今朝はグッと冷え込みましたが、日中は暖かくなる予報だったので、バラの土替えを始めようと思います。
彼是20年以上バラを育てていて、毎年冬の土替えの作業をしてきました。
長い間、すべてを新しい土(赤玉土、堆肥、草木灰、よう燐などのオリジナルミックスや、市販のバラ用培養土など)で行ってきました。
随分前ですが、とある業者さんのHPで、「毎年土を替えるのは、根を痛めるので良くない。」というコラムを読んで、一度替えずに置いたら、春、幼虫に根を食害され、大好きだったバラたちを3本も枯らした痛い経験もあります。
また、古土がもったいなくて、使ってみた年もありますが、生育は良くありませんでした。
しかし、使い終わった古土があまりに多く残ってしまい、処理しきれなくなったので、良い方法はないかと考え、バイオポストなる堆肥を見つけました。
そこで昨冬は古土に堆肥、草木灰、よう燐、ニームケーキなどに加えて、バイオポストを混ぜて土を作り、新しい土に2~3割ほど混ぜてみました。
同時にバラ用ミックス土や、従来のオリジナルミックス土でも、土替えをして、初夏の花の咲きようが土によってどのように違うのか観察しました。
肥料のやりようは皆ほぼ同じです。
結果、初夏の咲きように大きな差はありませんでした
そこで今年は、バイオポストやその他諸々を混ぜた古土(真夏を越したもの)を主に土替えをしようと思います。
果たして上手くいくかしら。私にとっては挑戦です。

今流行の米ぬかは使っていませんが、今までの経験から、
バラの栽培で一番重要なのは、結局、バラ自身の樹勢だと感じています。
それはバラ自身が決めることで、そのお手伝いをするのが育て主なのだと。
どんなに土をアレコレやっても、季節が来ればハナムグリの幼虫は狙いを定めた鉢に取り付きます。
昨年は生育が一番順調だったグラハムトーマスの鉢から、秋遅く20匹近い幼虫が鉢の表面に浮き出てきましたし、カミキリムシの幼虫(キクイムシ)に幹を痛められた株にはカイガラムシが、ここぞとばかりに貼り付きました。
我が家には育て始めて10年を越えるバラが幾つもありますが、さすがに年をとってきたようで、弱っているのが手に取るようにわかります。
樹勢を取り戻すために、アレコレ試しても、なかなか思うように回復しませんが、バラを薬ツケにする気もなく、時間も取れないので、なるべくシンプルに栽培したいのです。
多くのバラの愛好家が、各々悩みながら冬の土替えを行っている事と思います。
「これがベスト!」という方法などありません。
地道に、自分に合った方法を見つけなければならないのが、バラ栽培なのだと思います。
そして、その効果が現れる時、ローザリアンに、この上ない幸せが訪れるのです。
「苦労して良かった
」と思える瞬間こそ、バラ栽培の醍醐味なのでは
と、自分を励ましたりして
人気ブログランキングへ
日本ブログ村 花ブログへ
