7月7日。
この日は札幌で、高校時代の恩師の初出版を記念して、有志でこじんまりとしたお祝いを兼ねたクラス会があり、いったん来札。
せっかくのチャンスなので、少し早めに到着し、飲み会までの空き時間に恵庭の「銀河庭園」を訪れました。
銀河庭園はこの時期「バラ祭り」の真っ最中。(16日まで開催中)
なので、バラを中心にご紹介します。
入ってすぐの淡いサーモンピンク色の可愛らしい小さなツリーハウス。
木柵に絡まっているのは、今一寸した人気のミニ蔓バラ「夢乙女」
ロマンチックな演出です。
この時期はガーデンの彼方此方のバラが開花していて、いつも以上に花やなか印象のブラック&ホワイトガーデン。
白系のバラと黒撫子のコンビもシックで素敵
2週間前までは藤で覆われていたであろう白と青の花がメインのトレリスガーデンのアーチも、この時期は白い蔓バラが
青系はデルフィニウム、段菊(カリオプテリス・インカーナ)、セントレアが
白系はバラは勿論、アストランティアなど、大きく育っておりました。
期待のローズガーデンは色彩別に四つのコーナーに分かれています。
「黄オレンジエリア」のゴールドフィンチのパーゴラから「赤白エリア」を眺めたところ。
「ピンク白エリア」から「MIXエリア」を眺めると乙女チック
このバラ園には70種600株のバラが植えられているそうで、イングリッシュローズやオールドローズ系など香りのよいバラが多いようです。
北海道の林の中を歩いているような気分を味わえる木道ボードウォークを進むと、左側に「小さなバラの村」があります。
アーバーに絡まっているのはポールズヒマラヤンムスク。
此処なら大暴れしても大丈夫そう
コンスタンス・スプライを絡めたアーチが続きます。
アーチも銀河庭園っぽいかな。
感心したのは、この庭園のバラは、ニームオイルや竹酢を使いながら、すべてオーガニックで育てていること
北海道では一番花までは、本州ほど虫や病気に煩わされることがないそうです。
バラに付く虫も少ないのだとか。
羨ましいですね
散策中マイマイガやコガネムシを見かけたりしましたが、それもガーデナーさんたちが捕殺するそうです。
毎朝、バラ摘みをし、そのバラで食品や化粧品を作って販売しています。
この日は最高にお天気が良く、暑かったので、いったん休憩
「小さなバラの村」のカフェで、バラ祭り期間限定のスウィーツセットをいただきました
バラのシフォンケーキがフワフワ~でアイスローズティが甘サッパリ~で、オイスィー
英気を養って、庭園奥へ
スタンベリー・ガーデンも青白系の宿根草が満開。
黄緑色に茂っているのはシダの葉で、それが朽ちた大木の風景に似合っています。
手前の古木の株もとにはワイルドストロベリーがたわわに実っていたので・・・・一粒摘んで・・・オーガニックだし
おなじみのドラゴンガーデンは、宿根草の株が大きくなっていたせいか、見ごたえが出てきました。
赤いアスチルべやベアグラス、背に低いアリウム、アキレア、アンジェリカ・アーカンジェリカ(セリ科)などなど。
黄色いジギタリス・フェルネギアが目を惹きました。
ドラゴンも満足していることでしょう
ポタジェも豆の花も咲いて、勢いがあります。
赤紫の垂れ下がる花は何という野菜でしょうね。
サルベージガーデンの錆びついた門扉と同じような品物が、何とガーデンショップで売られていました
庭園奥の丘からベアガーデンを見下すと、パラソル下の木陰が私を待っているようで・・・
再び休憩しました
銀河庭園特製のローズソーダは、バラの香りでクラクラしそう
お土産に買って帰りたかったのですが、この後の飲み会の事を考えて、我慢しました
池の廃墟上の高台に上ると、枯れ枝の先にトンボが
夏ですが秋の風情もある北海道
あと一か月もすれば旧盆で、それが終わると早、秋の気配ですからね。
銀河庭園はデザインとコンセプトと構造物が揺るぎなく、ガーデン界のディズニーランドだと感じています。
だから、いつ来ても、それなりに楽しめちゃうんですよね
それは、たぶん植栽が、赤白黄色の一年草ではなく、色合いを抑え気味にした土地に根付いた宿根草がメインだからではないでしょうか。
構造物と植栽がマッチしているって事なのかしら
来年もまた、来れると良いな