ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2021.2.21 エンハーツ11クール目、さらに減量7回目投与後4日目のこと またしても2日連続籠城蟄居

2021-02-21 22:39:32 | 日記

 昨夜は一人で先に夕食を摂った夫に、ポン酢で湯豆腐と春雨なら食べられるかも・・・、と言ったら、小さな鍋に水炊きを用意してくれた。鶏肉が美味しくて、水分もろくにとっていなかったのでスープまで残らず飲み干した。

 日曜日。いいお天気。昨日よりさらに気温が上がって20度を超えるという予報だ。
 日曜日仕様で目覚ましが鳴るが、全然起きられない。空腹でもない。水分摂取量も少ないのか夜中にお手洗いに起きることもなく。ようやくお手洗いに起きようかとリビングに出ていくと、ちょうど洗濯物が洗いあがったところ。夫と一緒に干す。食欲がないので、Uターンしてベッドへ逆戻り。結局昼過ぎまでだらだらうとうとベッドに滞在。
 リビングに行ったところで、不機嫌そうな顔をして横になっているだけでは申し訳ないし・・・と言うと、夫が散歩に出かけるというので、入れ替わりに起き出した。さすがに顔も洗わず着替えないわけにもいかない。

 一方、息子は思い付き一人旅継続中。順調に予定した電車にあれこれと乗り、散策を続けている。あちらもお天気がとても良いようだ。暑いくらいで上着はリュックの中だという。

 既にお昼をとうに回っている。午前中に飲むはずの吐き気止めカイトリルが昼食後になった。相変わらずナウゼリンをヤクルトで流し込んでからの食事。塩分が足りないのか、しょっぱいものが欲しくて玉ねぎのコンソメスープをお茶替わりに頂く。ロールケーキ一切れとぽんかん、ハニーキウイ、りんご、いちごを少しずつと、アロエの青いヨーグルトをお腹に入れたらもう苦しくて動けなくなった。味がわからなくて、生唾がいつも口の中を覆って気持ちを冴えなくしている。ひとまず薬だけ一通り飲む。

 録画したドラマを見始めても気づけばウトウトしてろくに見ないまま終わっている。なんでこんなに眠っても眠っても眠いのだろう。
 外は本当に暖かそう。2月とは思えない陽気だ。朝干した洗濯物が気持ちよく乾いたので、取り込んで畳む。
 夫が夕方帰宅したが、何もやる気が起きない。息子から送られてくる特急やら何やらの写真に時折反応するだけで、殆ど役立たずの寝たきりおばさんだ。

 今日は、先月オープンしたばかりの駅前ホテルに宿泊しているそうだ。宿泊費用を訊けばとんでもないほどのコロナ禍値崩れ価格。その分昨夜は焼肉、今夜はひつまぶしと、ご当地の美食を続けている。昨日、今日と連日20キロ以上歩いているというのだから大したものだろう。食後のデザートには好物の赤福を買ったというから、ダイエットも明日から、だろうか。
 それにしても、元気に動けて美味しく食べられることがどれほど幸せなことか。食欲なく気分悪く一日伏せている身には眩しすぎることである。
 
 食べたいものは全く思い浮かばない。夕食は夫がラタトウィユを使ったパスタと、ポテトのスープを作ってくれたので有難く頂く。食後の片づけとお風呂洗いだけはしたが、いつまでも気持ちが悪い。ムカムカムカムカ、ずっとお腹をグルグルとこねくり回されているよう。今日も掃除はパス。明後日火曜日が祝日だからそれを当てにしている。

 当然一歩も外に出なかった。昨日、今日一歩も。もちろん靴も履かずじまい。
 顔の火照りと浮腫み加減は相変わらず。怠くて力が入らなくて食卓で身体をまっすぐに立てていられない。すぐに横になりたくなるのも毎度のこと。
 今日は昼夜の2回しか薬を飲めなかった。明日一日なんとか頑張って出勤したら火曜日の祝日で体勢を立て直したいと思う。
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2021.2.20 エンハーツ11クール目、さらに減量7回目投与後3日目のこと ヨーガスートラ講座6日目第1章終了、その後は・・・

