Dutch Life 備忘録

オランダのミュージアム、コンサート、レストランなどについて記録するノート。日常的な雑記も…。

アウステルリッツのピラミッド

2013-07-07 12:47:09 | Weblog:散策
日曜日、晴天で暑くなりそうです。今日は、ウィンブルドン男子決勝、ドイツF1グランプリ、ツール・ド・フランスと観たいスポーツが目白押し。それで、午前中にちょっと散策に出かけることにしました。
目的地は、アウステルリッツのピラミッド(Pyramide van Austerlitz、写真、逆光でわかりにくくてすいません)。ユトレヒトの丘陵地帯のいちばん高い部分にこのピラミッドはあります。高さ36メートルで、1804年に造られました。頂上にあるレンガ造りのオベリスクは1894年のものです。
近くの駐車場に車をとめると、すぐにウォーキングルートが始まります。4種類の色わけしたルートで、いちばん短い赤のルートを歩くことにしました。300メートルくらい進むと、ピラミッドがありました。上ることもできるのですが、オープンは11時からで、私たちは早すぎました。まあ、上るのはたいへんそうなので、上れても上らないと思います。
森の中と右へ左へとウォーキングルートは進み、木陰の中を気持ちよく歩くことができました。小鳥の声が聞こえます。途中、ハイデ(ヒース)の草原に出て、そこにはベンチもあり、ひと休み。1時間弱の簡単なコースでした。
とても久しぶりの自然公園内のウォーキングで、リフレッシュしました。
駐車場の脇には、子どもが遊べる遊具が充実していて、小さな遊園地的な施設があり、小さな子ども連れの家族がたくさん遊びに来ていました。
お昼前には、駐車場はかなりいっぱいになりつつありました。
私たちは、11時すぎには帰途に着きました。
体調は良好です。

クラシックコンサート:ルガンスキー(ピアノ)@Concertgebouw(アムステルダム)

2013-07-05 09:59:48 | Concert
7月になり、夏が来ると、アムステルダムのコンセルトヘバウは、サマーコンサートの季節になります。コンサートホール内も夏のフェスティバルの装いに…(写真)。冠スポンサーは、Robeco。この会社はオランダの歴史ある証券会社なのですが、最近オリックスが買収しました。
話がそれましたが、サマーコンサートの期間、少しお手ごろな料金でコンサートを楽しむことができます。観客には観光客も多く、冬場とはちょっと観客層が違うなと思うことがあります。また、この夏期間のコンサートは開始が20時からで、通常は20時15分なので、注意が必要です。今回、私は20時15分のつもりで出かけていて、かなりぎりぎりでした。
され、今回は、Nikolai Lugansky(ニコライ・ルガンスキー)のラフマニノフのピアノが聞きたくて買ったチケットでした。
オーケストラはNationaal Orkest van België(ベルギー国立管弦楽団)で、指揮はAndrey Boreyko(アンドレイ・ボレイコ)。
演目は、
ワーグナー - Vorspiel ( 'さまよえるオランダ人'から、 WWV 63)
ラフマニノフ - ピアノ協奏曲第二番 op. 18
ベートーベン - 交響曲第三番  op. 55 'エロイカ'
でした。
ルガンスキーは、ラフマニノフが得意ということもあり、すばらしい演奏でした。ついつい先日聞いたアレクサンダー・ガヴリリュク(Alexander Gavrylyuk)と比べて見てしまったのですが、ルガンスキーは見た目もすらっとしていて格好よく、演奏もクールに美しく弾いていながら、パッションを感じさせます。アレクサンダー・ガヴリリュクは、内田光子のように、演奏に魂を込めるように、顔の表情がとてもエモーショナルに変化します。ルガンスキーのほうが知的な華麗さがあって、ロシアって感じがします。ピアノ演奏自体の良さは私にはなんとも判断がつけられないのですが、今回は、指さばきがすべて見える席で見ることができ、演奏そのものを心ゆくまで堪能することができました。現在42歳くらいかな、円熟味がでてきて、とても見頃かもと思います。
ルガンスキーは、コンセルトヘバウで毎年お目見えし、オランダではよく見ることができます。私も以前に見たことがありました。
コンサートが終わってからも、頭の中では、ラフマニノフのピアノ協奏曲第二番が鳴り続けました。
夏のコンサートの間、休憩時間に「Sushi&Bubbel」というお楽しみがあります。これ用のチケットを買わなければいけないのですが、コンサートのチケットを買ったときに一緒にクリックしていました。休憩時に、サマーカフェというガラス張りのカフェへ行き、すしとシャンパンを楽しむことができます。おすしは、一人あたり2個。まあまあのお味でした。でも、私はアルコールはほとんど飲めないし、休憩時なので、あまりゆっくりとはしていられないし、いまひとつでした。シャンパンが好きな人にはいいかも。
夏のコンサート、まだ何枚かチケットを買っているので楽しみです。
体調は良好です。オランダも気温が25度を超え、夏到来です。うれしいです。




