旅するガーデナー

いつも五感を刺激し、喜怒哀楽、幸も不幸も、哲学も瞑想も、言葉にできない多くが存在する庭は私のパワー・スポット!

バラの土替えと晩秋の庭でティーブレイク

2011年11月30日 16時55分46秒 | 旧庭(~2014March)

今日は10月並の暖かさでした。張り切ってガーデニングしました

いよいよバラの土替えのシーズンです。

昨年はバイオポストと古土を主体に植え替えましたが、今年のバラの咲きようが思わしくなくて、またまた悩んで、新たにバラの栽培本を買いました。
辛口鈴木満夫先生の「バラを美しく咲かせる、とっておきの栽培テクニック」
この本によると、鉢植えはバラの種類や苗や根の状態によって使う土を分けるとのこと。

そんな折、関西の花友さんが使っている軽石主体の土が、通気性に優れ水はけ良く、猛暑にも十分対応してバラを咲かせているのを知りました。
赤玉土を使わないで栽培できる、なんて考えてもいなかったのでビックリ
更にリサイクル性も高いと知って、今年は私も軽石主体で植え込むことにしました。

根張りの良い株は古土4、軽石(日向土)3、ピートモス1.5、クン炭1.5ぐらいの割合。
根の少ない株は古土2、軽石7、ピートモス1ぐらいの割合。
根の少ない株は古土が多いと著しく水はけが悪くなるのです。
以前はそこにパーライト等を混ぜて調整していたのですが、今回は軽石に頼る事にしました。

他に気づいたのは、同じホームセンターで買った同じような素焼き鉢でも、排水性に差が出た事。
よくよく見てみると、鉢底の穴の大きさが違ったの
輸入物の手作り素焼き鉢だったので、穴の大きさがマチマチだったの。いまさら~
釘と金槌を使って少しずつ削り広げました。お恥ずかしい話です

そんな具合で、昨日今日とで80%土替え終了
後はボチボチお天気を見て作業しようと思います。

いい仕事しました~
本当に暖かい晩秋の一日。
午後3時半にはお茶を入れる余裕が出来、薮蚊のいない庭で、咲き誇る真っ赤なパイナップルセージや、紅葉の始まったギボウシなど眺め、来年のバラの咲きように思いを馳せながら、心からリラックス


久しぶりにワゴン販売のパン屋さんが来たので、ご自慢のプリンパンを買って、ミルクティで頂きました。
秋は手作りのティコジーが特に役に立ちます。
紅茶のポットが、本当に冷めにくいの

明日から12月。
庭仕事も大掃除も、抱える仕事が多い師走。暖かい日が多くありますように

 

 


秋の大仕事☆第二弾

2011年11月28日 21時19分51秒 | 旧庭(~2014March)

昨日はお天気が良くガーデニング日和。やっとフェンスまわりに手を入れました。

秋になりカラミンサが咲き、ナスタチウムも返り咲きましたが、フェンスに誘引していたバラ、コーネリアが枯れていたので、華が無くなってしまいました。

まもなく冬ですし、カラミンサは切り、ナスタチウムを抜いて、コーネリアの植えてあった場所にブラックベリーを植えました。
実はコーネリアは根頭がん腫病だったので、同じ場所に再びバラを植える気にならなくて
ブラックベリーの右隣の以前エブリン(枯れました)の植えてあった場所に、鉢植えだったバフビューティを移植し、左側にこれも鉢植えだったキングローズを植えました。
古土の再利用を旨としている私ですが、がん腫病の出た辺りでもあり、この際、植え土をそっくり取り替えました。
これが大変
掘って掘って、元肥と通販で購入した「地植え用バラの培養土」を入れて植え込みました。

来年の5月下旬はこんな風になっている予定。
あくまで予定ですよ~ 

フェンスの反対側の階段の辺りは、今までヘンリー蔦が法面を覆ってくれていたのですが、我が家では紅葉しないのと、バラの肥料を吸ってしまいそうなので、思い切ってすべて抜くことに。