2021-02-20 21:58:23 | ヨガ

 土曜日。普段通りに目覚ましが鳴る。目覚めると同時に吐き気が襲ってくる。30分ほど落ち着くのを待ってのろのろ起きる。生唾が出て天井が廻っている。鏡を見ると顔は相変わらず浮腫んでいる。

 今日は、ヨーガスートラ講座第1章最終回受講の日。いいお天気だ。予想最高気温は17度、4月の陽気だという。
 朝食の支度を整えて夫を起こす。洗濯物は昨日空っぽに片づけた筈なのに、夫がどさりと入れてそこそこ溜まっているが、もういいか、と明日廻しに。
 時間をかけてなんとか小さなクリームコロネとりんご、いちご、デコポンをちょっぴりお腹に入れる。バニラティーも飲み切れず。
 昨朝でデカドロン4㎎とイメンド80㎎が終了し、今朝からはいつもの胃薬タケプロン、整腸剤ミヤBM、痛み止めのコデインに吐き気止めカイトリル朝食後と疲労止めエルカルチン2錠が毎食後に加わる。相変わらず大きくて飲みにくい。なんとかヤクルトで流し込む。

 ビデオに映っても失礼にならない程度の身支度(フェイスパウダーとかつら装着)を整え、書斎へ移動する。治療後は食べられている量が普段の半分以下程度だが、普通のお通じがあった。
 今朝も無事Zoomに繋げ、Sさんとご挨拶。次々に参加者の皆さんがPCに揃っていく。今朝はハタフローヨーガインテンシヴコース等でお世話になったM先生のお顔も拝見出来て嬉しい。ママのお膝に乗ったT君からは「頑張ってください。」と可愛らしい応援のメッセージ。半年の間にどんどんお喋りが大人っぽく上手になっている。凄いなぁ。今日から初めて参加される方もおられるようだ。

 メンバーが揃ったところで、前回の“1-34 呼吸の調整でも心が安定する”を実践するため、パタンジャリのシュローカを詠唱した後は、腹式呼吸から完全呼吸法の瞑想のガイドを受ける。しみじみと完全呼吸法を味わいながら、プラーナヤーマ(呼吸の調整)を行う。落ち着きたいとき、心がざわざわする時にトライしてくださいね、とSさんからのコメント。
 そして最後の1-51までの学びが始まった。 

第1章1-41 心の動きが静まった人は透明の水晶のようになる。この状態のことをサマーパッティ(=サマーディ(深い瞑想)という。
 深い瞑想には4つの種類があるが、以下それぞれの紹介がある。
 1-42 思考が流れていながらも、内なる調和が乱れず安定している瞑想状態をサヴィタルカ・サマーパッティという。
 1-43 自分が“いる”ということ以外には何も気づきがない瞑想状態をニルヴィタルカ・サマーパッティという。
 1-44 微細な対象に関する思考を伴う瞑想状態(サヴィチャーラー・サマーパッティ)と、思考を伴わない瞑想状態(ニルヴィチャーラーサマーパッティ)が説明される。
 1-45 微細な対象とは形も名前もない状態のもの(ヨーガではプラクリティと呼ぶ)にも及ぶ。
 1-46 これがまさしくサビージャ・サマーディ、すなわち「活動していながら(五感は冴えわたり、物事を正しく捉えられる)瞑想状態に入っていること」。
 1-47 思考のない空っぽの体験を重ねていくことで、最も深いところにある魂の輝きが現れてくる。
 1-48 空っぽな意識の状態でいると、真の私たちがもっている智慧が備わり始める。
 1-49 この“特別な智慧”は“存在”の奥深くからきたものである。
 1-50 瞑想することで、こころに刻まれたサンスカーラ(印象)は人生に不要になった他のすべてのサンスカーラ(印象)を拭い消す。
 1-51 サンスカーラ(潜在印象)さえも感じることのないサマーディをニルビージャ・サマーディという。
 サンスクリット語でSさんが詠唱し、皆で復唱した後、事例等によって解説して頂くスタイルである。

