JF4CADの運用日誌2.5

アマチュア無線局JF4CADの活動内容紹介ブログです。

移動耳より情報

2015-10-26 | シャック便り
[四国フェリーに新高速船が就航]
四国フェリーの高松-小豆島土庄間に新しく「オリーブマリン」が就航しました。常石で建造された58tの船で、定員は96名。通常速力は26ノットだそうです。客室は通路を2本にして前方座席を2列シート化し座りやすくしているほか、シートにコンセントも装備しているそうです。

ダイヤの変更はなく、従来「ひかり」が入っていたダイヤで運航しており高松-土庄間の所要時間は「ひかり」と同じく35分になっています。なおスーパーマリン(通常27ノット)の運航便についてもいつの間にか30分から35分に変更されており結果的に所要時間が統一されています。


[JR西日本が三江線の全線廃止を検討か]
広島県の三次駅と島根県の江津駅を結ぶ三江線についてJR西日本は全線廃止も含め検討を行っている模様です。

三江線は広島と山陰の連絡ルートとして1975年に全線開業したのですが、江の川沿いに曲がりくねったルートを取っていることから直線距離の約2倍もの路線となっており所要時間がかかりすぎるため定期の特急や急行は一度も運転されたことがなく山陽と山陰を結ぶルートとしての存在感が薄い路線でした。

近年は過疎化や高齢化が非常に進み沿線人口が希薄になったことから乗客はほとんどおらず大きな赤字を計上していました。

広島と山陰を結ぶ鉄道は可部線が延長に失敗し計画を断念(末端区間は廃止)、残る木次線も近年は冬季になると除雪をせずタクシー代行となっており、ことごとく機能していない状態です。芸備線の三次以東、福塩線の府中以北も乗客が非常に少なく木次線も含め廃止となる可能性があります。

2015年版の「データで見るJR西日本」という資料中に各線の利用状況を示す「平均通過人員(利用する乗客の1日1㎞あたりの人数で国鉄末期は4,000人が廃止ライン)」という数値が掲載されていますが、上記で上げた路線の数字は惨憺たるものです。例えば、
芸備線 東城-備後落合 8 ※恐らく全国のJRでも最下位クラス
三江線 三次-江津 50
福塩線 府中-塩町 201
木次線 備後落合-宍道 218

可部線の末端区間の廃止を巡り地元が頑なに抵抗したためJR西日本は広島地区での路線廃止に及び腰でしたが、その当時よりもさらに乗客が減っておりおそらく数年のうちには廃止話が出てくることでしょう。


[第一航空の粟国線再開は12月以降に]
8月に粟国空港で滑走路逸脱事故を起こし運休中の第一航空は那覇-粟国線の再開を12月以降で計画していることを明らかにしました。事故前の1日3往復は維持できず減便ダイヤでの再開となる見通しです。

事故の原因は着陸時に操縦士が車輪の方向確認を怠った人為的ミスとの疑いが濃くなっているようです。なお事故機のDHC-6-400型機については既に粟国空港で解体されフェリーで那覇に送られましたが今後修理されるかは未定とのことです。

粟国村では事故を受け当面の間、毎週木曜日の泊発粟国行きと毎週金曜日の粟国発泊行きの船を2便に増やしています。この関係で木曜・金曜日のダイヤが変更されていますのでご注意ください。


[ニューげんかいの売却先決まる]
「みどり丸」の就航に伴い引退する福岡市営渡船の「ニューげんかい」の売却先が横浜市の協栄マリンと決まりました。売却価格は予定価格600万円に対し税別3,000万円とのこと(状態は悪くないので予定価格は安すぎるように思いますが)。恐らく整備の上海外に売船となることでしょう。

なお「みどり丸」の就航日は市営渡船のサイト等には出ていませんが、11月となる模様です。
コメント
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