変わりにコバノ(ナ)ランタナと斑入りアイビーで覆う事にし、キングローズを法面に誘引してみました。
バラの誘引に針金か何かを取り付けなくてはいけないかも。

来年はこんな風になる、あくまで予定
それにしても、コバノランタナは日当たりが悪いにもかかわらず良く茂ります。
この花が無かったら、ヘンリー蔦を抜けなかったかも

 

そんなこんなで掘り上げた土が二袋ぐらい出ました。
また古土を作ってしまった・・・・、と一寸肩を落としていたのですが、この様な畑土からもボカシ肥を作ることが出来るんですって
そこでフルイにかけて小石や根を取り除き、保存しておいて、来春作ることにしました

地味な作業ですけど、リサイクルできるなら、頑張らなくては
熟成させれば、がん腫病菌も退治できるのではないかと思うのですよね。

 

 


メトロに乗って偶然を楽しむ

2011年11月27日 10時14分24秒 | お出かけ先の庭と花

昨日はお天気が良く、久しぶりに東京へ、友人の参加する日本画のグループ展を見に行きました。
小田急線から乗り継いで東京メトロ千代田線で千駄木まで。
ボタニカルな植物画を描いている友人の、緻密なサルスベリの絵に、実物以上のリアルさを感じて感心感心
ガーデニングの同志でもあるので、植物の話でひとしきり盛り上がりました。

会場を後にして駅へ向かう途中、偶然目にした「旧安田楠雄邸庭園」の看板。
せっかく遠出したので、庭も見られるならラッキーかもなんて思いついてチョイと寄ってみる事に。

其処は都指定名勝になっている大正8年(1923年)に建てられ、関東大震災にも耐え、東京大空襲からも逃れた日本家屋。
内装もほぼ当時のままの状態で残されていました。
当時のお金持ちが、お金をかけて建てた家なので、細部まで品良くモダンに作られていて、唯一の洋間であるコンサバトリー付きの応接室には暖炉も、特注の手あぶり火鉢もあり、しかもすべて胡桃材を使うという懲りよう。

日本間の照明も部屋に合わせて一つ一つ特注品。
こだわりの意匠も。(写真上:鷹の切り絵みたいな透かし付き)


欄間や障子やガラス窓の格子など、現代でも新鮮な印象を受けるくらいモダンなイメージ
シンプル&ビューティフルという感じでしょうか。

二階の続き間から庭を眺めると枯山水の和庭園。
紅葉が綺麗に見えるよう配置され植えられていましたが、真ん中に10年前お嬢様が植えたという枝垂桜もありました。
お庭は工事中で入ることが出来ず残念

こちらは(財)日本ナショナルトラストの管理下にあり、邸宅内をボランティアさんが説明して回ってくれます。

私「あの枝垂桜はこの庭には要らないですね。」
ボ「此処を残すことに決まった際に、それが問題になったんですよ。」
私「でも、それも歴史だから。」
ボ「そうなんです。それで残す事にしたのです。今では桜を楽しみにしてくださる方も多いのです。」

なんて会話しながら、旧財閥のお屋敷をとても興味深く拝見。目の保養になりました


その後、千代田線で日比谷まで乗り、銀座へ所用を足しに寄ったら、なんと5丁目の看板の上に3匹の猫が
歩行者天国でもあったので大勢の方が写真を撮ってらっしゃいました。
なぜ此処に猫 招き猫なのか

携帯で撮影




銀座を後にして、もう一つの目的地へ向かうため銀座線で表参道へ。
南青山にある「ニコライ・バーグマン・カフェ」は、フラワーショップに併設されたカフェ。
エントランスの椅子が苔張り 勿論座れません

カフェ内奥の壁は壁面緑化でリアル植物画

店内はオシャレなフラワーショップ然

予定より一時間ほど過ぎていてお腹ペコペコ。
遅いランチにオープンサンドイッチ・プレートとマンゴーなどのフレーバーティを頼みました。
このティは、甘く華やかな香りで味は渋み少なく、大変美味しく頂きました

奥には小さなテラスがあり、外でもお食事できます。
ヒソヒソ話にちょうど良いかも
コンクリート打ちっぱなしのテーブルの上の、個性的な菊のアレンジメントが目を惹きました。
「菊」というより「マム」って感じ。秋に素敵な一輪