 ヨーガスートラは1回読んでおわりではない。一つのスートラ(節)を1年かけて学んでも良いという。困ったときに開くとヒントが出てくることもある、とSさんの第1章終了に際してのコメントがあった。
 詩節説明の終了後も、皆さんなかなか名残惜しく退室しがたいと見えて、質問タイムに残っている方たちが多かった。他の方たちからの質問にSさんが回答されるのを拝聴する時間は、自分自身の学びの消化にも繋がり、毎回のことながらとても楽しい珠玉のひとときだ。

 今日は最終回ということでいつもに増して名残惜しく、なかなか退出ボタンを押せなかった。瞑想ヨーガ指導者養成コースでご一緒し、いつも最後まで質問されるJさんのほか、日々超多忙なHさんと私が最後まで残り、Sさんがそれではまた~、とミーティング終了のボタンを押された。
 気づけば予定時間を大幅に過ぎ、終了予定時間の30分以上も。T君は遊びにお出かけしたようで、最後にはママのお膝に戻って来ることはなかった。2歳半、だんだんしっかりしてくるなぁ。

 ということで、1時間半に及ぶ講座の途中で吐き気の波が何度もやってきたけれど、深呼吸やSさんの語りに助けられてその時をやり過ごすことが出来た。
 来月はインターバルが入り、4月からは第二章の学びが待っている。再開を励みにこれから1か月はこれまでの動画を見て復習も出来るだけ頑張っていけたらなと思う。

 息子は今日から3日間、某私鉄乗り放題切符で一人旅だという。頻繁に電車等の写真が送られてくる。社会人になっても鉄男マインドは変わらず、である。素晴らしいいいお天気で空の色がとても濃い。お寺やミュージアムはどこもがらがらほぼ貸し切り状態で密とは程遠い。コロナ禍で在宅勤務メインの中、このところ体重が増加気味でダイエット中と聞いていたので、なるほどお昼はカフェのヘルシーランチなのね、ふむふむ、と見ていた。

 私は、講座終了後は電池切れでソファと一体化。全く空腹にならず、夫がお昼に食したカップ麺の匂いがきつい。それでも何も食べないわけには、とおやつの時間に夫にロールケーキと紅茶を淹れたタイミングで、冷凍の焼きそばと酸辣湯スープを作った。けれど、ナウゼリンを飲んでも吐き気が収まらず、半分でギブアップして薬だけ飲む。食後、ビデオを見ながらまたウトウト数時間眠ってしまった。
 起きたら、大坂なおみ選手が2度目の全豪優勝を果たしたところだった。

 私が眠っていた間も家族LINEのアルバムは増える一方。息子は夕方、人気の牛めし弁当(牛の顔の形の蓋を開けるとセンサーで音が鳴るそうだ。)を駅のベンチに座って5分で平らげた後、2時間も経たずに早めの夕食には回転焼肉でビール片手に松坂牛をたらふく食べたとのこと。これではダイエットどころかデブまっしぐらではないか・・・。
 再び移動して、今夜は某県々庁所在地で一泊だそうだ。25歳になったばかりの思い付き一人旅、結構なことである。
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2021.2.19 エンハーツ11クール目、さらに減量7回目投与翌々日のこと 体調不良続く

2021-02-19 20:31:26 | 日記
 昨夜は少しお腹が空いたかな、と大分遅くなってから夫に混ぜ辛麺を作ってもらった。テーブルに載った麺は、なにやら思っていたよりもかなり凄いボリューム。麺は太いし、花椒で痺れる辛さだ。夫が6:4にしてあると言うけれど、器を見るとどうももっと沢山入っているような気がする。
 少し夫に取り分けて、2:1くらいにして頑張って頂く。食べても食べても減らない。結局少し残したら、「それで1人前食べたよ」と夫。なんと2人前ではなく3人前作ったのだそうだ。騙された。でもお腹に入ったので良しとしよう。

