旅するガーデナー

いつも五感を刺激し、喜怒哀楽、幸も不幸も、哲学も瞑想も、言葉にできない多くが存在する庭は私のパワー・スポット!

バラの足元に

2011年05月31日 16時54分40秒 | 旧庭(~2014March)

風は相変わらず強いのですが、やっと晴れ間の見えるお天気になりました。
ここぞとばかりに花の終わったバラの剪定や階段のパンジーのコンテナなどなど、一気に片付けました。
まだ芝生の草取りが残っているのですが、それは明日以降の晴れ間を見ながら頑張りたいと思います。

リビングの窓沿いにハマナスやハイブリッド・ルゴサを植えていますが、どうしても足元がスカスカになりがち。
植え込みの手前にゼフィランサス(タマスダレ)も植えているのですが、今年は増えた宿根リナリアを放置してみました。
ハマナス系は強いし、さほど肥料も必要無いかもしれないので、今年はこのまま育てようと思います。

ワシワシ茂るので、グランドカバーにはもってこいですが、背が高くなるので倒れやすい。
でも壁際なら何とかなるかも。
薄い桃色と灰緑色の葉が、周りを引き立てます。


庭仕事をしていたら、お隣さんが、先日差し上げたバラのお礼に手作りのアップルパイをくださいました。
今は亡きお隣のおじいちゃんとおばあちゃんが、よくウチの庭を褒めてくれたので、毎年おばあちゃんが好きだったアンクルウォルターを仏前に供えて欲しくて、差し上げているのです。
美味しそうなアップルパイで、しばし休憩。
我が家では熱々のアップルパイに、バニラアイスをトッピングしていただくのがブームとなっているのですよ



風雨を避けて養生していたミニバラのグリーンアイスも咲いてきました。

今日も、頑張りました
そして美味しく頂きました お心遣いありがとうございます

 


バラの花びらがバラバラと・・・

2011年05月30日 17時56分57秒 | 旧庭(~2014March)

旅行から帰ってきたとたん、台風の影響で風雨が強く、5月だというのに梅雨入りまでして、なんとも悲しいお天気続き
それでも大きな被害無く、台風は温帯低気圧になり去ってしまったようで、良かったです。

ただし、庭は・・・
バラの花びらは落ち、花首は折れ、弱い梢は飛ばされてしまうものも。
さよなら、満開のアーチ。
一気に緑になりました。

花在りし日のグラハムトーマス
今、下の道路には黄色の花びらが一列になってへばりついています

後は残ったわずかな蕾と、秋の実を楽しむだけか、コンプリカータよ。

たくさん咲いたので、旅行に行く前、切花にして眺めてあげて良かった

後は遅咲きのバラを楽しみたいところですが、すでに梅雨
どれだけ庭で眺められるか定かではないでしょう。

 

お昼頃、雨がようやく上がったので庭に出て、やっと咲いたハマナスの花を見ると、すっかり痛んでいて可愛そうでした。

ハマナスに雨は似合いません、絶対

 

 

 

 

 


初夏のハウステンボス~庭以外のお楽しみ

2011年05月30日 09時41分11秒 | ガーデンの旅~国内編

25日は夕方から雨が強く降る事もありましたが、小止みの頃を見計らってライトアップされている夜のガーデンも見に行きました。
運河沿いもライトアップされていて、漂ってくるバラの香りを楽しみながら少しお散歩。

食事はハウステンボスのランドマークの塔の下にあるレストラン「ロード・レーウ」でバラ祭り限定メニュー「魚介と季節野菜のベニエ」を注文。
バラ塩で頂くフリッターのようなお料理。

