秋葉原駅の高架下で長年営業を続けてきた秋葉原ラジオストアーが11月末での閉館を発表しました。
黄色いコンデンサーのマスコットキャラでおなじみのラジオストアーは1950年に10店の露天商が集まって作られた商店街で、1番から10番までのお店を順に巡ればラジオ1台を組み立てることのできる仕組みになっていました。創業時のお店のほとんどが現在も残って営業を続けていましたが、老朽化もあって閉館となりました。
1エリアの方でないとなかなかイメージできないかと思いますが、秋葉原のパーツ屋さんには各種部品を扱うお店に加え、抵抗・コンデンサ・ダイオードなど1種類に特化した専門性の高いお店があります。そういったお店の集合体でした。
現在残る9店は閉館後以下の通りとなるそうです。
さいとう(工具) 近隣の秋葉原営業所で営業
トヨデン(トランス) 閉店 トヨズミ製品はスズデンや福永電業で取り扱い継続
マルモパーツ(プラグ・コネクター等) ネット通販に移行
パーツランド(スイッチ・コンデンサ等) ラジオデパートに移転
シーアール(抵抗器等) 近隣のロジックデバイスで取り扱い
福永電業(トランス等) ネット通販に移行
ストア・ミズタニ(ねじ類) 閉店
コイズミ無線(スピーカー) 引き続き本店で営業
タカヒロ電子(半導体) ネット通販主体に移行
時代の流れなのかも知れませんが、メイドとかアニメとかがなく、お昼を食べるにも苦労した頃からの秋葉原がまた消えてゆくのは寂しいです。