旅するガーデナー

いつも五感を刺激し、喜怒哀楽、幸も不幸も、哲学も瞑想も、言葉にできない多くが存在する庭は私のパワー・スポット!

旧花の空き地の今

2018年05月07日 12時09分29秒 | 花の空き地

先ほど駅まで次女を車で送った帰りに、以前住んでいた宅地へ寄りました。
今冬、宅地全体がスッキリと刈りこまれ、鳥の落とし物から生えて大きく育っていた木々もすっかり撤去されて、完全な更地になっていました。
あ~、間もなく道路の工事が始まるのかな~
なんて思っていましたが、まだ始まっておりません。

何もない状態になったので、春の雪柳は見られませんでしたが、先月立ち寄った時にスズランが咲いていました。
地下茎で育つ植物は強いですね
そして現在は雑草の中からシランがモリモリ咲いています。
刈られたユキヤナギも復活していました。

ドクダミは、流石です

モモバナヒメツキミソウは皆無でしたが、エリゲロンはドクダミの中から咲いていました。
丈夫です



大概の園芸種は雑草に負けますが、負けない種類も多々あります。
ウチの旧宅地ではコンクリートの間からレモンバームが

雑草の中からブラックフェンネルが
ハーブ類も強健ですね。


そして驚いたのはアリウム・シクラム
旧庭に植えていましたが、パッと大きくならず消えてしまったと思っていました。
しかし、更地以降4年を経て、こんなに大きく育つとは

実は4月に覗いた時、スパニッシュ・ブルーベルが数本、ありえない大きさになっていてビックリしたの。
それで掘ろうと思って移植ごてを持って行ったのですが、球根が地中奥深くに埋まっていて、大きくなっていた株は掘り上げられなかったのです。
肥料も水も与えず草刈りもしていない一度更地になった空き地で、球根が庭植え時よりも大きくなるなんて不思議です。
環境が合っているのでしょうか

そんな風に空き地の観察を楽しんでいた頃を思い出し、旧Oさん宅の側に立ってたら、フウ~ッと甘い香りが漂ってきました。
「もしかしてクチナシ
周りに香る花なんて見あたら無いのですが、Oさんが育てていた事が頭を過ぎったのでしょうかね~
ちょっと懐かしい気持ちになりました。

本日ブログは2連投。
明日はお休みします

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旧花の空き地にも夏の花が

2016年06月19日 09時52分51秒 | 花の空き地

先日車で通りがかったので、ちょっと覗いてきた旧花の空き地。
草ボーボーでどうしようもないように見えますが、こんな荒れ果てた地でも、しっかり根付いて花を咲かせる宿根草に、感心するというか、感慨深いというか・・・
心に刺ささる何かがあります。
スマホで撮影してきました。


私が昔植えたへメロカリスが、ますます株を大きくしているのには、驚き
陽当たりと自然雨さえあれば育つ、すこぶる強健種だったのです。

ルドべキアも同様に、今年も花を咲かせていました。

フランネル草も元気ですよ~
白花も咲いています

そしてアップルミントとエリゲロン。
写真には写っていませんが、モモバナヒメツキミソウも残っていました。

野鳥が入れ替わり立ち代り藪となった一角に出入りしていました。
よく見ると、実が生っている木が
桑の実でしょうか・・・ピントが合っていませんが

コンボルブルスも藪の中で咲いていました。

他に紫陽花が咲いていましたし、ヒメヒマワリ(へリオプシス)や槿も咲きそう。
夏はもう少し賑やかになるかもしれない、旧花の空き地です。

ついでに以前の我が家の敷地を覗いてみると・・・
ラムズイヤーが、ヒメジヨンに混じって元気そうに咲いていました。
なんででしょうか・・・自由・・・なんでしょうね

お向かいの敷地にはクロコスミアも。


旧花の空き地を見る度に、植物にとっての「適地」とは何かを考えさせられます。
これらの花は、頑張って咲いているのではなく、とっくに庭主が去った場所で「好きで咲いている」わけ。
陽当たり、乾燥、無肥料でも育つ草花・・・というかそういう場所が好きな草花。