 

久しぶりの上京も、偶然なるお庭との出合いのおかげもあり、今回も充実した一日となりました
久しぶりのヒールのあるブーツに、足はクタクタ・イタイタでしたけど

 

 


晩秋のお気に入りの二鉢

2011年11月25日 18時28分03秒 | 旧庭(~2014March)

早朝はグッと冷え込みましたが、日中は気温が上がってお天気も良く、ガーデニング日和
週末は平地でも紅葉が見頃となるのではないかしら。

我が家には紅葉する木は無いのですが、なんとなく色付いて秋の風情を映している一鉢がこれ。
春に作ったシモツケ・ライムマウンドの盆栽風
夏を越した苔が茶色くて痛々しいのですが、なんとなく秋の風情で楽しめます
もう少し外に出しておけば、更に葉が赤くなるかしら

先日、お気に入りのガーデンショップのブログで見て、長女に買ってきてもらったシキミア(スキミア)。
薄ピンク色の花の咲くタイプのようです。
お気に入りの鉢に植え替えて、いつものガーデンシェルフの上に置き、冬から春にかけて楽しみます
一昨年の秋に植えたシキミア(スキミア)は、今年の夏に枯らしました。
今度こそ長く育てたいわ

 

ランナーから新しい株が育った苺を、小型のストロベリーポットに植え替えたら、花が咲き始めました。
今咲いて、いつ頃収穫できるのやら・・・

こちらは斑入り葉の苺マーブル・ストロベリー
観賞用みたいで、あまり実は成らないようですが、葉が可愛らしく育ててみる事にしました。
先日のスノードロップと芽だしムスカリが少し余ったので、寄せ植えにしてみたのですが、どんな風になるかしら。

 


今、車庫上のポーチに置いてあったコンテナを減らしています。
どんどん大きな株になる宿根草を、株分けして増やしてきましたが、だんだんコンテナが多くなり、雑然として見た目もゴチャゴチャになったので、私の留守中水遣りする家族のことも考えて、一度スッキリさせようと思って。
鉢から抜いた苗は、なるべく庭に地植えし、残りは花の空き地に移植して楽しむ事にしました。

「庭は引き算」が私の信条
何を残して、何を除くか。
難しいですが、それが叶えば、自身にとっての「真の庭」が姿を現すと思うのです。

 

 

 


冬のお気に入りの庭コーナー

2011年11月22日 09時28分33秒 | 旧庭(~2014March)

 今朝も冷え込みました。たとえ暑い日があっても着実に季節は冬に向かってますね。

毎朝雨戸を開けると目に入る庭奥の植栽に、一手間かけて、ちょっとした冬のお楽しみコーナーを作りました。
クルカラとグラス類も気に入っているのですが、その先の庭石の手前に、冬の花たちを植えました。

左側にはミニ葉ぼたんを3株。
手前の二つは普通のミニ葉ボタンですが、濃い赤紫色は「ピカピカ葉ボタン」とか。
既存品種からの選抜、改良によって葉に光沢を持つ照り葉の葉ぼたんが出来たのだとか。
葉が艶々しています。

その右側は背の低めのストックを3種類。
パステルカラーだけにしようかと思ったのですが、やっぱりパチンとハッキリした一色が欲しくて一重の赤紫色を入れました。

これから春まで、毎日、家の中から眺めて楽しめそうな花たちの後方には、万両が赤い実をつけています。
石の間からトクサも伸びる、チョイ和風な日陰の植え込み。
蕗が気に入っているのですが・・・どうかな

少し葉を取り除いたら、赤い実が一層目立ちました
自然にスタンダード作りになるのですから、面白い植物です。
鳥の落し物から育ったのですよ。大きくなると樹形も乱れてくるのかしら。


彼是10年以上前に、ここに小さな庭石を並べて、春に黄エビネの咲く和の植栽を目指したのですが、だんだんイイ加減になってしまって
草花が茂ると、これらの石は姿を隠してしまうのですが、こうして冬になると、存在を露わにして、庭主に訴えかけるのです。