宿泊したのは場内の「ホテルアムステルダム」。部屋に用意されているティーセットが可愛らしい

翌日の26日は朝は本降りの雨となり、ガーデンは無理だろうから、出発まで何をしようかと、お庭の見えるレストランで朝食をいただきながら算段。

まずはギヤマンミュージアムへ。
日本最大級のシャンデリアや、美しい世界の工芸ガラスが展示されていました。

それでも午後5時の高速船までには時間がたっぷりあったので、ホテルで頂いた30%offの券を使って、場内にあるエステサロンへ。
アロマを使った施術は大変心地よくゴクラクゴクラク
一人旅なのでトコトン気ままです。アハハ

海賊船の砂絵に別れを告げて帰宅しました。

 

お土産を何にしようかと売り場を見ていたら、修学旅行生が集まっている場所があったので覗くと、チーズケーキ屋さん。
きっと人気に違いないと、買ってきました。

 

ハウステンボスは、働いている方誰もが丁寧に接してくださる、大変居心地の良い場所でした。
何より、お国訛りのある話し方にホッコリ
旅先でお国言葉を耳にすると、「あ~、旅しているんだな~」と実感できて、私は大好きなんですよね

次はどんな「ガーデンの旅」になるかしら。

 

 


初夏のハウステンボス~ガーデニングワールドカップ2011国内予選

2011年05月29日 10時00分56秒 | ガーデンショウ・レポート

ハウステンボスではバラ祭りと同時期に「全日本ガーデニング選手権大会 ガーデニングワールドカップ2011国内予選」も行われており、それを見るのがこの旅のもう一つの目的

一次選考を通過したガーデンが12作品。
招待ガーデナーの作品とあわせて15個のガーデン(4.0m×3.0m)がアートガーデンサークルエリア内に展示されておりました。
作品の中から上位2名が、今秋のガーデニングワールドカップで作品を制作できるという事です。
詳しくは上記のタイトルをクリックして見てくださいね。

全体を見た感じでは壁面緑化の庭が多く、ほとんどのガーデンで小花が多く見られました。
「緑と花による再生への祈り」というテーマのせいなのかな。

一等賞の金賞に輝いたガーデン「平穏な森」。
提示されていたプランツリストだけでも52種類あるのですから、実際にはそれ以上の植物が植え込まれているでしょう。
中をくりぬいた球体の外側も内側も、これでもか、これでもかと、植物が隙間なく植え込まれ、植栽のテクニックも素晴らしいし、小花は可愛らしいし、何より強烈なインパクト
ガーデンというより植物を使った「アート」作品そのものです。

                 

中には泉のような水の演出。御伽噺に迷い込んだみたいな気分。
非現実的ですが、素晴らしかったです


他の作品も素敵でしたので、いくつかご紹介。

オリーブの古木が生命力を感じさせる「ぐるぐるの木」。

 

 

招待ガーデナーの加地一雅さん(風雅舎)の「人と自然の共生目指して」。


主木の裏に配された瓦礫が、「再生」を印象づけた「生命の力強さと生きる喜び~幸せの裏と表
銅賞でした。


ブルーグリーンの大きな壺が庭を引き締めていると感じた「祈りの森
ここに水が落ちる仕組みになっているようです。

私が一番好きだったガーデンは「大地の詩(うた)」。
植物の色使いも好みでしたが、石と植物のコラボ具合がとても自然でイイカンジだな~と思ったんですよね


戸外での展示で、しかも全方向から見ることができるので、ぐるりと巡って風景全体を楽しめ、自身のガーデニングにも、とても参考になりました。
洋風のガーデンが少なかったのですが、和風の方が世界にはアピールできるのかしら。
ガーデンコンテストを見始めた頃に雨がパラついてきて、上手く綺麗な写真を撮ることができなかったのが残念

お天気も悪くなってきたので室内で楽しめる展示を探してハウステンボス美術館へ。
花のポスター展とイングリッシュガーデンの写真展が開催中。
写真展はガーデニング雑誌「BISES」の100号記念「憧れのイングリッシュガーデン写真展」の巡回展でした。

 

 

