旅するガーデナー

いつも五感を刺激し、喜怒哀楽、幸も不幸も、哲学も瞑想も、言葉にできない多くが存在する庭は私のパワー・スポット!

京都、I'll be back!

2012年03月31日 16時31分03秒 | 京都巡り

22日は引越しの日でした。
翌日の部屋の引渡しに備えて、烏丸に宿をとりました。
午前中少し時間があったので、一旦ホテルに荷物を預け、次女が前年のお札を納めに行きたいと、近くの六角堂へ出向きました。
お寺のお札はお寺へ、神社のお札は神社へ収めなければなりません。

六角堂は聖徳太子創建の、いけばな発祥のお寺だそうです。
ますます花とのご縁があるように手を合わせてきました。

その後引っ越し屋さんに荷物を預け、ヤレヤレ
これから美味しいものでも食べに行こうか
なんて思っていたのに・・・急に次女の体調が悪くなり・・・
夕食もそこそこにホテルへ戻り、休ませましたが・・・夜中に高熱を出し、翌23日、部屋の引渡しを終え、その足で市立病院へ。
幸いインフルエンザではなく、処方された解熱剤を飲んでしばらくすると熱が下がってきて一安心しましたが、結局一晩延泊しました。

予定外の宿泊で身の回りの物が足りず、熱のある次女をホテルに残し、私一人河原町まで買い物に出たついでに、ちょっとだけ足を伸ばして建仁寺へ。
そんなんなので、カメラを持っていかずSDカードの入っていない携帯で撮影した画像がこれだ!1,2,3

大方丈は足場が組まれ工事中           法堂の竜は勇ましい

  

潮音庭にて暫し佇み

駆け足で「風神雷神図屏風」や襖絵など拝見してきました。
大方丈屋根葺き替え工事は2014年ぐらいまで続くそうなので、その後再び訪れよう、と心に決めました。

そして祇園の「鍵善良房 本店」で一休み。
きび餅のぜんざいとお薄、たいへん美味しく頂きました。

 

買い物を終えたのは午後5時ごろ。
高島屋のデパ地下では割引セール中だったので、有名料亭のお弁当を買ってホテルに戻りました。

翌日の朝、次女の熱もすっかり引き、頭痛はあるみたいでしたが、帰宅しました。



次回京都へ来る事ができるのは何時になるやら・・・
JR伊勢丹8階のお食事処で、京都の山々を眺めながら、湯豆腐と引き湯葉などを私だけ(次女は食欲無しなので)、お名残惜しくいただきました。

 

近い将来必ず訪れるからね~ その時は一人でネ

 

 

 


弘法さん、こんにちは

2012年03月31日 10時10分08秒 | 京都巡り

21日は京都の東寺に市のたつ日です。
北野天満宮の「天神さん」に対し、「弘法さん」と言われています。
タイミング良く21日に京都に居るし
「天神さんは着物のお店が多いけど、弘法さんは陶器のお店が多いんだって」と、次女に言われ、違ったタイプの市を見られそうなのでワクワク

東寺の門前は人だかり
以前、文化財を見に来た時とは、人も雰囲気もまるで違っていました。

境内には想像以上にお店が在って、食べ物の屋台や、和服洋服、古物新品、なにやかや・・・と雑多な感じで、夜店チック
陶器も面白いものがあったのですが、今回の旅は「引っ越し」なので、荷物は少なくするをモットーに、ガマンガマン

植木も沢山ありましたが、さらにガマンガマン

しかし、「今回作った着物に合わせて帯が欲しい。」と次女が言うので、西陣の織元が出しているお店で、お手頃価格をさらに勉強していただいて、黒地の京袋(名古屋)帯を買いました。
似合っているだろうか・・・次女が満足しているので、ま、イイカ

卒業式に草履を壊してきたので、それも弘法さんで買いました
着る度に、履く度に、自身が住んでいた京都の街を思い出してくれるといいな~、と思います。

 

             

 

この日ではないのですが、京都らしい駅近くのカフェに行ったのでご紹介。

駅ビルのSUVACOという一角にある「中村藤吉京都駅店
休日は入店できるまで約30分待ち。でも、その甲斐がありました
抹茶ゼリーは甘さ控えめでツルンツルンと美味しくいただけます アイスクリームは濃い~

宇治にある老舗の茶業店のカフェだそう。
せっかくなのでお抹茶も。ちょっと苦め

次女は抹茶のシホンケーキを。フワフワ~


抹茶ゼリーがとても気に入った私。
新幹線の駅中のお店でも売っていたので、買って帰りました。

 


 


レトロモダンな京の街

2012年03月29日 10時08分05秒 | 京都巡り

 3月20日
北野天満宮を後にして、友人と待ち合わせ、初めて錦市場へ行きました。
一度は訪れてみたい場所だったのでワクワク
当日は祝日とあって混雑していましたが、それもお祭りチックで楽し

思っていたより長いアーケード。食品や雑貨や陶器やら色々なお店が在るんですね。

大好物の牡蠣のお店を発見
焼き牡蠣専門店です。
実はこの日は眺めるだけでしたが、どうしても心残りだったので、翌々日足を運んで焼き牡蠣食べちゃいました。
ふっくらして美味し~
お店の奥ではお酒もほかの料理もいただけるスペースがあり、次回は飲むぞ~と心に決めました。
(先日「はなまるマーケット」で紹介されていてビックリ