こうした植物を利用して、ローメンテナンスのお花畑なんかできそうだよな~
な~んて、ね

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空き地にも、春が来たぁ

2016年03月10日 16時30分40秒 | 花の空き地

今日はどんより曇った寒い一日です。

次女を駅まで車で送った帰り、旧花の空き地を回ってみました。
遠目に、雪柳が咲いているのを確認
帰宅して、写真を撮りに行きました

まだ半分も咲いていないみたい。
満開はもう少し後かな。
雑草だらけの空き地になりましたが、雪柳は健在です

昨年咲いたルドべキアとシランの殻がまだついたままでした。
こういう景色に・・・今どきの言葉でいうと、萌えます

枯れ草を少しかき分けると、昔私の植えたミニ・スイセンが咲いていました。
他のスイセンはまだ葉が出たばかりのようですが、中には蕾が見えましたから、今月末には咲くかもしれません。
たくましいです

 

旧庭でも球根花が咲いていました。
八重咲きスイセン

スノーフレーク

すでに市の土地になった空き地ですが、市民からの要望がないのか、草刈がなされません。
秋に草刈りをしていれば、今頃もっとはっきり花を確認できるのにな~
でも、雪柳を切られるよりはマシかな・・・
あと何年、このままなのかしら。
着々と、新しい道路は伸びて、かの地に迫っています。

近所の空き地の土手では土筆が出ていました。



今朝、ゴミ出しに出たら、思いがけず鶯の鳴き声が聞こえてきました
先日、残っていた近くの林が伐採され宅地化工事が始まったので、もう鶯の鳴き声は無理かと思っていましたが、まだ竹藪は残っているので、鶯も恋の季節を迎えられるのかもしれませんね。
でも、なんだか下手くそな鳴き声でした。
上手く彼鳥ができると良いけれど

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むかし花の空き地ありけり

2015年09月27日 12時40分50秒 | 花の空き地

先日、車で通りかかったら芙蓉の花が綺麗に咲いていたので、昨日改めて写真を撮りに行った、花の空き地だった所。

ご近所さんたちと気ままに花を植えたり剪定したりして、5年ぐらい楽しんでいた空き地でしたが、市の区画整理の関係で、この辺りの家は移転となり、約2前からは放置状態。
それでも花の空き地は季節を忘れず、春には雪柳等が、夏にはルドべキア等が、そして秋には芙蓉等が咲くのです。


昨日は雨上がり&曇り空のせいで芙蓉の花も綺麗に咲いていなくて一寸残念。


芙蓉の裏側では、この時期キバナコスモスが盛りです。
エリゲロンもまだ咲き続けています。


我が家のキバナコスモスは、昨秋に此処から移植したものです。
今年もこぼれ種で良く咲いています。


夏のルドべキアの名残りが、ドライフラワー(枯れ花)になっていました。
以前は生えていなかったセイタカアワダチソウがしだいに勢力を伸ばしています。


ご近所さんが植えた槿も咲いていました。



この辺りは一年前、移転後に家々が取り壊されて、草刈りもされずにそのままになっています。
左側が、花の空き地だったところで、右側が、家が取り壊された後の空き地。

この辺り、ほとんどが右側のような草ボーボーの空き地となるなか、花の空き地だった一角は、緑濃く、花も咲いて、通りがかる人の目を未だに楽しませてくれています。
上の写真を見るとその違いは歴然でしょ

この差は何なのか

私もご近所さんも、花の空き地では植えっぱなしでも毎年咲く植物や、鳥の落とし物から生えたり、こぼれ種で育ったりした植物を育ててきました。
各自庭とは違って、マメに手入れしてきたわけでもありません。
無肥料、無農薬、ほぼ無灌水。

しかし、確かに一度人の手は入っているけれど、手を入れ無くなって2年たっても、こうして花の咲く空き地となっています。

それが、面白い

もしかしたら・・・これが適材適所の究極の例かもしれないな~


 

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番外編~旧花の空き地

2015年05月09日 17時16分00秒 | 花の空き地

以前住んでいた家の近くの空き地で、ご近所さんたちと持ち寄った花を植えて
花の空き地」にして楽しんでおりました。
区画整理の移転に伴い、ご近所さんともども空き地から離れてしまったので、
花の空き地はお終いに。

しかし、当時鳥の落とし物から育ち、
空き地のシンボルとなった木に花が咲いたようなので
行ってきました。
すっかり大きくなっておりました



葉がハナミズキに似ていたので、
てっきりご近所さんのハナミズキから育ったのかと思ったのですが
残念ながら違いました
たぶんとてもポピュラーな雑木だと思います。
たぶん秋には赤い実が付くかと。

 