イギリスの有名フォトグラファーが撮った本場のイングリッシュガーデンの写真を見ているうちに、ハウステンボスのガーデンを巡りながら、何となく感じていた違和感が心の中に大きく広がりだしました。

きっとこれらのガーデンには、地元の特産品売り場のテントも、はためく幟も、イベント広場も無いのだろうな・・・ってね

それは歴史であり文化でありガーデンに対する価値観の違い。
日本の「ガーデニング」はまだまだ始まったばかり。人寄せパンダでも仕方ないのかな

美しい写真に囲まれて、身の毛がよだつような孤独感を感じながら、いつかバラやガーデニングが個人の趣味や流行を超えて、日本でも文化になっていって欲しいと願わざるおえない私でした。

 

次回は庭以外の見所など。

 


初夏のハウステンボス~薔薇に会いに

2011年05月28日 08時34分28秒 | ガーデンの旅~国内編

ハウステンボスの薔薇のフォトチャンネルはお楽しみいただけましたか?
ブログではイベントや感想など、詳しい内容をお届けできればと思います。

ハウステンボスではちょうど「バラ祭り」のバラスペシャルウィーク。
アートガーデンでは各種イベントが催されていました。

ローズぺイサージュ国際バラコンクールは「春から秋まで咲き続け、無農薬無肥料でも育ち、樹勢力が強く病気に掛かり難い品種を選定し、ガーデンローズにふさわしい新しい魅力にあふれたバラを世界に向けて紹介する」ために行っているコンクールだとか。
2年かけて生育を見て賞を決めるようです。
総合優勝はアラン・メイヤン作出の「キャンディア・メディランド」でしたが日本の作出家も頑張っていましたよ。
パブリック賞 河合伸志氏作出「おりひめ

何故この様なコンクールをしているかは、このローズガーデンのコンセプトにあるようです。
「芝生と薔薇」。
このアートガーデンは3年前の秋に白砂伸夫氏のデザインと意向と支持によって選ばれたバラを植えたのだそうで、修景バラやつるバラ系が多かったです。
アカオローズガーデン同様のロマンチックさですが、此方は整形的。


シンメトリーの長いローズカスケードも素晴らしいし、

薔薇のラビリンスや花回廊も美しいし、



フォーリーと表される蔓バラで囲まれた各コーナーも華やかものから落ち着いた感じまでバラエティがあって、

グラス類との組み合わせも印象的。




何より、芝生の中に点在させた自然樹形のバラのなんと生き生きしていることか
広々とした芝の中にバラをノビノビ育てられるなんて、贅沢きわまりないですね

 

パレスハウステンボスでは結婚式にも利用できるような白バラの回廊が設けられていました。
このようなバージンロードを娘と歩く父親はどのような気分なのだろう・・・

 

目くるめくアートガーデンのバラの世界とともに、私が何より感動したのは5年前に運河沿いに植えられたバラ
サマースノーやキングなどおなじみの小花が多く入っていました。
遊覧船のってショート・トリップを楽しむも良し 運河沿いにブラブラ花と香りを確かめながら歩くのも良し

 ホテルヨーロッパはロビーに入るなりバラの香りが漂っていて、3万本の切花で満たされていました。
今年初めての試みなのだそうですが、評判は上々のよう
ホテル内の何かしらを利用すると宿泊者でなくともバラを楽しめます。
私はここでバラのダージリンティを頂きながらアフタヌーンティ




26日はイベント広場で仏王立園芸協会の柳楽桜子(やなぎ さくらこ)さんのバラ選定教室をしていたので、飛び入り参加させていただき指導を受けました。
彼女曰く、「木立性のバラは内側の枝はすべて切り、冬に地際から5つ芽の外芽の上で、一方向に一本だけ残し3年に一度は強剪定を。」「蔓バラの肥料は少なめに年3回ぐらいで」等、説明されておりました。
フ~ン スタンダードの一つに近いかも
参加者の「ウチの蔓バラは上にしか花が付かないのですが?」との質問には
「今は下から花の付く品種がありますのでそれを選んでください。」との答え。
先日の辛口先生も蔓バラについては同様な説明をしていましたが、今在る古バラは捨てて新しいのを植えてくださいってことなのかしら・・・なんて疑ってしまうわね。

