東海汽船案内の4回目は三八航路です。
この航路の特徴は以下の通りです。
(A)三宅島の就航率が最も高く、以下八丈島、御蔵島の順。
(B)三宅島は三池港もしくは錆ヶ浜港のいずれかで、両方とも接岸できない場合に限り
伊ヶ谷港が使用される。
(C)八丈島は底土港の使用が優先され、ダメな場合は八重根港になる。
(D)東京から船を出さないのは全島欠航が確定している場合のみ。
大島航路同様航海の安定度順に並べるとこんな感じです。
(1)全島就航 夏の時期にしかないラッキーなパターンです。御蔵島も安心です。
(2)御蔵島のみ条件 これが通常のパターン。御蔵島は往復どちらかで接岸できそうです。
(3)御蔵島+三八条件 三宅・八丈は接岸する可能性が高い。朝の三宅が伊ヶ谷港ならば御蔵島は厳しい。
(4)御蔵島欠航 三宅島は往復どちらかで接岸しそう。八丈は微妙。三宅島以南で揺れる可能性があります。
(5)御蔵・八丈欠航 三宅島は何とかなるかも知れませんがかなり揺れます。
[御蔵島の注意点]
御蔵島は桟橋が海に突き出ただけの貧弱な港のため就航率が極端に低くなります。
このため御蔵島は条件付きが普通なので、御蔵島に行く場合は上記の(1)~(3)でしたら乗船して下さい。朝の下りですんなり着けばよいのですが、下りが欠航の場合は折り返しの上りで下船できます。この場合折り返しとなる八丈では下船できませんので、竹芝出発前に食糧を十分に買い込んでから乗船して下さい。上りもダメな場合は携帯の通じる三宅島近辺で宿泊先に電話し現地と相談ましょう。上下欠航の場合、運賃は竹芝桟橋に戻った際に全額払い戻されます。
八丈島で下船して御蔵島行きのヘリに乗る作戦もあるものの、ヘリの定員が少ないこと、当日の予約ができず先着順になることから、成功率は低いと思います。一部のサイトでは裏技的に紹介されていますが、現在では一般に知られた方法です。どうしてもという方は東邦航空に電話して空席があるかを確認し、空席があるようならば八丈島接岸時に下船口に陣取り、待っているタクシーに飛び乗るしかありません。事前に船内の案内所で乗り越しの料金精算をお忘れなく。ヘリを利用するなら最初からヘリを予約した方が無難です。
帰りについても同様で、早朝に八丈島行きの下りに乗船して折り返した方が安全な場合もあります。この場合も追加料金はかかりませんから宿の人と相談して決めて下さい。下りに乗船する場合は前夜のうちにおにぎりなど軽食を頼んでおくといいと思います。
[八丈島の注意点]
冬期を中心に八丈島の出航時刻が繰り上げられることが多いようです。八丈島で乗船する場合は港だけでなく出航時間の確認も忘れないようにして下さい。
[三宅島の注意点]
上りの三宅島出航時刻は定刻14時10分ですが、八丈島が欠航になると出航が繰り上げになる場合がありますから利用時には確認を忘れないようにして下さい。朝5時の下り便到着で乗下船を済ませたらすぐに東京に折り返す極端な場合もあります。確認を怠り乗り遅れると翌日まで帰れません。
三池港・伊ヶ谷港の周辺には何もありません。弁当やお土産は神着・坪田・阿古など他の集落で買ってからお越し下さい。阿古地区にある錆ヶ浜港ですと近くに商店が多数あります。
[青ヶ島の注意点]
八丈島から青ヶ島までの還住丸は就航率が低いこと、夏でも船酔いしやすいことから利用はお勧めしません。特に冬から春先は就航率が低いため止めた方がいいと思います。