 その後、ビデオを見ながらウトウト。タリージェのせいもあるのか眠くて眠くて、ちょっとだけ寝ようとリビングで横になったらそれっきりだった。途中一瞬目覚めたけれど、暗くて何時か分からない。朦朧として寝直して次に起きたら3時半を回っていた。またやってしまった。夫が入浴して寝室に行ったのも全く気付かないでいた。暖房はつきっぱなし。ホットカーペットの上にクッションを枕にして寝ていた。

 一瞬何が起こったか分からず。顔も洗わずお風呂にも当然入っていない。空気清浄機加湿器の水は空っぽ。食洗器も廻していない。少し時間をかけて起き出して、そうした始末をしながらお風呂を沸かし直し、お風呂から出たらもう朝の4時半。さすがにまだ暗いけれど、玄関には既に新聞が来ている。

 このまま起きるのも、とパジャマに着替えてベッドに入ったけれど、気持ち悪さが再燃してなかなか眠れない。ミントのスプレーも効かず、マントラCDの1時間が終わり、それでも眠れず。ベッドで寝返りを打ちながら、夫が起きるのに気づきながらもやり過ごし、ウダウダしている間に腹痛になってそのまま目覚ましが鳴った。今回もまだ普通にお通じがある。

 金曜日の今日は在宅勤務。朝食は、ヤクルトでナウゼリンを流し込んでから、小さなポテトサラダのパンをやっと一つ。バナナスムージーが殆ど飲めず。お気に入りのクリスマスティーをマグカップに半分。りんごひとかけ、いちご半粒、デコポンをひと房でギブアップ。
 朝起きてすぐ廻した洗濯物が洗いあがったので、夫を送り出してからベランダに干す。

 昼休みになっても全くお腹が空かない。それでも薬を飲まなければ、とレンチンのペンネのグラタンにカップスープを用意するがろくに食べられなかった。洗濯は気持ちよく乾いた。本当に良いお天気だ。明日明後日はもっと気温が上がるという。花粉症の息子には辛い季節だ。
 夕方、階下のポストまで降りて郵便物等を回収。時間があるとすぐに横になりたくなってしまう。
 母はDuoのビデオ通話に大分慣れたようだ。やはり顔を見て話せるのは電話だけよりずっと良い。思い切ってスマホにして良かった。

 ご飯を炊く匂いが辛いので、夕食は手抜きで冷凍のほうとうと牛丼(夫だけプラスアルファ)にした。気持ち悪くて生唾が止まらず、食欲不振。ほうとうは半分ほどしか頂けなかった。顔が浮腫んで鬱陶しい。
 だらだら撮ったビデオを視ながら気づくとウトウト。
 明日はヨーガスートラ講座第1章の最終回。早めに寝て明日に備えよう。
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2021.2.18 エンハーツ11クール目、さらに減量7回目投与翌日のこと、出勤、残業、しんどい

2021-02-18 21:36:33 | 日記
 昨夜は結局夕食を摂れず、薬を飲むためにリンゴを一切れだけ。はあ~。お腹は全く空かない。顔が火照り熱っぽく、とてもだるい(もちろん平熱)のはいつものステロイド反応。そして眠くない。これもステロイドハイ現象。入浴中もお腹が絶え間なくぐるんぐるんして気持ち悪いことと言ったらない。その後ベッドに入ったものの、気持ち悪さは収まらず。

 ルーティーンでマントラCDをBGMに流し、ミントのスプレーを枕と部屋にシュッシュッと撒くと、暫しすっきりするけれど、やはり抜本的な解決になるはずもなく。お行儀悪くスマホで時間潰しをし、なんとか1時には電気を消し、寝返りを繰り返しながら眠りに落ちたようだった。

 今朝は、6時過ぎに腹痛で目覚める。それでも眩暈がして、起き上がれない。しぶとく粘ってベッドでだらだら。夫が先に起きて朝食の支度をしている。はあ。ダメダメ主婦まっしぐらだ。気持ち悪さと腹痛でなかなかベッドから一歩が踏み出せない。