コンクールのバラたちを眺めながら、次々新しい品種が生まれ、それに合わせた剪定や育て方をしなければいけないのと思い、ちょっぴりヤレヤレといった気分に
バラも更新の激しいスクラップ&ビルドの世界なのかしらね。

それにしても芝生の上にノビノビとバラを育てられる環境の一般愛好家って、日本に何人いるんだろう。
指をくわえながら見ていたのも事実な、極小庭でバラを育てている私。

だからたとえ2週間にいっぺん薬散されていようとも観に行来たくなるのかもしれない、素晴らしいローズガーデンをね

 

次回はガーデニングコンテストの模様と所感をレポートします。

 


ハウステンボスの薔薇に会いに~フォトチャンネル版

2011年05月27日 12時19分02秒 | ガーデンの旅~国内編

25日から一泊二日で、2年ぐらい前から是非訪れたいと思っていた、バラの季節のハウステンボスへ行ってきました。
ちょうど今秋のガーデニングワールドカップ日本予選が催されており、バラとガーデンの両方を楽しめると知って、お安いツアーを探して出向きました。

色々ご報告したいことがあるのですが、とりあえず、雰囲気だけでもと思い、フォトチャンネルを作りました。
お楽しみください

ハウステンボスの薔薇に会いに 1

 

ハウステンボスの薔薇に会いに 2

 

ハウステンボスの薔薇に会いに 3

 

一人旅でしたけど、思い切って行って良かったです。

素晴らしかったです

どう素晴らしかったかは今後のブログにて。

 


煉瓦の小道周り~初夏

2011年05月24日 08時41分34秒 | 旧庭(~2014March)

昨日から続く冷たい雨。午後から本当に晴れるのかな。

バラのアーチへ向かう煉瓦の小道。
春は背の低い小花たちで彩られていましたが、初夏は高性の花が中心です。

シャスターデージーは、バラのアーチと時期がピッタリなので、赤いバラを引き立てるべくこの場所に植えています。
毎年増えるので、庭のアチコチへ移植もします。

今年はフェンス側にアプリコット色のジギタリスを植えました。
想像通りの色でとても気に入っていますが、道路側中心に花が付いたので、小道を歩く私にソッポ向いちゃって
全方向に花が付いたのは1本だけ。それでも嬉しいですけど

その手前にペンステモン。昨秋のガーデニングフェアで使ったもの。
ジギタリスより少しだけ背が低いのですが、それでも想像以上に高くなって陽も良くあたり、たくさん花を付けました。
ジギタリスより花色も花の大きさも小さいですが、葉と茎の色に暗い深みがあるのでロマンチックに偏りがちなフェンス際を引き締めてくれているようです。

アーチ手前に此方もフェアで使ったヒューケラを植えてみました。
緑濃いなかに一株の薄茶色の葉が、単調になりがちな列植にリズムを与えてくれるっていうのかしら・・・アクセントになりますね

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

花後玄関前から移動したベニバナトキワマンサクの鉢の手前に、頂き物の2種類のギボウシを鉢植えにして置きました。
マンサクのプラスチック鉢の目隠しにもなり、ここだけ低くなることで、奥のシャスターデージーがよく見えて引き立つ気がします。

足元に斑入りのタイム
踏まれてもそれなりに元気に育つし、チラッと香るし、花は咲きそうにありませんが、煉瓦の硬い質感を和らげ、ナチュラルにみせてくれる効果があると思うの。

 

一番玄関側にはサラサニンドウの大型コンテナがそびえています。
リビングの窓から見える家の前の電柱の目隠しに置いていますが、香りが良く、窓を開けると部屋の中まで香りが届いて、優雅な気分。