空き地は史跡調査のため
中央部分が掘られてしまい土がむき出しになっていますが
残った草花は咲いています。

シランはすこぶる強健種


エリゲロンはいまだに元気。


空き地の北東の角に生えている木に
星形の花が咲いていました。


モモバナヒメツキミソウ

今もなお季節になると咲くんですね


私が植えたシャスタ―デイジーが一輪だけ。


ユスラウメ
の実もなっていました。


そしてご近所さんが植えた多肉植物に花が咲いていました。
「三時のあなた」だったかな


アップルミントは掘られて少なくなりましたし、
中心部を覆っていたモナルダは跡形もなくなくなりましたが、
まだフランネル草、小判草が残っており、
紫陽花や芙蓉も空き地の隅で育っていました。


早々に移転したご近所さんの跡地には蕗が生えていました。
植えていたのかしら
蕗だよ~蕗~

 

ご近所さんとアレコレお喋りしながら、
適当~にお手入れしては
花を咲かせていたころが懐かしいな
良い思い出になりました。

また機会があったら、様子をブログに載せようと思います。
遠くに引っ越したご近所さん、見てるかな~このブログ。

 

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さようなら 花の空き地

2014年04月10日 13時03分56秒 | 花の空き地

引っ越しに伴い5年間楽しんできた「花の空き地」ともお別れ

5年ですっかり空き地を囲うように育った雪柳が満開になりました。

 

水仙もこれが見納めです。
私が植えた水仙たち。間もなく咲くのもあるのですが、それは道行く人に楽しんでもらいましょう。

元の持ち主が植えていた水仙。
毎年咲いていました。

スノーフレークも咲くようになったのですが、これでお別れ。


昨年、引っ越したご近所さんが植えたハナズオウも咲いてきました。


そのご近所さんの土地では、ショッカイソウが満開です。
家を解体して更地になっても、種が残っていれば咲くものですね。
元の持ち主がどんな庭を作っていたか、なんとなくわかるのが面白いです。
虎ロープは市側が立ち入り禁止のために張ったもの。


写真に写っているトラックは、お隣の解体物を運搬するためのトラック。
その先にトンネルが見えますかね。
そのトンネルに続く道路が此方側に延長されるので、この辺り一帯が区画整理になったというわけ。

 

アッという間の5年でした。
植物の性質を、自庭とは違った環境で観察でき、とても勉強になりましたし、ご近所さんたちとアレコレ庭談義しながら作業したのも楽しかった

 

ありがとう & さようなら 花の空き地 

 

 

 


花の空き地通信 11月18日号

2013年11月18日 13時56分30秒 | 花の空き地

我が家が引越せば、花の空き地もお終いなので、始末に向けて先日来少しずつ草刈りをしています。
来春までにはとりあえず「ただの空き地」にする予定。

そんな花の空き地に最後の小菊の季節がやってきました

キバナコスモスやアップルミントやそのほかモロモロの草花が生い茂る空き地に在って姿を消す草花が多い中、「我関せず」を決め込む小菊たちに、植物の凄さを学びます。


環境に合った宿根草の強さでしょうか。

一種類ではなく様々な色の小菊が咲いています。

ほとんどが元の持ち主が植えたもので、家の解体工事の際、重機に踏み固められた地面からでてきました

そして、着々と増えています
花期が長いので、道行く人の目を楽しませてくれていると良いな~




タカサゴユリとルドべキアの花ガラは、一部冬のオブジェにすべくドライフラワーとして残しています。


もうすぐお別れなんだね
短かったな~

空き地に花を植えて、どこまでローメンテナンスで維持できるのか色々と学ばせてもらったから、それを今後に生かしたいと思います

次回(たぶん春)で最終回となるこの通信。

最後までお付き合いくださいね

 


花の空き地通信 ~ 梅雨の晴れ間

2013年06月23日 10時06分31秒 | 花の空き地

6月も半ばを過ぎたころから、ルドべキアが咲き始め、花の空き地も一斉に衣替え。
宿根ヒマワリも咲いてきたので至る所で黄色の花が目立ちます

満開のオレガノの花の中にもルドべキア。
このコントラストが、草原ぽっくって好きだわ

今年は紫陽花も咲きました。
日当たりが良すぎて、水が足りないので、なかなか大きくならないけれど、着実に根付いてきたんだな~

それでもやはり葉色が薄い
それとも元々、こんな黄緑色の葉だったのだろうか・・・


此方は日向でも、毎年頑張って咲くギボウシ
葉が大きくならないのが悩みですが、花丈は変わらないようです。

ご近所さんが植えたこの花は、フロックスの仲間だと思います。
乾燥が好きみたいで、過酷な環境でも綺麗に咲いているんですよ

自然に生えてきたルドべキアには、いくつか種類があります。
中心が茶色のボタン状のものと、こちらの様に花びらの中心部も茶色の種類。
乾燥地が好きな花です。


乾燥が好きか嫌いかと言えば、好きなのだと思う我が家から移植したこのへメロカリス
増えてます
右上隅に写っているハルシャギクは特定外来種みたいなのですが、ご近所さんが好きな花なので、抜こうかどうしようか迷っています。
まあ、パッと増えもしないから、このままでもイイかな~




