトアップされた川の景色が楽しめるのが嬉しい。
 明日は公園や資料館等を見物しながらゆっくり帰宅の予定である。


(追記)ASHAREさんの活動レポートに取り上げて頂きました。
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