京のおさんぽ

京の宿、石長松菊園・お宿いしちょうに働く個性豊かなスタッフが、四季おりおりに京の街を歩いて綴る徒然草。

新緑の地蔵院(竹の寺)

2018-05-22 | 京都案内

地蔵院は細川家ゆかりの臨済宗単立寺院で本尊は地蔵菩薩。

 

とんちで有名な一休さんこと一休宗純師は近くの民家で誕生し、6歳で出家するまで母とこの寺で過ごしたと伝えられる。
地蔵院は別名「竹の寺」と呼ばれ、境内には涼しげな竹林が広がり、長閑な空気が流れます。
その竹林の参道を抜け新緑と苔に覆われた本堂へ。

 

 

 

 



本堂内には地蔵菩薩、細川頼之公などの木像を安置。
本堂を北に進むと方丈。
方丈の前には平庭式枯山水庭園が広がり、羅漢に見立てられた16個の自然石が配置され十六羅漢の庭と呼ばれる。
方丈内には不定期ではありますが、細川護熙元首相筆の「瀟湘八景の図」、「瀑布図」の襖絵が展示されます。
本堂横にはかわいらしい一休禅師母子像も建っています。



地蔵院周辺には鈴虫寺(華厳寺)、苔寺(西芳寺・事前予約必要)などの趣のある寺があります。
新緑と静寂に癒されたい方、地蔵院と併せて是非お越しください。

京都好き男 細木