昨日、横浜イングリッシュガーデンで催された園芸家&ガーデンデザイナー吉谷桂子さんのガーデニングセミナーへ参加しました。
お題は「英国に学ぶ庭作り~ガーデンライフの楽しみ方」
吉谷さんは実物もお綺麗でファッションもお洒落でお似合い。
ガーデニングだけでなく、素敵ライフスタイルの提案も各メディアやご本人のブログで紹介しています。
沢山のスライド写真とともに、様々な庭作りや生活のヒントや考え方など、今すぐにでも生かせそうなお話を一時間半ほど伺いました。
その中から私の心に残った言葉を拾ってご紹介します。
「素敵には訳がある」
素敵な人生や暮らしを知りたくて英国に渡ったという吉谷さん。
庭や花を取り入れた美しいスタイルのある暮らしを、感じたそうです。
建物の色や背景に配慮(コーディネート)した植え込みの植物選びや、窓の外の風景を考慮に入れたした室内(インテリア)の設え方など素晴らしく、
他人の目も意識し、絵になる景色を作ろうと意識を持つ事が大切だと仰っていました。
背景を考慮しながら花の写真を撮ることで美意識が磨かれる。
椅子を一つだけ置くと、仕舞い忘れたのかな?と思われるけれど、同じ椅子を二つ並べておくと、そこにデザインが生まれる。
植物を植える際、一か所に二色以上色(の系統)を使わない。
「立ち上がる・横に広がる・下に下がる」「面・点・線」で、庭(寄せ植えも)のデザインを考える。
色合いが層になって見える景色を作る。
異なる葉や花の形を組み合わせる・・・・・etc
「人と会うこと。人に見せること。人を魅せること」
花を生かすために背景に気を配る。
色のグラデーションを考える。
フィリングプランツ、アクセントプランツを取り入れる。
庭を見に行った際、ガーデナーの意図(美しい理由)を私たちが見つけ出す(見い出す)。
絵になる庭を作るには、欲望=植物コレクションに走らないこと。
ただ植物の栽培だけしているしている人は退屈な人「the dullesr」だと、かのべス・チャトー女史が言っているそうです。
植物を育てるガーデニングを10年+美意識を持って育てるガーデニングを10年=20年で初めて(本当の)ガーデナーに成れるのでは。
とのお話の際は、さすがに会場からため息が漏れていました。
長い道のりのようですが、参加者の多くは今からでも、平均寿命には間に合いそうでしたよ
セミナー後、横浜イングリッシュガーデンのバラを監修している河合伸志さん作出で、吉谷さん命名の薔薇「ベルベティトワイライト」の前で香りを確かめる吉谷さん。
その後、ガーデンの芝生広場で参加者とで記念撮影しました。
セミナーを通して私が感じた事は・・・
庭&花とライフスタイルは、イギリス(西洋)では切っても切り離せないもの=文化。
歴史を遡って日本の庭文化は、庭師や旦那衆など男性が中心で、多くの庭が男性の感性で作られてきましたが、これからは女性が、生活と同化したガーデニング文化を作る時代になるのではないかしら。
そのためにも、美意識を持ってスタイルある日常生活を送らなくてはね。
まま、難しいことですが、心がければ何とか
素敵なお話、ありがとうございました