 のろのろ起き出すも、腹痛が続く。空腹は殆ど感じない。気持ちが悪いだけ。
 食前にヤクルトでナウゼリンを流し込んだけれど、気持ち悪さはあまり改善されず。朝食は小さなクリームパン一つとりんご一切れ、いちご半粒、はるみを2房。青汁は当然パス。アロエの青いヨーグルトは胃痛が怖いので頑張ってお腹に入れた。バナナスムージーはグラス半分も飲めない。
 極上はちみつ紅茶もマグカップ一杯が飲み切れない。香りはするけれど味がよくわからないのも前回と同様。甘味だけはほんのり感じる。本当はかなりしっかりした甘味なのだけれど、これも前回と同じ。食後は今日、明日限定の吐き気止めイメンド80㎎、デカドロン4㎎が加わり、いつものミヤBM、コデインとタケプロン。既に胃が重い。

 今日は昨日より気温が下がり、真冬日という予報だ。昨日のようなかつらのみならず我が身も飛ばされるかも、と思うほどの強風は収まってくれると良いけれど。寒さ対策のために厚地のインナーの上にこれまた厚地のニットを重ねる。気持ちが悪いので、ウエストはゴムの厚手のプリーツスカート。80デニールの厚地タイツでお腹を温め、ストールをぐるぐる巻きにして、ロングのダウンコート、ブーツの完全装備で出かける。マスクは小花柄の肌に優しいものにする。病院には不織布をして行ったのだけれど、やはり息苦しいし、肌がガサガサする。

 在宅勤務と通院を挟み3日ぶりの出勤だ。机上は綺麗に片づけてきた筈だが、あれこれ学内便が乗って隙間が見えない。封筒の中身をチェックし、メールの整理に電話や調査もの対応、学生の来訪予約などで、午前中は息もつけずの大車輪。気持ちが悪いのに、手を休めることが出来ないから、気持ち悪さに構っていられないのがせめてもの気分転換になっているのか。かなり逆説的なことである。

 今日は定例会議もしっかり2連荘。午後1つ目は久しぶりの対面会議、2つ目はWeb会議 。午後の時間がほぼ取られてしまうので、なかなか仕事が捗らないし、後の会議は画面を凝視すること2時間以上。目が乾いて疲れる。

 お昼はとてもお弁当は食べられそうにないし、外に出かける時間もないので、家から持参した。小さいポテトサラダのパンを1つ、玉ねぎコンソメスープ、りんご1かけ、小さなチョコプリン。
 ランチタイムは自席で、ものの15分しかない。自分のお腹の状態にあったものだったのでなんとか完食出来た。食前はナウゼリンを紅茶で流し込んで、食後はミヤBM。 

 治療翌日、朝からほぼ10時間以上座りっぱなしの1日。なんとか乗り切ったけれど、定時には出られず。残務整理等をしたら1時間ちょっと超勤になった。やはりしんどい1日。
 帰路は気持ち悪さと胃の痛みと疲労で、目はしょぼしょぼ、顎が出てぐったり。いくら具合が悪くても辛くても、一旦出勤してしまえば、当然のことながら周りにそんなことを悟られてはならない。それでも、雑談なのか仕事の話をしているのか、やけに神経に触る大声で笑っているのが聞こえて、気持ち悪さと痛みに耐えてなんとか仕事をして私のこめかみはちょっとピキッとする。
 静かに黙食ならぬ黙仕事しようよ、と思う。我ながら了見が狭いな、と思うのはいつものことだけれど・・・。

 夫にはドラッグストアで買い物をお願いしたので、ちょっと時間稼ぎが出来たと思ったけれど、こちらも遅くなったのでほぼ同時の帰宅になった。とはいえ、夕食はすっかりお任せ。何もしないで帰宅後は母にDuo通話をしてご機嫌伺いをし、ソファと一体化である。