ジャパ~ン なんちゃって

実はいつも「和=日本」を意識しているのですよ。日本人のDNAですかね




私だけの雑貨コーナー

2011年11月21日 14時36分29秒 | ライフスタイル

昨日は梅雨時期のような蒸し暑い一日でしたが、今日は気温もグッと下がって、秋の気候に戻りました。

先日、当地で一番の話題新オープンのショッピングモール「テラスモール湘南」へ行ってきました。
ファッションだけでなく、私好みの生活雑貨のお店がたくさん入っていて、散財しないよう、高ぶる気持ちを抑えつつ見て回りました。
まだ、その高揚感が残っているので、今日は趣向を変えて、お気に入りの雑貨のご紹介を。

このところ素敵な雑貨に出会える機会があり、そのいくつかをサイドボードの上に飾って、私だけのコーナーを作りました。
いつもは夫婦旅行の写真が入っている写真立てはニトリで。
その隣のサンタクロースはハルニレテラスの北欧雑貨のお店で。
グラスの入っている白いガラス戸のミニボックスは、今一番気に入っている雑貨屋さん「salut!で買いました。

テラスモール湘南では、たくさんあるお店の中から今回は「nenil」で、花のアロマ・キャンドルを買いました。
このお店には、好みのステンドグラスがあって、もう一寸でカードを切ってしまいそうになったのですが、今回はガマン
とても良いオールドローズの香りがします

レースの帽子を被っているガラス瓶の中には、産直市場「わいわい市」で買った「シーダーローズ」を入れています。
ヒマラヤ杉(ヒマラヤシーダー)の薔薇の様な形の松ぼっくりのことを言うんですって。
野菜を買いに出かけたのですが、ついついレジ前で買ってしまった

そしてリボンをつけた洋書は、長女から私への誕生日プレゼント
先月二人で旅行した軽井沢の絵本美術館で見て、二人とも、その美しさと可愛らしさと見事さに感激した一冊
中は仕掛け絵本になっています。
時折開いて、母娘旅を思い出しながら、ゆっくり絵と物語に見惚れたいと思います。

 

玄関には、長女がどこからかもってきたアメリカ杉の松ぼっくりを飾っています。
左が開いた状態で、右はまだ閉じている状態。大きいのですよ~

閉じている方をテニスボールと比べるとこんな風
ボールより一回り大きいかな。
開き切るとすぐボロボロと崩れてしまうらしいので、その前に何かで固めてしまおうか、と考えています。

 

若い頃から雑貨が大好きで、まれに自由が丘に出かけてウインドウショッピングなどする事もあったのですが、これからは遠のきそう。
テラスモールには以前自由が丘に在った「IN NATURAL」もお店を構えていて、ウキウキワクワクなんです

これからはガーデン雑貨のご紹介が一寸増えるかもしれません。

 

 

 


球根の植え付けと、咲いて来た冬の花

2011年11月16日 17時02分59秒 | 旧庭(~2014March)

今朝は一番の冷え込みでしたが、日中は晴れたので気温が上がってガーデニング日和となりました。

9月頃からボチボチ集めていた球根たち。
蓋を開けたら、名前だけではどんな花なのか検討が付かない球根もあって、通販メーカーに問い合わせるという失態を
思いつきで購入した物もあったので、いざとなったら何処に植えようか迷う迷う



11月も半ばを過ぎ、ムスカリは芽が出ていた
よって一刻の猶予もないかと、本日、焦って植えました
手元で見たい花は、いつでも側に置けるように小さめの鉢に植え、春の庭を彩ってもらいたい花たちは地植えに。



クロッカスは、以前NHKの趣味の園芸で観たような感じで、穴開き煉瓦の中に埋めました。
写真後はどの球根にも土を被せましたよ

 

玄関前のコンテナ内のシルホサ・ジングルベルは、本体は昨夏に枯れたのですが、こぼれ種から芽が出て育った蔓に、今期3つ花を咲かせました。
俯く清楚な白い花は、冬を待ち遠しくさえしてくれます

