第一電波工業から新製品がいくつか出ているようです。メーカーサイトには公開されていませんが、販売店のサイトに出ていましたのでご紹介します。
コモンモードフィルタです。近年アンテナチューナーを利用した「釣り竿アンテナ」を自宅でもお使いの局が増えてきました。便利ですがコモンモードの電波障害を引き起こす可能性があり、各種の対策が公開されてきましたが、手軽なフィルタとして販売するようです。
1~54MHz対応で耐入力2kWですから、ほぼ全ての局で使えるでしょう。実売1.2万円前後の模様です。
3.5/7/14/21/28/50/144/430MHzの何と8バンド対応のGPです。全長2.7mとコンパクトです。過去にマルドルから同様の製品が出ていたようですが、同社倒産で空白になっていたラインナップだと思います。
ぶっちゃけ言ってしまえばマルチバンドのHF~UHF用ホイップ(コメットのUHV-6とか)にラジアルをつけただけの製品です。WARCバンドは完全無視ですし、各バンドの帯域も狭く、使い勝手や飛びを考えると「このアンテナでないと設置できない制約がある場所」とか受信用とかに限られてしまうかも知れません。アースになりそうな環境がある場合はUHV-6に例のMAT-50の方がコンパクトでしょうね。実売4.2万前後のようです。
悪いなりにもSSNが上向き加減の今、MoxonとかHEX-BEAMとかのコンパクトで飛ぶアンテナをローカライズして出して欲しいと思っているのですが・・・