 ひとまず明日は在宅勤務。月曜日には少し復活していると良いのだけれど、と毎度ながら思う治療翌日の夜である。
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2021.2.17 採血後腫瘍内科診察、エンハーツ11クール目 さらに6割に減量7回目

2021-02-17 22:07:23 | 治療日記

 昨夜は約1年ぶりの病院最寄り駅前のホテルに宿泊した。「ツインのお部屋にアップグレードさせて頂きました」と13階の角部屋を案内された。残念なことにテーブルが小さく、食事を摂るのには不便だった。せっかくのご厚意だったけれど、4月まであと3回同じホテルを予約しているので、次回はシングルのままでいいかな。既にシャワーは済ませていたけれど、バスタブが大きく、リニューアルされて間もないのでとても綺麗。せっかくなので、またゆっくりお風呂に入ってしまった。疲れていたのか、珍しく日付が変わる大分前にコテンと眠った。

 もう随分眠ったかなと思ったら4時間ほどしか経っていなかった。その後また寝直して、目覚ましが鳴るまで途中また1度目覚めた。
 窓を開けると、空がオレンジ色。ちょうど日の出が見える。綺麗。思わず写真を撮って夫に送る。
 浴槽足湯を済ませ、部屋でひとくちサンドイッチと春のミックスジュース、アロエの青いヨーグルトと紅茶の朝食。

 去年まで洋食セットメニューを提供していた1階のレストランは、朝はクローズ。和食レストランの朝食は前日17時までに予約しないと頂けないことになっている。まあ、部屋で頂くのは身支度の途中でも良いし、時間もかからないし気楽なものだ。BSで朝の連続テレビ小説を視、母とDuo通話をしてから早めにチェックアウトして病院に向かった。風が強い。かつらが心配でなんとなく手を頭に持って行ってしまう。

 病院に到着。いつもながら混雑している。IDカードを通す機械は数人が並んでいたけれど、付き添いの方もいたようで、それほど待たずに済んだ。採血受付へ移動すると、椅子が既に一杯だ。電子掲示板を見ると、珍しく30人以上が待っていて20分待ちと出ている。何とか座る所を見つけ、ダウンコートやストールをエコバッグに入れ、態勢を整えて読書開始。

 今日のお供は夏川草介さんの「新章 神様のカルテ」(小学館文庫)。シリーズ第5冊目だ。主人公は「二十四時間、三百六十五日対応」の病院から最先端医療を行う大学病院に移って2年が経っている。そして2歳のお嬢ちゃんのお父さんになっている。今回は29歳の女性膵癌患者の治療が軸に描かれていく。7歳の娘のお母さんでもある彼女の選択に胸を締め付けられながら読み進む。600頁弱だったけれど、とにかく文章のテンポが良く、読みやすいのでどんどん頁が進んだ。

 ほぼ時間通りに採血室に入る。担当は初めましての女性看護師Yさん。今日もフルチェックなので5本。押された感じがしただけで痛みは全くなし。お礼を言って席を立った。刺すときが痛まないと、抜く時も不思議と痛まない。幸先良いスタートだ。

 止血をしながら向かいの腫瘍内科へ移動。ここで病院到着から35分ほど経過。いつもの定位置は満席なので、受付正面の席に荷物を置いて受付へ。今月初回なので保険証のチェックをして頂き、問診票の追加を頂く。その場で全て「ない」に〇をして、息切れの前に“ほとんど”を、頭痛の前に“たまに“を追加した。

 採血から1時間経過したところで血圧測定へ。107-63、脈拍が93。
 測定が終わって20分ほどして「中待合いへどうぞ」に番号が出る。それから15分ほどして先生が診察室からお顔を出して、「○○さん、どうぞ。」と仰った。
 「おはようございます。」とご挨拶をしていつものように大荷物をカゴに、自分の体調管理ノートやエンハーツダイアリー等を出して席に着いた。

