2022年5月3日(火)
日本で初めて讃美歌がつくられた場所が愛媛県内にあり、作詞者は松山の人とある。進まぬ原稿の調べ物の中でたまたま行きあたった。
サイトに音源あり、しばし聞き入る。けだし名曲。
山路こえて、ひとりゆけど、主の手にすがれる身はやすけし
松のあらし、谷のながれ、みつかいの歌もかくやありなん
峯の雪とこころきよく、雲なきみ空と胸は澄みぬ
道けわしくゆくて遠し、こころざすかたにいつか着くらん
されども主よ、われいのらじ、旅路のおわりの近かれとは
日もくれなば、石のまくら かりねの夢にもみ国しのばん
旧404番だがずいぶん長いこと歌わなかった。讃美歌21にも珍しく歌詞をいじらぬまま、466として収載されている。
西村清雄(にしむらすがお:1871-1964)氏は教育者、カトリックに入信しプロテスタントに転じた。1945年から53年まで東雲の校長を務めたとあり、薫陶を受けた者が一族にあるかもしれない。

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