[RACのDHC-8-300型機が1月末で定期運用から離脱]
琉球エアーコミューター(RAC)に1機のみ在籍しているDHC-8-300型機が今月末で定期運用から離脱します。新しいDHC-8-400CC型への入れ替えに伴うもので、今後売却される見込みです。RACが進めてきた機材入れ替えはこれで完了となります。
DHC-8-300型機は50席で、RACの主力だった-100型機の39席よりも輸送力があることから乗客の多い那覇-久米島・南大東線などに入ることが多かったようです。同型機はJALグループ全体でも1機のみしかなく、沖縄のローカル路線でしか乗ることができなかったこともあって「JALグループで最もレアな機材」と言われたこともありました。
RACの300型機は全日空の同型機(56席:全機退役済み)よりも座席数を減らしてあります。これは50席までは客室乗務員が1名で済むためで、客室乗務員を増やさないで済みますから座席あたりの運航コスト削減につながります。DHC-8-400CCも貨物室を拡大することで50席にしてあります。
なお定期運用最終便となる1/31のRAC882便(久米島18:30発→那覇19:05着)は現在のところまだ空席があるようです。また翌日に退役記念の遊覧ツアーが開催されます。詳細はRACのサイトまで。
[オリエンタルエアブリッジで大規模な運休が発生]
長崎-福江・対馬などの路線をオリエンタルエアブリッジは所有する機材1機の法定整備が長引くため1/28~2/5までの間大規模な運休が発生することになりました。
同社はDCH-8-200型を2機、全日空の中古機DHC-8-400型を1機保有していますが、このうちDHC-8-200型機の1機が故障し修理部品の手配に時間を取られたことに加え、もう1機も重整備の時期が来たことにより機材繰りができなくなったなったことが理由のようです。
オリエンタルエアブリッジのDHC-8-200型機は老朽化が進んでおり、昨年には2機が同時に故障し運航できなくなるトラブルを起こしています。2019~2020年には機体の構造寿命を迎えるものの、機材更新のスケジュールを未だに決められないなど運航体制の確保が行き詰まりつつあります。
JAL陣営の天草エアラインとJACはATR42を導入しましたが、オリエンタルエアブリッジが属する全日空陣営は他にATR42を導入する会社がなく、今後の整備体制が見通せないことも後継機種を決められない理由のようです。全日空が国土交通省に対しコミューター航空会社の統合を働きかけているのはこういった事情があるのでしょうね。
[第一航空の那覇-粟国線が再開]
2015年8月に粟国空港での滑走路逸脱事故を起こして以来運休していた第一航空の那覇-粟国線が1/15から再開しました。ここまで遅れたのは第一航空側のずさんな訓練体制や管理体制に加え赤字補填について会社側と県や粟国村とが折り合わなかったためです。
再開はしたものの2018年度の赤字補填については合意ができておらず現在のところ3/31までの期間限定となっています。
琉球エアーコミューター(RAC)に1機のみ在籍しているDHC-8-300型機が今月末で定期運用から離脱します。新しいDHC-8-400CC型への入れ替えに伴うもので、今後売却される見込みです。RACが進めてきた機材入れ替えはこれで完了となります。
DHC-8-300型機は50席で、RACの主力だった-100型機の39席よりも輸送力があることから乗客の多い那覇-久米島・南大東線などに入ることが多かったようです。同型機はJALグループ全体でも1機のみしかなく、沖縄のローカル路線でしか乗ることができなかったこともあって「JALグループで最もレアな機材」と言われたこともありました。
RACの300型機は全日空の同型機(56席:全機退役済み)よりも座席数を減らしてあります。これは50席までは客室乗務員が1名で済むためで、客室乗務員を増やさないで済みますから座席あたりの運航コスト削減につながります。DHC-8-400CCも貨物室を拡大することで50席にしてあります。
なお定期運用最終便となる1/31のRAC882便(久米島18:30発→那覇19:05着)は現在のところまだ空席があるようです。また翌日に退役記念の遊覧ツアーが開催されます。詳細はRACのサイトまで。
[オリエンタルエアブリッジで大規模な運休が発生]
長崎-福江・対馬などの路線をオリエンタルエアブリッジは所有する機材1機の法定整備が長引くため1/28~2/5までの間大規模な運休が発生することになりました。
同社はDCH-8-200型を2機、全日空の中古機DHC-8-400型を1機保有していますが、このうちDHC-8-200型機の1機が故障し修理部品の手配に時間を取られたことに加え、もう1機も重整備の時期が来たことにより機材繰りができなくなったなったことが理由のようです。
オリエンタルエアブリッジのDHC-8-200型機は老朽化が進んでおり、昨年には2機が同時に故障し運航できなくなるトラブルを起こしています。2019~2020年には機体の構造寿命を迎えるものの、機材更新のスケジュールを未だに決められないなど運航体制の確保が行き詰まりつつあります。
JAL陣営の天草エアラインとJACはATR42を導入しましたが、オリエンタルエアブリッジが属する全日空陣営は他にATR42を導入する会社がなく、今後の整備体制が見通せないことも後継機種を決められない理由のようです。全日空が国土交通省に対しコミューター航空会社の統合を働きかけているのはこういった事情があるのでしょうね。
[第一航空の那覇-粟国線が再開]
2015年8月に粟国空港での滑走路逸脱事故を起こして以来運休していた第一航空の那覇-粟国線が1/15から再開しました。ここまで遅れたのは第一航空側のずさんな訓練体制や管理体制に加え赤字補填について会社側と県や粟国村とが折り合わなかったためです。
再開はしたものの2018年度の赤字補填については合意ができておらず現在のところ3/31までの期間限定となっています。