 「さて、この3週間は(いかが過ごしでしたか)。」と訊かれ「今回は復活まで10日ほどかかりました。ずっとふらふらして疲労感が取れない感じでした。最初の1週間は相変わらずしんどかったです。吐き気と眩暈、火照り、食欲不振、怠さ、耳鳴りもあり、ずっと眠くてトロトロしていました。今回は便秘も下痢もなくそれは楽でしたが、1週間過ぎた頃から胃の痛みがあり、痛みで朝、目が覚めることもありました。胃の痛みも副作用でしょうか。タケプロンはきちんと飲んでいるので、それに加え、胃痛が酷かった夫の勧めで青いヨーグルトも食べ始めました。免疫力アップの赤いヨーグルトはもう10年以上続けていますが。同じ頃から頭痛も何日かあり、ロキソニンを飲みました。」とご報告する。

 先生から「胃の痛みはある種の抗がん剤の副作用ということもあり、胃カメラを撮ると潰瘍があったりすることもありますが・・・。青いヨーグルト、いいですか。患者さんに教えてあげようっと。」と仰る。「採血は特に問題ないですね。ただ、いつも低めのアルブミンが更に低いので(復調に時間がかかったという)影響が出ているのでしょう。」とのこと。PCを見ると白血球は4,500、好中球はなんと2,200もある。

 「マーカーもちょっと上がっていますが、正常範囲なので、気にしなくていいと思います。これからも上がったり下がったりはあるでしょう。」とのこと。確かにタキソテールの時も、どんなに下がっても下がり続けてゼロになることはない、と仰っていたのを思い出した。検査結果をプリントアウトして頂いたところ、いつもLマークの血糖値にHマークがついてびっくり。おやつの食べ過ぎだろうか。

 「ということで、今日も予定通り治療続けましょう、ですね。次回は3週間後、3月は2回あるので、次回レントゲンを撮り、月末はフルの採血をしましょう。」と先生。診察室での検温は6度7分。
 早手回しにGW明けの5月の化学療法室の予約まで入れてくださる。薬の処方は「1週間は食前にナウゼリンを飲まないととても食事が出来ないので(今まで手持ちを飲んできましたが、尽きたので)処方をお願いします。」とお願いし、ご挨拶して診察室を後にした。

 化学療法室の待合いには、お一人だけ。LINE受付で待合い者1人とある。夫やお友達にいつものようにLINE報告をしていると、ほどなくしてKrさんが「お薬飲みましょう。」とイメンド125mgを持ってきてくださる。
 イメンドを飲んでから約1時間後、エンハーツがスタートだ。そこでKrさんから「IDカード(診察券)持っていますか?」と訊かれる。

 「?」受付表等や血圧測定のスリップと一緒にクリアファイルに入っている筈なのだけれど、ないと仰る。どこかですり抜けてしまったのか。全く気付かなかった。「腫瘍内科の受付の時に間違いなくIDカードと保険証を出して、保険証は返して頂き、クラークさんがファイルに入れてくださった筈ですが、確認しませんでした。その後は正面の席に座り、中待合いに移動し、診察室に入って、こちらに来た以外は全く他の場所に行っていないので、どこかで落としたとしたらその動線だけです。」と言うと、「わかりました、探してみますね。」と仰る。うーん、何か抜けているなあ・・・。
 久しぶりに窓側の奥の方のリクライニングシートを案内される。ここまでで病院に入ってから2時間半弱。

 荷物の中にIDカードが紛れ込んでいないか探すが見つからない。とりあえず環境整備をして、お手洗いを済ませる。席に戻って15分ほどでヘルプのOさんが針刺しにみえた。圧がかかったな、と思ったらもう刺されていた。「え、もう終わったのですか、全く痛くありませんでした。ありがとうございます。」とお礼を言う。今日は針刺しラッキーデー。
 
