大原寂光院は天台宗の尼寺。ご本尊は六万体地蔵。
長楽寺で出家した建礼門院は1195年9月に当時に入寺。
源平の戦いで死んだ平家一門と、壇ノ浦で入水した我が子安徳天皇の菩提を弔い終生この地に住みました。
山門をくぐると正面に本堂。平成12年の火災で本堂などが焼失しましたが、平成17年に再興。
その際にご本尊も焼損しましたが新たに復元され本堂に安置されている。
本堂周辺の庭園は「平家物語」の当時のままで、汀の池、御神木千年姫子松、苔むした石が残り、他にも諸行無常の鐘楼、豊臣秀頼が寄進した雪見燈籠、建礼門院御庵室遺跡を見る事が出来ます。
また、是非見ていただきたいのが宝物館。本堂が焼けた時の様子や、黒焦げになったお地蔵様が展示されています。
建礼門院の墓は、門前から伸びる陵墓径を上がった宮内庁管理、建礼門院徳子大原西陵です。
高倉天皇の中宮であった関係でしょうか。
京都大原では5月15日まで「大原女まつり」を開催。
三千院から寂光院まで約15分の散策。新緑の大原をお楽しみください。
平家物語ファンの方はその1で紹介した長楽寺と併せて是非寂光院へ。
京都好き男 細木