本「ホワイトアウト」

2013-07-04 08:34:40 | Book
真保裕一著「ホワイトアウト」を読了。
吉川英治文学新人賞受賞、このミステリーがすごい!で国内部門1位など、かなり好評だったので、文庫化されているのを知って買い、読みました。
でも、ちょっと期待外れでした。山とか、この類のサスペンス小説が好きな人にはよいのでしょうが、私には何かいまひとつ響くものがありませんでした。
最初の三分の一くらいは興味をもって面白く読めたのですが、それからが長く、雪深い場所の寒さや困難さの描写が延々と続き、あーこれって映画で見たほうが楽しめるだろうなあと思いました(映画化されてヒットしたそうです)。文章が硬質というか、私には合わなかったです。最後の三分の一は、あらすじがわかる程度に読み飛ばしてしまいました。
内容は、冬の雪深いダムの水力発電所を武装した一団が占拠し、アクセスができる唯一のトンネルも爆破されて通れなくなり、雄大なダムを擁した発電所施設で、武装一団と人質になった人々(特にたまたま訪問していた女性)、そしてダイハードぶりの活躍を見せる発電所の職員(富樫)、なかなか対策のとれない警察が織り成すサスペンス&アドベンチャー小説です。
良い点は、最初の「十一月 奥遠和」の章はとても良かったです。これは、この事件の以前の出来事で、この本の主人公といえる富樫が遭難者救助に同僚と出かけ、ホワイトアウトに見舞われるものです。この章は、読みごたえがあり、じっくりと読みました。
もしかしたら、私は、山や雪の経験がほとんどないので、共感、実感の部分で弱い部分があって楽しめなかったのかなとも思いました。
体調は良好です。ちょっと疲れたというか、ぼーっとする感じがするのはHbが低いせいかな。

ジャパニーズ・ツナサラダwithワサビ

2013-07-03 09:48:03 | オランダ:トリビア
オランダには、パンにぬって食べるタイプの「サラダ」と呼ばれるものがあります。私は、このタマゴのサラダをたまに食べるのですが、これは茹でタマゴを潰したものにマヨネーズを混ぜた感じのものです。ツナサラダは、缶ツナにマヨネーズを混ぜたようなもの、他には、カニサラダ、エビサラダ、キュウリサラダなどいろいろあります。
今回、Johma(メーカー)のサラダの新製品に「Japanse Tonijn Salade met Wasabi」(写真)というのをスーパーで発見! 早速買ってみました。この商品名、「日本のツナサラダ わさび入り」です。うーん、どんな味なのかなーと興味がありました。
さて、トーストに塗って食べてみると、うーん、確かにわさびの味が…。というか、わさびの味しかしない。わさびの味がきつすぎて、それだけが口に残る感じです。わさび風味の柔らかいツナマヨネーズ。わさびマヨネーズという製品が日本にもあるので、まずくはないのですが、もの足りない感じです。これを、本当のマグロのお刺身につけて少しお醤油をたらして食べればおいしいのでは…など、いろいろと考えてしまいます。
きゅうりとあえてみればいいかなーとか…。
はっきり言って、単品でパンに塗って食べるのは、あまりおすすめしません。
この商品、商品寿命はあまり長くなく、そのうち棚から消えるだろうと思います。
体調は良好です。今週のCRPは2でした。