石原慎太郎著『弟』を読了。東京都知事の石原慎太郎の社会デビューが小説家としてであったことは知っていましたが、実際に彼の書いた本を読んだことはありませんでした。この『弟』は、彼の弟、石原裕次郎について書いたものです。石原裕次郎は、私が子供のころ「太陽にほえろ」で初めて知ったので、なんか小太りの中年のおじさんという印象で、彼が昔はカッコいい大スターだったと聞いても、あまり実感はありませんでした。
この本では、石原慎太郎と裕次郎が、どのように子供時代を過ごし、片や小説家として、片や映画スターとして、世間に出て行ったかが、よく描かれています。その時代を知らない者ととしては、とても興味深く、面白かったです。また、裕次郎の晩年についても、最後まできちんと描かれています。
これを読むと、私が裕次郎を初めてテレビで見た時には、もう彼は大病を患った後だったのだとわかります。彼を取り巻く人々、奥さんや石原プロの人々の苦労も、たいへんなものだったと思います。ほんとに病というものはつらいものですね。
文体は独特で、一つの文章が長めだと思いました。推敲を重ねた研ぎ澄まされた文章というよりも、朗々と語って説得していくような文章のように感じました。
体調は変わらず。
この本では、石原慎太郎と裕次郎が、どのように子供時代を過ごし、片や小説家として、片や映画スターとして、世間に出て行ったかが、よく描かれています。その時代を知らない者ととしては、とても興味深く、面白かったです。また、裕次郎の晩年についても、最後まできちんと描かれています。
これを読むと、私が裕次郎を初めてテレビで見た時には、もう彼は大病を患った後だったのだとわかります。彼を取り巻く人々、奥さんや石原プロの人々の苦労も、たいへんなものだったと思います。ほんとに病というものはつらいものですね。
文体は独特で、一つの文章が長めだと思いました。推敲を重ねた研ぎ澄まされた文章というよりも、朗々と語って説得していくような文章のように感じました。
体調は変わらず。