[スカイマークが就航前に運休決定の珍事]
スカイマークは3/25から就航を予定している羽田-関西線を5/1から運休させることを発表しました。就航前の路線が運休を決めるのは国交省も聞いたことがないとのことです。
この羽田-関西線は現在1日5往復運航している羽田-神戸線のうち1往復を振り替える形ですが、振り替えることになる便の搭乗率が好調であるため、関西発着を1ヶ月で切り上げて元に戻すそうです。
スカイマークはかつて神戸空港開港前に羽田の発着枠を確保するため、いわば腰掛けで羽田-関西線を就航させていたことがあり、今回はそれ以来の関西空港発着路線でした。昨年9月の就航発表の際には「今度こそは撤退しない」と社長がコメントしていただけに、何とも軽い発言だなぁと思います。
今後LCCが続々就航しますが、彼らも見切りが早いため早々の撤退もあると思います。「こういった会社はドライだ」と思っていた方がいいでしょう。地方空港の中にはLCCを利用拡大の起爆剤と考えているふしがあるものの、ある日突然裏切られるリスクを考慮する必要がありそうです。
[フェリーけらまが引退]
沖縄県島尻郡渡嘉敷村の村営フェリー「フェリーけらま(466トン)」が3/14の最終航海をもって引退しました。24日より新造船「フェリーとかしき(499トン)」が就航します。
フェリーけらまは1989年就航で、23年間にのべ8,738航海、193万4794人を無事故で運んだそうです。本土の業者に9千万円で引き取られたそうで、今後は恐らく東南アジア等で第二の人生を送るものと思われます。
私は2010年にこの船に乗っており、193万人あまりのうちの1名ですHi 古いながらも頑張って走っている船という印象でした。お疲れ様でした。
沖縄では昨年は大東海運が、今年は国頭郡伊江村が船舶の更新を行い、世代交代が進んでいます。一方で久米商船とか福山海運のように老朽船を抱えた事業者も残っており、今後どうなるのかなぁと思っています。