1/23に打ち上げられた人工衛星「いぶき」の相乗りで打ち上げられた小型衛星のうち、アマチュア局の免許を持つ衛星についての消息がJARLのページに紹介されています。
現在のところ5つのうち4つの衛星のビーコンやテレメトリが確認されており、順調に飛行を続けている模様です。残る「かがやき」(ソラン)については同社のHPによると今日になっても信号が確認できていないようです。その行方が心配されます。
本日これらの衛星を含めた小型衛星やその世界的なビジネスの広がりについてNHKの「クローズアップ現代」という番組で紹介されていました。番組中では東京大学の「ひとみ」(JQ1YZW)について深く紹介されていましたが、テレメトリを送信しているアンテナは何と金属製の巻き尺なのだそうです。打ち上げ時は衛星本体に巻き付けてあり、宇宙に出たあとでストッパーを外してピンと伸ばすそうです(ちゃんと巻き尺の目盛りが見えました)。ひとみのテレメトリは現在も送信されていますから、巻き尺アンテナは順調に動作しているようですね。
実にアマチュア的発想ですが、100円ショップでも売っている巻き尺をアンテナのエレメントに使うアイデアは地上でも応用が利きそうですね。