夏は全く葉を落として休眠状態になり、枯れてしまったのかと思っていた黄色のオギザリスが、気が付くと咲いていました。
背の高いサルビア・レウカンサの紫色の花に気をとられていて、足元を見るのを忘れていたようです



このところの庭仕事で、すっかり腰痛持ち。湿布をはって寝る毎日。
それでもガーデニングは止められない

 


秋の大仕事☆第一弾

2011年11月13日 14時12分38秒 | 旧庭(~2014March)

昨日今日と暖かく良いお天気で、ガーデニングに集中できます。

何とかピラカンサを抜きました
シンドカッタ~ ヤレヤレです
赤い実が勿体無いので、剪定した枝をスイカズラの大型コンテナに挿したら、クリスマスツリーのように見えます
いつまで楽しめるかな?

ピラカンサの後には、手持ちの木々やバラや蔓もの、新しい蔓物や一年草など植え込みました。
今年は出かける事が多く、その度に水遣りをしてくれていた家族から、とうとうブーイングが出たため、庭の鉢植えを出来るだけ減らし、来年もお出かけできるようにしようと思って

来年のGW頃には、こんな風に茂って、花が咲いているはず・・・
ここは庭の中で一番涼しい場所なので、グラウカをもってきました。何とか上手く成長して欲しいわ。


土止めにクルカラを使ってみたら、長女からGoodが出ました


クルカラの辺りには、種まきしたクロタネソウやカレンジュラなど植えました。
上手く咲いてくれるかな。
そうしたら、もっと賑やかになると思うのですが。

これから、大仕事のお片づけ。それもまた、大仕事

そして、次はフェンス沿いの植栽の変更が待っています。
第二弾も頑張ります

 

 


みどりのサポーター養成講座 六回目

2011年11月09日 17時25分13秒 | ガーデニングセミナー

昨日は立冬でした。まるで合わせたように、我が庭の冬の使者、ジョウビタキ♂がやって来ました。

 

もう先月の事になりますが10月20日(木)に行われた「みどりのサポーター養成講座」の6回目のご報告を。
樹木の手入れ」という内容で、NHKの趣味の園芸でもお馴染みの玉崎弘志氏による座学と実演&アドバイスがありました。

まず「山と畑は違う」。そして「畑と庭は違う」。

畑は植物が栽培のため植えられているだけで、植物が役割を持って植えられているのが庭
舞台にたとえるなら、植物は役者で、主役、脇役があるように、出迎え、目隠し、風除け、日陰作り等の目的があり、その目的に合わせて枝を切るのが剪定で、目的無くただ切るだけなのは伐採と言う、との事です。

剪定の目的は「形をコントロールする」「大きさをコントロールする」「枝葉を減らす」などがあり、植物は太ると痩せられないので、太らないようコントロールする為には、枝葉を減らす透き剪定をする。
「花を楽しむ」目的なら、いつ剪定するかが重要で、その為には「花がいつ、どの位置に、どう付いているのか」を良く観察し、花後2ヶ月以内に剪定する。(いつ剪定しても花芽のつく種類もある)
その際は「花が無くても美しく見えるように」、葉や枝ぶりを考えながら切る
「いかにも切りました」ではダメで、どう切ったかわからないけれど、小さくなっているけれど以前からあったような姿に切るのが良い剪定。

具体的な剪定の仕方として、「絶対いらない枝を切る
枯れ枝、徒長枝、下垂枝、内向枝、交差枝、立ち枝などと同様に、強すぎる枝や太い枝を切り戻し、樹木の中に光が入るようにする。

道具については「剪定ばさみ、植木ばさみ、鋸」などを使い、必ず片方(右利きなら左手に)には手袋をするように、そして道具を脚立に掛けないよう強く注意されました。
「道具の色は、赤とか派手な色が良いですよ。皆さんもソロソロでしょうけど、これぐらいの年になると、緑などだと植物に混じって、どこに在るのか分からなくなっちゃうから(笑)」と仰って、参加者を笑わせてくれました

