Dutch Life 備忘録

オランダのミュージアム、コンサート、レストランなどについて記録するノート。日常的な雑記も…。

John Grant@Paradiso(アムステルダム)

2013-04-19 11:27:30 | Concert
John Grant(ジョン・グラント)を知ったのは、Spotifyで上位にランクされていたからでした。耳に心地よい曲で、なんとなく懐かしい感じがしました。
オランダでライブがないかと調べたら、ちょうどParadisoであることを知り、すぐチケットをとりました。Paradisoはアムステルダムを代表する老舗のライブハウス。一度行ってみたいと思っていながら、まだ行ったことがありませんでした。ライツェ広場の近くにあります。
ちょっと早めに行ったら、まだあまり混んでおらず、ステージすぐそばの場所を確保できました。後ろのほうだと、背が高いオランダ人の中に埋まって、ほとんど見えない場合があるので、ちょっと安心しました。実は2階の席をねらっていたのですが、そちらはオープンされておらず、1階の立ち見のみでした。疲れたら、壁際に移動して、座ってようかなと思っていました。
John Grantは、40代半ばのアメリカ人シンガーです。バリトンの響きの良い声で唄い、エレクトロニカ系のロックバンドのサウンドがまた馴染みます。ソロアルバムは、2つリリースしており、「Queen of Denmark」と「Pale Green Ghosts」で、この二つ目が先月のリリースで、その折に私の耳に入ったのでした。
ライブ一曲目は深く重い重低音がリズムを刻み、スピーカの近くにいた私には、その音が胃や胸に堪え、嫌だなーと思ったのですが、2曲目以降はだんだんと弱めになったので、音楽に集中することができました。
John Grantはキーボードもときどき担当し、Kawaiの白いキーボードを使っていました。バンドメンバーはアイスランドのミュージシャンたちでした。いろいろ工夫のある音で、一曲一曲を楽しむことができました。
アルバム「Pale Green Ghosts」からは全曲やってくれたと思います。アンコールを含め、約2時間、とても良い音楽に気持ちよく身体をゆだねることができました。
彼はシンガーソングライターなので、曲の詞には自らの人生を反映したものが多いそうです。ライブ後にネットで記事などを読んでいたら、彼はHIVポジティブであることを昨年発表したそうです。そして、「Pale Green Ghosts」には、彼の少年時代のことや、ボーイフレンド、病気の告白などをテーマにしたものが含まれているとのこと。雰囲気で聞いていたので、あまり気にしていなかったのですが、じっくり歌詞を読んで聞きなおしてみようかなと思います。
張り切っていたのか、ライブ中は元気に過ごすことができました。帰りのトラムの中、背中の痛みを感じ、疲れをどっと感じました。早く家へたどり着きたいと思いました。
でも、素敵な夜でした。





最新の画像もっと見る

コメントを投稿