インテリジェント ワークス

子供達との泣き笑い

待ち時間

2008年02月14日 | 歴史
グラウンドは砂を入れても一向に乾く気配が見えません。
一見乾いたように見えても、足を踏み入れると土の下からどんどん水が湧き出て来ます。

じゃあ、グラウンドが乾くまでみんなで待ってようか♪

って、そんな甘い平成塾では無い事は既に全員の知るところ。
環境が許さなくても、その環境で出来る事を見つけるのです。

で、行われたのがバント練習。
日頃は豪打で知られる平成塾ですが、こんな時にはバント練習も良いかしら?


まずは本間コーチによるお手本。

構えはバット越にボールを見るように、顔の前にバットを固定します。
今回のバントは送りバントですが、正確性を追求する為に身体をピッチャーの正面に向けました。
ストライクならバント、ボールならバットを引いて見逃します。


ボールの高低や左右はひざで調整して合わせます。

下手な打者は、この時にバットを顔の前から動かして、手でボールを追いかけてしまうんですね。
本間コーチを見れば、バットの位置と顔の位置が変わっていないのが解りますね。

でも・・・
ボールだから、本当はバットを引かなきゃいけないんだけど・・・・

正しい姿勢を教えて、塾生にやらせてみます。
「やって見せ、言って聞かせてさせて見せ、褒めてやらねば人は動かず」
山本五十六元帥の有名な言葉が思い出されます。


まずはあつや。

シキボーと並んで、たった二人のAクラスの塾生です。
指導陣は褒める準備万端ですが・・・
既にバットを構えている位置が違いますね。


結果は案の定。

物の見事に、バットにかすりもしません。
褒める準備をしていた指導陣は梯子を外されてガタガタ。

おいっ!
お前に最初にやらせた意味と、周りの空気を読まんかいっ!

続いて、アチャモのバント。


荒れた海に無理矢理漁に出た船頭か?

かくして、バントの重要性と現在の塾生の状況をじっくりと説かねばならなくなったのでした。