玄関前からアーチを望むと、サラサニンドウがパッと目に入り、短い小道も長く感じさせてくれるし、奥への期待感が膨らむ気がするから不思議。

 
同じ場所でも季節が移るごとに表情を変える庭。
一瞬たりとも見逃したくないと思うのはガーデナーの性でしょうかね。

明日から庭をめぐって小旅行。
なので2、3日ブログはお休みします。報告を楽しみにしていてくださいね。

 

 

 


市内大学のバラ園にて

2011年05月23日 10時15分56秒 | お出かけ先の庭と花

昨日午後、雨が降ってから気温が一気に下がりました 今日は昨日に比べて最高気温も10度は下がり、グッと冷え込むようです。

お天気の良かった先週の金曜日、市内の大学のバラ園へ行ってきました
以前から地元では知られていたのですが、2、3年前にリニューアルして更に美しいバラ園になりました

フェンスのつるバラはリニューアル以前から咲いていた株なので、かなり大きい。


小さなバラ園ですが、見頃の今はとても華やか。
現代バラは花色が鮮やかな物が多いかな。

この様な時を経た株を見ると勇気付けられます。
私もウチのハマナスをこんな風に大株になるよう育ててあげようと。

ちょうど学生が実習(花がら摘み!?)をしていて、訪れていたお客さんに求められ、切ったお花をプレゼントしていたり、地元の老人ホームのお年寄りたちが、マイクロバスで訪れていて、歩ける方はノンビリ歩き、車椅子の方はヘルパーさんに押してもらいながら、バラ園を思い思い散策されていました。

オールドローズも充実していて、香りの違いも楽しめます。
手前はレディヒリンドン。ティの香り。並びにはバロン・ジロー・ドゥ・ランなどなど。

以前から一度花を見たいと思っていた中国西部原産の棘が平たい三角形のバラ「ロサ・セリテア・プテラカンタ」が咲いていました。
花弁が4枚なんですよ

珍しい緑のバラも咲いています。此方も中国原産の「グリーン・ローズ
額のような花弁は花びらが変化したものとか。四季咲きなのが驚きです。

そしてノイバラも。
咲き終わった後はどうするのかな。秋に実を見に来たいけれど。

来る度に必ず立ち寄る大学のカフェでバラのソフトクリームを頂きました。
学生にもなかなか人気のようです

 

このバラ園は小田急線六会日大前駅から徒歩五分、日大藤沢キャンパス内。入場無料です。

来月はここで私も剪定の実習です

 


バラを巡る出会いのある一日

2011年05月22日 11時27分32秒 | お出かけ先の庭と花

昨日今日と暑い日が続いています。今日は風がかなり強く、外に干した洗濯物が飛ばないか心配です。

昨日、「大磯オープンガーデン」へ行ってきました。
5月はバラが見頃になる時期に行われ、昨日と本日の二日、大磯町の個人宅のお庭を拝見させていただけます。
このプレートが目印。

駅前の観光案内所で参加されているお庭の載った地図をいただいて、いざ出発。
今回は駅の周りの二つの地区を歩いて回りました。
途中、案内者とともに見て回っているグループに2つも遭遇。
私は初めてですが、良く知られた催しのようです。
 

地図を見ながら歩いていると、同じようにオープンガーデンを探している年配のご夫婦に出会い、結果一緒に見て回ることになりました。
そのご夫婦、とても植物とガーデンに詳しく、ガーデニングもお好きで今までにバラを含め数々の花木を育てられ非常に経験豊富な上、ガーデン巡りでも海外も含めアチコチいらしているようで、私の回ったガーデンは北海道以外は制覇されているようでした。
さらに近隣のお店や名所にもすこぶる詳しく、まるで観光案内の解説付きで巡っているよう
その様な方にお会いしたのは初めてだったので、とても嬉しく、道々ガーデニングについてお話を伺いながら、約2時間オープンガーデンを楽しみました。

