Dutch Life 備忘録

オランダのミュージアム、コンサート、レストランなどについて記録するノート。日常的な雑記も…。

クラシックコンサート:ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団@アムステルダム

2014-05-25 09:28:58 | Concert
アムステルダムのコンセルトヘバウでのロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団のコンサートへ。
お目当ては、ラフマニノフのピアノ協奏曲第二番。ピアニストは、Simon Trpčeski (シモン・トルプチェスキ)。彼はマケドニア共和国出身の35歳。見た感じはもっと年をとっているように見えました。まあ貫禄がある感じというか…。実は4年ほど前に一度彼の演奏を聞いたことがあるのですが、よく覚えていません。
彼は、先日のクロアチア等の水害に触れ、「この演奏を捧げます」というコメントを述べてから、弾きだしました。
以前にアレクサンダー・ガヴリリュクのラフマニノフピアノ協奏曲第二番を聞いたときにオーケストラ後方の席でオークストラに近いのでピアノの音がよく聞こえない経験をしたので、ピアノのときはこの種の席を避けようとおもっていたのに、今回のチケットも同じような席で唖然としました。多分、ガヴリリュクより前にとったチケットだったようです。
ただ今回のオーケストラはロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団で、ホールもガヴリリュクのときとは違って、コンセルトヘバウ。ホルンのそばだったのでちょっとホルンが大きな音すぎる気はしましたが、それ以外はよかったです。
オーケストラとのバランスもよく、フルートやオーボエのソロの音がとろけるように美しく、ピアノもすてきでした。特に第二楽章がすばらしかった。とても美しかったです。トルプチェスキは、指揮者とアイコンタクトを明確にとり、自分の演奏がない部分ではとてもリラックスしているように見えました。
指揮者はLionel Bringuier(リオネル・ブランギエ)でした。フランス出身の28歳の若手ですが、堂々とした貫禄がありました。
休憩後のプログラムは、
Debussy - Prélude à l'après-midi d'un faune(牧神の午後)
Skrjabin - Le poème de l'extase, op. 54
でした。
幻想的な、神秘的な世界が感じられ、スクリャービンの最後のほうの音の饗宴はとてもすばらしいものでした。
やはり、本拠地のコンセルトヘボウで、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団を聞くのはいいものだなあと思いました。
体調は良好です。


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