昨日は秋晴れのなか、横浜イングリッシュガーデンサポーター活動へ出かけました
主な仕事は黒点(黒星)病になった葉っぱを取り除くこと。
夏はお休みしているのに、気温が低くなってくると再び猛威を振るう黒点(黒星)病。
定期的に薬散していても、黒点病にかかるバラがあるのだから、世界中のバラを悩ます厄介な病気です。
被害にあった葉を放置しておくと、被害が拡散し、ほどなく葉が落ち丸坊主のバラになってしまうので、被害葉を取り除くのは大事な作業。
そして枯れて落ちた被害葉も取り除き、株元を綺麗にしておく。
それだけで被害と農薬が減るのですから、手間だけどバラには良い事ですね。
昨年も感じましたが、このガーデンは他のガーデンよりも被害がう~んと少ないと思います
秋バラの頃、葉がほとんど落ちているローズガーデンが多々ありますから
そして、作業をしていて実感したのは、バラの品種によって被害の差が顕著な事。
隣同士に植えてあるバラでも、片方はほとんど黒点が出ていないのに対し、もう片方は黒点多数。
植えるバラを選ぶ際は、この点も注意すべきだと感じます。
爽やかなお天気でしたが、一汗かきました。
作業後は真っ先に前回私の作業日に植えたコスモスを見に行きました
株が大きく育っていて、小山をすっかり覆っていました。
チラチラ咲いているところもありましたが、最盛期は10月半ばでしょうか。
秋バラとの競演が楽しみ
秋に一番活気づくのはローズ&グラスガーデンではないかしら
モリモリ育って穂を立ち上げているのはペニセタム・オリエンターレ・トール・テイルズ。
その奥の背の高い銅葉はカンナ・オーストラリア。
所々に渋い色目のジニアや、三尺バーベナなど咲いていました。
この時期の花といえばシュウメイギク。
ピンクと白がローズ&シュラブガーデンに咲いています。
奥の散策路にはヒガンバナも咲いていたんですね。
ローズ&ハーブガーデンではクジャクアスターが大株になって可愛らしい花をたくさん付けていました。
夏剪定をしないつるバラがガーデン内でポツポツ咲いている中、バレリーナは優秀です。
こうして通年横浜イングリッシュガーデンに通っていて実感するのは、「バラの無い時期にこそ、宿根草をより楽しめる」という事。
勿論、バラと宿根草の競演は、ワクワクしてしょうがないけれど、バラが咲いているとバラに目が行きすぎて、見損ねる景色もあると思うの。
一つ一つの草花をじっくり味わう時間を奪われちゃう、っていうのかしら。
その分バラを見ちゃうって事なのだけれど。
自称ローザリアンの私が言うのもなんですが・・・バラの無い時期にこそ、ガーデンの真価が問われる。
「バラ園」は薔薇だけあれば良いでしょうけど、仮にも「ガーデン」であるのなら、キャッチーなバラに頼らず、一年を植物たちで楽しませてほしいと思うのです。
まあ、それには見る側の私たちの目も鍛えなくてはいけないし、「今何が咲いているの?」な~んて事ばかり問う姿勢も、考えなくてはいけないと思うのですけどね。