案内所の話では、写真はNGのお宅が多いような気配だったので遠慮していたのですが、此方の2軒はつい写真に収めてしまいました。
外壁も一部バラで覆われているバラのお屋敷

たぶんプロの仕事だと感じた煉瓦の塀や植栽が、国バラショウのようだったお宅

どのお宅も丹精されていて素敵でした。
次回は来年でしょうけれど、他の地区も是非見て回りたいと思います。

大磯から帰宅途中、地元デパートで開催されている「バラ展」へ立ち寄ったら、「まもなく京成バラ園の鈴木満夫先生のバラ栽培講座があります」とアナウンスが。
正直名前しか知らなかったのですが、時間もあるしちょっと聞いてみようかな~、なんて軽い気持ちで参加。これが・・・
「(元肥を入れていれば)バラに追肥は不要」「バラにマルチングは不要」「寒い日は温かめの水を与える」「良い芽の上で剪定する、なんていうのはナンセンス」などなど。
さすが「辛口」と冠のつく先生だけあって、今までのバラ栽培本に書かれている方法とは一線を隔したお考え。
いや~、ちょっと参りました どれも理に適っているといえば適っている
小一時間でしたが、もっと詳しく突っ込んだお話を伺いたかったな。

そんなバラ展で探していた一本を見つけ、しかも半額になっていたので即購入
バビロン
売り場の方曰く、挿し木苗だけど丈夫なので花を見終わってから切っても良いそうです。

 

帰宅後、バラ講座の話を思い出しながら、「大磯オープンガーデン」とコラボした大磯町駅前の「パンの蔵」さんで買ったデニッシュパンでティ・ブレイク。

いや~、一期一会とはよく言ったものです。
バラを巡る面白い刺激的な出会いのある一日でした。

帰宅した長女に一日の出来事を話すと「最近、花を巡って人に会う事が多いね~」と一言。

私の「庭をめぐる冒険」は、実は始まったばかりなのかもしれません。

 

 


真っ赤なバラのアーチの風景

2011年05月20日 16時50分38秒 | 旧庭(~2014March)

梅雨の晴れ間のようなお天気になりました。陽射しが眩しく暑い一日です。

我が家のアーチのアンクル・ウォルターも見頃を迎えました。
今年も沢山花を付け、初夏の庭のランドマークとなっています。
白いフェンスと隣の淡いアプリコット色のロココが、さらに真っ赤な花を引き立てているのでは。
本当はフェンスにサーモンピンクのコーネリアも咲く予定でしたが、昨年大事な枝を枯らしてしまったので、今年は花つきも悪く、ちょっと寂しい様子に。
その代わりにロココと同じような色のジギタリスが咲いてくれているので、少しはカバーできているかしら。


玄関側から見ると、アーチ上部の咲きようが少なく見えますが、バラは東側(ポーチ側)から咲き始めるので、玄関側が満開になるにはまだしばらく掛かるのです。
煉瓦の小道を奥へといざなうように、ジギタリスやペンステモン、シャスターデージーなど背の高い宿根草が咲いています。

二階の窓からアーチを見下ろすと、上部に沢山咲いているのがわかります。

二階から見た小道とアーチと車庫上のポーチ。
周りに白っぽい花やフェンスがあると、真紅が嫌味なく目に入ってくると思うので、彼是18年この様な雰囲気にしています。

 

春は庭奥の黄エビネを中心にボーダーガーデンが存在するように、初夏はこのアーチを中心に庭が成り立っています。
イングリッシュガーデンを志した時に植えたバラ。
このバラなくして、私の庭作りは語れないのですが、それがいつまで続くかは「神(自然)のみぞ知る」というところでしょうか。


小道周りの宿根草も見頃となっています。後日ご紹介しますね。