 薬が届く前に薬剤師さんが問診に見える。初めましての女性だ。とてもフレッシュな感じで一生懸命なので新人さんだろうか。状況を詳しくお伝えする。そこでMさんが薬を持ってこられて、点滴開始。吐き気止めデキサートとアロキシのミックスから15分。続いてブドウ糖15分にチェンジ。Mさんにも胃の痛みや副作用の状況等の色々お話しする。薬剤師さんも引き続き同席されている。
 イメンドを飲むと、いつもエンハーツの間にうんと眠くなるのだけれど、今日は本が面白くて眠くなっている暇がなかった。現金なことだ。
 最後はブドウ糖15分、生食である。Cさんが終了時の血圧測定にみえる。93-70、脈拍は81。抜針もCさん。残念ながら衝撃があった。

 管が外れて身軽になってお手洗いへ。KwさんやCさんが探してくださったとのことだけれど、残念ながらIDカードは見つからなかったそうだ。椅子の隙間に入ってしまったりするとなかなか見つからないだろうか。今日は私の後に診察室で落とした患者さんがいて、先生が拾われたということもあったそうだ(クリアファイルのポケットから滑り落ちやすい構造である。)。とりあえず今日のお支払いは自動支払機でなく窓口でお願いすることに。 

 ご挨拶をして腫瘍内科受付へ移動し、ファイルを提出してから処方箋のデータをFAXで薬局に送るテーブルまで移動。10分ちょっと待って支払窓口へ。IDカードはまだ総合案内に届いていないとのこと。「次回来院したらこちらに来てくださいね、届いているかもしれないので」とのこと。まあ、他人のIDカードをもらったところで何のいいこともないだろうけれど、出て来なかったら再発行手続きである。嗚呼。お支払いはカードで11万強。

 外に出ると、相変わらず凄い風だ。かつらが外れそうで思わず頭を触ってしまう。日差しはあるが、この強風で体感温度が持っていかれる。薬局へ到着すると「ファックス届いていました。」と、番号札を頂く。椅子がそこそこ埋まっている。「ああ、喉が渇いた」とマグボトルを出そうとすると、ない。手提げの中にもバッグにも、ない。忘れているとしたら化学療法室のリクライニングシートに付いているテーブルの上だ。

 「忘れ物をしたので病院に戻ってからすぐ帰ってきます。」と薬局を出た。IDカード紛失のことばかりに気を取られて本当に間抜けだ。腫瘍内科の受付で忘れ物をしたので、と中に入らせて頂く。化学療法室に入ると、「あ~良かった!」とナースステーションにいたOkさんやKrさんが私に気づき、すぐに付箋のついたマグボトルを返して頂けた。「電話をしてしまいましたが、この件ですからご心配なく。」とKrさん。確かに着信履歴があった。申し訳なかった。

 薬局に戻ると、それほど待たずに私の番号が呼ばれた。いつもの薬剤師Iさんから薬を頂き、9,000円弱をカード支払い。今日の病院と薬局の滞在時間は合計で5時間半。IDカード行方不明とマグボトルを忘れて薬局と病院を余計に往復したというトラブルはあったが、概ね順調だった。

 さすがに疲れて乗換駅まで空腹のまま移動する元気がなく、とても久しぶりに駅ビル最上階のイタリアンレストランへ。普段の3倍の豪華ランチを頂いた。まだ全然気持ち悪くないので、前菜からドルチェまで完食。本の残りも読んで優雅な時間を過ごした。
 帰りも快速に乗れ、席も確保して本を読み切った。

 まだ元気だったので、最寄り駅からはタクシーに頼らず明るいうちに歩いて帰宅出来た。途中アウトレットモールを通り抜けたら、可愛い刺繍の入ったシャツを見つけて夫に買い求めた。
 生協のお届け品を取り込む。スーパーに行かないで済むように注文品が多くなっている(すぐ食べられるものや冷凍品等)ので、納めるのが結構大変だ。薬やら何やらの片付けを完了し、リビングに横になった。昼に眠くならなかったのになんだかとても眠い。

 ランチも遅かったし、夕方からはだんだんお腹がもたもた、気持ち悪くなってきた。全く食欲が湧かない。夫には生協宅配のミニカツ丼と穴子飯等を摂ってもらう。私はこうしてブログを書いている。

 明日は出勤、定例の午後からのWeb会議が2つ。明後日は在宅勤務だ。
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