10/8(土) 福岡市内→小呂島→福岡市内
今日は小呂島です。3度目の正直となるかですね。小呂島に渡るには波が穏やかであることに加え、お天気もよくないとダメなのです。
テレビによると今日の予報は晴れ、波の高さ1mです。ほぼベストの条件です。これなら文句なしでしょう。あ、ちなみに地デジ化されて九州の天気図も精細なものになっていますが、なぜか小呂島は省略されています。糸島市の姫島とか宗像市の沖ノ島はちゃんと描かれているんで忘れられたのでしょうか?
天神のコンビニで食糧を買い、地下鉄とバスを乗り継いで9時前に姪浜の渡船場に到着。小呂島行きの乗船券は券売機ではなく窓口扱いです。能古島のコスモスが見頃のため待合所は乗船客で混雑しています。そんな待合所の中で係員が「小呂島行きの方いませんか?」と声をかけています。日帰りが無理な場合は乗船券を売ってくれませんから、今日は小呂島に渡れるみたいです。無事乗船券を購入。
船は「ニューおろしま」です。常石造船系の神原で造られたみたいですね。今日は人が多そうですからアンテナを貨物室に預けました。60人乗りの船は2/3が埋まっています。座敷の一角にスペースを確保しました。
ニューおろしまは姪浜から能古島の西岸を抜けて20分弱で玄界島に達し、そこから玄界灘へと出ます。ここから小呂島までの約45分は冬から春まで荒れやすく、小さな船には過酷です。
座敷には中学校の交流事業なのか本土の先生と何人かの生徒がいます。最初はトランプで遊んでいたのですが、玄界島を抜けると船酔いから一人脱落し二人脱落しでついに先生含め全員がグロッキー状態になっていました。波の高さは1mというベストに近い好条件でこんな状態なのです。
ニューおろしまには揺れを減らす装置(ジャイロ式)が6台取り付けられており、このクラスではかなりの重装備なんですが、70トンの小舟ですからどうしても揺れが残ります。特に左右方向の揺れ(ローリング)がきついです。先日のさるびあ丸(波の高さ2.5m)では全然平気だった私も少し気分が悪くなってきました。やっぱり5000トン級の船と70トンの船では勝手が違いますね。
揺れるときは寝ておくに限ります。中学生たちは「あと10分やけんね~」とお互い励まし合っています。壱岐ゆきのジェット船なら船体が海面から浮いて揺れませんから、あれが1日1往復でも寄港してくれると嬉しいんですけどね。
ようやくエンジンの回転数が下がってきました。三度目の正直で小呂島に到着です。
預けていたアンテナを受け取り、移動地の公園に上りましょう。最短コースなら3分ほどで着きます。設営を始めましょう。
公園からは壱岐が大きく見えています。この画像の先は糸島半島になるはずなんですがよく見えません。糸島半島はここから35kmほど先にあります。
小呂島は行き帰りも厳しいんですが3時間しかQRVできないのも厳しいです。今日は7MHz一本に絞ってRD-S106を立て、30Wでチャレンジです。
長くなりましたので続きは次回に。