船の話が続きます。全国ニュース等ではほとんど伝えられていないのですが、現在種子島・屋久島が大変なことになっているそうです。
本土との間にある大隅海峡に数千本単位の大量の流木が流れ込んでおり、両島への交通手段の主力となっているジェット船が今月9日から全面欠航になったままなのだそうです。水中翼で海面から浮き上がって高速で航行するジェット船は水中障害物に弱く、水中翼が流木に衝突した場合は乗客のけが等が起きる可能性があるそうです。
種子島・屋久島ともジェット船の他にフェリーや航空機の便がありますが、どちらもジェット船から流れた客で満席続きになっているそうです。しかもタイミングが悪いことにフェリーのうち1隻が今日までドックに入っていたため、フェリーの輸送力が落ちてしまい、他のフェリーは通路にまで乗客があふれているそうです。ドックから戻ってくるフェリーも元貨物フェリーで、客室がわずかしかないことから焼け石に水らしいです。
これらの流木は専門家の鑑定により、先日台風に襲われた台湾から流れてきたものと判明したそうです。関係当局で回収作業をやっているものの、1日数十本の回収が限界とのこと。流木がいつ流れ去るかも分からず、5連休を前に両島の観光業者は頭を抱えているそうです。
今のところ連休中に種子島・屋久島への移動運用のニュースは聞いていませんが、もしご訪問される予定の方は十分な情報収集をなさってください。