その後、公園内で実習です。
玄関を出るとすぐ脇の木が気になったようで、赤いハンドルのハサミを持って、「この木はフォーマル。(形を作るためにも)この辺りで切ります」と、お手本を示す玉崎氏(写真下)
そして嬉々としてどんどん切り始め、なかなか腕が止まらない様子
「ハサミは斜めにいれ、切り口が上になるように切ると、外から見ても(切り口が)分からない。」

次に向かった針葉樹では、参加者が玉崎氏とともに、実際に剪定。
私もバシバシ切ってみました。
樹木の性質に合った剪定をするようアドバイスされ、「自身の庭では良く観察が出来るのだから、一番良い時期に切れるはず」とも。
笑顔を絶やさず、時折ジョークも交えながらの座学&実習は、とても楽しく、今回も有意義な講座となりました。

種まきの講習では女性陣が手馴れた様子でしたが、樹木を前にすると年配の男性陣がとても張り切っていて、しかもお上手
玉崎氏が持参した赤いハンドルのハサミの一つは、非力な女性でも太い枝を難なく切れるように工夫されていて切り心地が良かったので、同じ物を買うことにしちゃいました

講習後、公園に列植されたパンジーを眺めながら、参加者のお一人が「これでは畑だね」と呟かれたので、「私も同様に感じました」とお伝えしたら、「それを市民の力で「庭」に出来たら良いのだけれど」と仰っていました。
何とか良い方向に持っていければと強く感じた今回の講習会でもありました。

もう一つ強く心に残ったのは、私が持参した剪定ばさみを、諸先輩に見咎められた
「駅前のビルの地下一階に、ハサミ研ぎの鑢(やすり)を売っている店があるから、買って磨かなきゃダメだよ 〇〇番と〇〇番と2種類必要かな。」
「3000円ぐらいするかな。こうやって磨くんだよ」云々。
あ~、恥ずかしい 明日こそ、行ってきます

 

 




秋の寄せ植えと今後の大仕事

2011年11月08日 09時36分04秒 | 旧庭(~2014March)

夜間、雨が降っていましたが、朝には晴れて、気温が少し低めながら今日もガーデニング日和かな。

先週物色に行ったガーデンショップで見つけたカレンデュラ・コーヒークリームで小さな寄せ植えを作りました。
コンビニしたのはバーゼリア・エレガントライム
以前見かけたことがあるような・・・でも植えるのは初めて。
春に咲くライム色の小さな花とコーヒークリームの茶色が合うのか合わないのか・・・
種まきしたカレンデュラも植え込みました。

もう一つ、個性的な葉牡丹紫キャベツ ガーデンルビー」を見つけて即お買い上げ。
どうやら食べられるみたいなんですよね。キャベツの仲間なので当然かも。
食べてみたいけど、食べたら無くなっちゃうわけで・・・
サルビア・アズレアやラベンダーセージ(サルビア・インディゴスパイヤー Salvia 'Indigo Spires' )、アルテ(ル)ナンテラ(alternanthera)、黒竜などと寄せ植えにしました。

赤いアルテ(ル)ナンテラ・マーブルクイーンは非耐寒性なので冬には枯れてしまいますが、此処に黄色のムスカリ「イエローフレグランス」を埋めたので、春にはこんな感じになるはず (酷い絵ですが)

夏にチャドクガが出た家裏の藪椿の木を引っこ抜いて、跡地にラズベリーを植えたり、法面の目隠しに植えていた庭奥のジンジャーリリーを三分の一ほど引き抜いたり、と昨日は土木作業に従事しました。
いよいよ庭奥改造計画の実行に移ります。
このピラカンサの木を伐採し、紫陽花なども移植するのです。

秋から冬の赤い実が魅力的で、法面も隠してくれるので重宝していましたが、棘棘が長く鋭く、2、3年ほど前から始末するのが煩わしくなってきました

若い頃は色々手をかけるのも、それほど苦ではなかったのですが、年齢とともに、だんだんシンドクなって、楽しくなくなっていくのは残念な事です
「苦労も楽しみのうち」と思える範囲で留めておこうかな~ と思うこの頃です。

3mはあるピラカンサの始末等、今年の秋は肉体労働が続きそう
頑張りどころだぁ