ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2022.12.11 本日も朝からオンラインにリアルに大忙し

2022-12-11 22:40:34 | 日記

 昨夜の高校オンライン交流会はT君の登壇で「世界の経済情勢を考える上で気になるテーマ」~アメリカ、中国、ウクライナ、イギリスについて~。「最近の為替や株の最新動向をお話しします」とのことで、仕事からも遠ざかり、錆びついた頭にはいい刺激になった。けれど、朝が早かったし、頑張ってあれこれ動き回ったせいで、始まって早くも眠気が襲う。幹事のAちゃんとLINEしながらなんとか最後まで保たせた。
 
 エンハーツ投与以来落ち着いていた胸痛が再燃している。ちょっと嫌な感じだが、ひとまずロキソニンを飲んでから早めに入浴、就寝。

 そして今朝、日曜日。日曜日仕様の目覚ましで起床する。冷え込んではいるが、良いお天気である。
 朝食の支度を済ませ、夫を起こす。しっかりエネルギーチャージをした後は、オンラインの「カラダかわるセミナー」に参加した。まずはオリエンテーション5分の後、セミナーが90分、質疑応答・アンケート10分、105分の長丁場である。

 “血糖値や中性脂肪等に着目し、カロリーコントロールや運動などの健康リテラシーを高めて、生活習慣の改善を目的とするセミナーで、自身の生活習慣や健診結果に合わせた効果的なソリューションを「自分で」選択肢、目標設定を行います。”との触れ込み。
 私はどちらかと言えば低血糖で、中性脂肪も今のところ高くはないけれど、コレステロール値は高値が続いていること、夫の脂肪肝対策等もあり、申し込んでみた。

 講師はフィットネスクラブのインストラクターさん。情報量がかなり多かったが、事前配布資料も3種類あったことにZoomに繋ぐ直前になって気づき、急いでダウンロードする。
 RPGゲームのように、参加者が勇者となってカロリーや中性脂肪、血糖値のモンスターを撃退していきながらセミナーは進んだ。途中、パワフルボディエクササイズの基本姿勢やスクワット等も体験し、興味深かった。
 ビデオオンにしている方はそれほど多くなかったけれど、今回のセミナーを聴いてやってみたい事やお礼のコメントはチャットで送ることが出来た。

 ということで、あっという間にお昼である。夫は途中でクリーニング屋さんに出かけた。
 一方、関西在住の息子はお友達と人生初のマラソン大会に参加し、10㎞を無事に完走したそうだ。ジム通いの効果があった模様。足が攣って棄権、なんて可哀想なことにならないで良かった、良かった。これなら来年も出てもいいかな、とのこと。

 昨日途中迄だった片付けを簡単に済ませ、夫がコンビニで買ってきてくれたおにぎり等で簡単ランチ。
 午後からは、昨日とは別のT先生のストレッチングヨガクラスに向かった。参加者は20名ちょっと。両隣は空いており、のびのび。
 今回も身体の全面を伸ばして、ビフォー・アフターを確認する。相変わらず胸痛が続いているが、温まった溶岩でうつ伏せになると気持ちが良い。汗もしっかりかけて、シャワーを浴びてすっきりした。

 夫と待ち合わせて、都心まで買い物に出かける。外に出るといつの間にか曇が立ち込めている。傘を持っていないのが、ちょっと心配だ。電車を待っている間に母にMeet通話でご機嫌伺いを済ませる。

 車内のお供は久坂部羊さんの「寿命が尽きる2年前」(幻冬舎新書)。
 帯には「必ずやってくる“その時(2年前)”は、いつ?どうなる?寿命は伸ばせるか?何をするべきか?人気の医師作家による『楽に人生をまっとうする』方法。」とある。
 裏表紙には「2年後に死ぬとわかったら、あなたは何を思うでしょう。この時点で“いつまでも元気で長生き”という理想の選択肢は失くなります。だが、うろたえ、嘆き続けるわけにもいかない。たった一度の人生を終えるのです。もっと大事なことがあるはずです。人はみな自分の寿命を生きる。・・(中略)・・『死を受け入れるのは難しい』と人は言うが、その達人はいるのか、楽な方法はあるのか。悔いなき人生をまっとうするには?」

 なるほど再発転移が判明した時に、あと5年生きられるかどうか、と覚悟したことを思い出す。もはや平均寿命まで生きられることはないと思ったし、いつまでも元気で長生きなんてお気楽なことは思えなくなった。
 幸か不幸かがんと共存して10数年が経っているが、“2年”という設定はなかなかいい長さだなと思いながら読み進めた。

 終点駅に到着したのは既に夕方、外は真っ暗になっている。そして雨も降り出した模様。まあ百貨店内にいれば無事ではあるが。
 夫のサプリを買ったり、積み立ての用足し等を済ませ、先ずは夫のものを下見。あいにく欲しかったものはなかったようで、では私の番、と何軒か好きなショップを覗く。残念ながら触手が動くものがない。
 まあ、断捨離を進めつつ、買ったことを忘れているニット類が沢山出てきている身、毎日仕事にも行かなくなったことを考えると、またこれ以上どうするの、というもう一人の冷静な私が囁く。

 結局、ブラブラしているうちに胸痛が再燃し、疲れてくる。予定したより1時間も早くウインドウショッピングを止めて早めにレストランに入る。
 久しぶりに釜飯と甘味のお店でゆっくり食事を摂った。美味しく頂き、ポイントカードも溜まって夫が好きな和菓子をお土産に頂いた。

 さて、予約した帰りのライナーまで小一時間。夫の好きなお菓子を買ったり、文庫の新刊や旅行のガイドブック等を買ったりしているうちに閉店時間になった。
 駆け込みでシュトーレンを買い求める。今月は21日が治療日なので、クリスマスケーキを予約していない。24日だろうが25日だろうが具合が悪くて食べることは叶わないからだ。
 それでもシュトーレンなら日持ちもするし、少しずつ頂くことは出来るかも、という願いも込めて。

 ライナーの中でも読書を続け、無事最寄り駅へ。雨は止んでいてほっとした。
 明日、明後日は夫はお休み。お出かけの予定もあるので、早めに休まなくては。
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