昨年まで空き地の中心に大きく育っていたレモングラスは、今年の冬の寒さでほぼ壊滅。
よって、今は中心部にアイキャッチになる植物が無く、ちょっとノンベンダラリとなっているかな
草原チックと思えば楽しいかも

この草原の中をかき分けてみたらネジバナが咲いていました
健気です~。でも丈夫なんだね。

 

空き地を取り囲むアスファルトの道路の裂け目から、キバナコスモスが咲きました。
ど根性キバナコスモス」再び

次の季節を、虎視眈々と、待っているかのようです。
実生の草花って、特に季節に正直ですね。


増える物あり、絶える物ありの、花の空き地ですが、人がちょっとだけ手を貸すことで、花が途絶えることなく、咲くんだな~
って、いつも思います。
綺麗な花壇でなくても、ローメンテナンスで見苦しく怪しい草むらを回避する術はあるんじゃなかろうか

そんな花の空き地の挑戦は続く


花の空き地通信 ~初夏を迎えて 2

2013年06月03日 10時25分16秒 | 花の空き地

こうしてアップしていると、花の空き地に初夏の草花が多いことに気が付きます。
お手入れ不要の宿根草がメインだとそうなるのかな。

6月に入ってガンガン咲いてきたのはモナルダ(ベルガモット)
乾燥した日当たりの良い地が大好きなので、放りっぱなしですが、良く増えました。


気づくとスカシユリが咲いていました。

空き地は日当たりの良い所なのですが、それでも西陽の当たらない場所ではホタルブクロが増えています。

ガウラ(ハクチョウ草)は、我が家より早く咲きはじめます。

 

そして、何よりうれしいのがユスラウメの実
今年はものすごく沢山生って、採り放題~

以前私が植えたワイルドストロベリーも沢山実をつけていました。
鉢植えで育てているのと違って、実が大きく甘い
やはり地植えだと育ち方が違いますね。
「西の魔女が死んだ」で魔女(おばあさん)が一面のワイルドストロベリー畑を作っていましたが、その理由がわかりました
う~ん、草花の中で直射日光が当たらないけど、これだけ生るのなら、色々使い道があるかも


空き地のシンボルだったレモングラスが今年の冬の厳しさでほぼ壊滅状態の中、冬に私が剪定したヤマボウシ(or ハナミズキ)が新梢を立ち上げています。
形も良くなって、なんだか来春花の咲きそうな予感
剪定って、大事ですね ウフフ

 

ユスラウメとワイルドストロベリーは収穫して、食べちゃいますよ~

小花が多いので、遠目にはそれほど花が無いように見える初夏ですが、中に入るとチャンと咲いているんですよ
しかも今年は実りも多い

来年の今頃はこの地に住んでいない予定だし、再来年には、空き地が道路になるので、今年度がご報告の最後の年になるかも・・・
でも、コレカラモ☆ヨロシクの花の空き地です。


花の空き地通信~初夏を迎えて 1 

2013年06月03日 10時02分16秒 | 花の空き地

5月下旬から、花の空き地も草花の開花ラッシュとなりました。

エリゲロンが咲いてくると、空き地の其処此処が賑やかになります

シャスターデージーは、そろそろ終わりです。
此処は乾燥していて風の通りも良いので、うどんこ病とは無縁です
でも、なかなか増えない

空き地のアチコチで増えて、元気に咲くフランネルフラワー。
濃いピンク色と白花と二種類咲いていますが、白花の方が多くなりました。

その代りモモバナヒメツキミソウに元気がありません。
まだ本番じゃないのかな。

小判草は毎年元気です。ヤレヤレ

そしてドクダミ
オギザリスが負けちゃうかな。

今年はニワゼキショウに巻き返しが見られます

小さな朝顔のようなつる性の、この花の名前は何だったかしら?
ご近所さんに聞いてみよう

実生のウツギも良く咲きました。
なかなかに大暴れする木なので、様子を見ながら剪定しています。

次々大急ぎで咲いてくるので、私がアチコチ出かけている間に、終わってしまった花もありました


初夏の様子は続きます