こだわりの農業

土作りから栽培・収穫まで無農薬・無化学肥料(自然農法)で露地草生栽培を実践するわが家を紹介します。

食の安全に関して感じること。

2013-10-23 22:54:24 | きょうのひと言
いわゆるオーガニックだけでいまの生活が維持できるか?私はNOだと思います。
作り手がこんなことを言うのは、一見自己否定と取られるかもしれません。
でもNOだと思います。


無農薬・無化学肥料で作物を栽培しているわが家。
残念ながら、自給率は50%に満たないのが現状です。


自分で栽培していないものは食べない?
そんなことはありません。必要なものは、小売店で購入します。


安全なものを食べる。誰しもが願うことですね。


身体にイイものだけを摂る。私もそう思います。


それでは、身体にイイものの定義は?
明確に答えられる人はどのくらいいらっしゃるだろう?


例えば駄菓子。私は大好きです。
例えばコーラ。私は大好きです。
例えばセロリ。どんなに身体にいいと言われても、私は大嫌いです。
例えば魚。出来れば食べたくないです。

食生活を考えるとき、理想はそれぞれあることは承知しています。
しかし、行き過ぎた理想はどうでしょうか?
理想を追い求めすぎたとき、自らの選択肢を狭めてしまいます。

だからそれは、現実的ではないと思うのです。

仮に完全なオーガニック食材だけで食生活をまかなうとします。
そうすれば、病気にならないか?そうすれば、体調が良くなるのか?

答えは、どちらもYesでありNo。

食生活の他に、健康を維持するには生活環境や生活習慣が大きく影響します。
だから食生活だけに意識を傾けるだけでは、不完全なんです。

健康とは、単に病気にならないということではありません。
健康に気を使いすぎるあまり、健康不安を抱いたりするようでは本末転倒です。

さらにもう一つ。
オーガニック食材だけで生活しているという方はともかく、
食材や添加物などの危険性に注目している方々は、いったい何を食べているのか私は不思議でなりません。
そのような方は、本当に危険や良くないとされるものを摂っていないのだろうかと。
そうなってくると、ほとんどの市販品は使えなくなるはずです。

仕方なく使っている・・・なんて方が万が一いらしたなら、
その方は危ないとか危険とかを第三者に伝えるべきではないと思います。
だって自分を例外にしたそのお話を信じる人はほとんどいなと思うし、
それはその人のエゴとしか見えないから。
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