[備前市大多府島]
大多府島は岡山県備前市の日生諸島にある島で、本土からは約6kmと一番離れています。人口は約100人。近年は過疎化が進み、島の分校も休校になったと聞きます。移動運用時に見かけた島民は全てお年寄りでした。
島の北側は良港があり、平坦なため集落はこの付近にあります。一方の南側はやや高くなっており海岸には磯が広がっています。
江戸時代は諸国の大名船が入港し、休息や補給を行っていました。この作業に駆り出されたのが日生の漁民で、その見返りとして広く漁業権を保証されていました。
正式には「大多府島」ですが、なぜか地元の人はこの島に限り「大多府」と呼んでおり、大生汽船も全て「大多府」と表記しています。伝統的に漁業や海運業につく島民が多いそうです。
[島内での運用]
港近くにある公園などがあります。
[島へのアクセス]
日生港から大生汽船の旅客船があります。日生港から約30分で到着します。1日9往復全てが大多府島を発着しますから最も便利です。
[島内でのアクセス]
島民が少なく島も大きくないため徒歩で十分です。
[宿泊施設]
港の近くに民家を改装した交流宿泊施設「風まち館」があります。食事は自炊になるそうです。このほか民営のキャンプ場もあるらしいのですが、現在も営業しているかは不明です。詳細は日生の観光協会にお問い合わせ下さい。
[島内の店]
島内には商店や食堂はないようです。日生港前にスーパーや弁当店がありますのでこちらで調達してください。自販機は港の待合所にあります。
[注意点]
島の南側は断崖があるなど荒々しくなっています。転落等にご注意ください。
[おみやげ]
みかんやカキがあります。