ランチは友人お勧めの鰻屋味彩 のと与」で。
1階が魚屋さんで、脇の階段を上がっていくと、お食事処があります。
私たちは待たずに入れたのですが、食事を終えてお店を出るころには階段に行列ができていたので、人気店なんでしょうね。
腹開きの鰻を食べるの、初めて。
香ばしく表面が焼けていて、ちょうど良い甘辛さ加減で、美味しかったですよ

 

食後は友人が「一度行きたいと思っていた」というイノダコーヒ本店」へ
70年余りの歴史があるコーヒー店です。


店内はいくつかのフロアーに分かれていて、私たちは禁煙の2階の大きなフロアーに案内されましたが、1階にはレトロなレンガ造りのスペースや、中庭や上の写真左隅にも写っている白い建物などもありました。
友人は「アラビアの真珠」というミルクと砂糖が入っているコーヒーを、私はブラックが好きなので「エクストラ」をいただきました。
初めからミルク&砂糖が入っているなんて、珍しいな~

 

 

コーヒーブレイクの後、駅へ向かう道すがらレトロモダンな建物が
京都文化博物館 別館」は、以前は日本銀行の京都支店だったそうです。

建物内は吹き抜けの大天井がレトロで素敵
明治時代の銀行って、美意識高いですね。

銀行らしく、カウンターに設置された上下窓の細工が凝っていて、美しいったら
今は貸しホールになっているようで、ちょうど趣味のクラシック音楽教室の発表会が行われていました。

 

なんとその並びにもレトロな建物発見
こちらも明治時代に建てられた「中京郵便局」。
いまだ現役のようで、祝日故お休みで、中に入れませんでした。中は普通なのだろうか

 

すっかり京都のレトロモダンな建物に興味を持った私。
その他に街で見つけた建物をピックアップ。

以前「北國銀行」だったというレンガ造りの建物。
今はレストランになっています。

 

「みずほ銀行京都中央支店」
こちらは明治時代の外観を再現した物だそうです。

 

京都というと、今まで神社仏閣しか思いつかなかったのですが、明治時代の建物(復刻も含めて)がたくさん残っているんですね。

古代からの日本の歴史も、近代の歴史も、一緒に感じられる街だったんだ

古い物を残せる環境があるって事だとしたら、貴重だわ

 京都で「レトロ」となると歴史を遡っちゃいそうだし・・・明治時代って「レトロモダン」の枠ではないのかしら。

 


ありがとう、天神さん

2012年03月28日 08時42分48秒 | 京都巡り

3月20日は次女の卒業式でした。
朝7時に貸衣装屋さんへ出向き、着付けとヘアーセットをしてもらい、会場へ向かいました。
「学位授与式」と書かれた門の立て看板の前には写真撮影の列。
私たちも並んで記念撮影。

お天気にも恵まれ、キャンパス内は袴や振り袖姿の女子卒業生たちで華やかな雰囲気でした


キャンパスでの記念撮影をした後、私は一人北野天満宮へ、お礼参りへ。

受験時から今まで、大変お世話になりました。
無事、4年で卒業できたのも、きっと天神さんのおかげです。

例年であればこの時期満開も過ぎているであろう梅は7分咲き程度。


紅梅は更に咲きようが遅いみたい。

 

薄桃色の枝垂れ梅はちょうど見ごろ。


キャンパスで見た女子学生の髪飾りのような可憐な枝垂れ梅が、春らしい

 

今冬は、本当に全国的に寒かったのですね。
おかげで記念の日に可憐な花を見ることができて嬉しい限りです

あれから早一週間。
もう梅園も満開を迎えているでしょうね。
卒業生の皆様、ご卒業おめでとうございます。

 


夕暮れの京を歩く~東山花灯路 

2012年03月26日 11時23分37秒 | 京都巡り

この度の次女の卒業式&引越しにまつわる諸々の忙しさは、帰宅後もまだ続いておりますが、少し時間が出来たので、京都での滞在の様子などご報告したいと思います。

3月17日午後に京都へ到着し、一休みしてから、「東山花灯路」を見に行きました。
その昔華道を習っていたせいもあって、時折玄関やリビングに生け花が在るのを娘たちが見覚えていたようで、次女が勧めてくれたのです。

円山公園から歩きはじめると、京都いけばな協会による「現代いけばな展」や「いけばなプロムナード」が催されており、あちこちに様々な流派の大きな見事な生け花が飾られていました。

レンギョウの黄色が春らしいです。
東山の風景にも似合っています。

こちらは白い雪柳&桃色の百合が春を演出。
花器も凝っています。
背景の梅の花は5分咲き程度。本来なら満開で華やかな背景であったでしょうに

 

円山公園内にある明治42年に建てられた洋館「長樂館」。
今はレストラン&カフェ、ホテルになっているそうで、ちょうど「假屋崎省吾展」が開催されていましたが、時間の都合で断念

長樂館前の生け花は假屋崎氏の作品かしらん

 

次第に陽が暮れて灯篭に明かりが灯ります。

観光客がイメージする京都らしい風景に、優しい明りが似合います

 

清水寺へ向かう道を振り返ると、人が沢山
夜の参道も大変賑わっており、店もたくさん開いていて、ブラブラとウインドウショッピングも楽しかった



お寺のライトアップを見るのはこれが初めてではないかしら。
昼間とは違った奥行きと美しさを感じました

暗闇に包まれた清水の舞台から、遠くに見える京都タワーと街の明かり。

鏡池あたりから眺めた三重塔。
暗さゆえか、池も限りなく奥底深く感じられました。
お寺のライトアップが、こんなに幻想的で素晴らしいと思っていなかったので、感動です


「狐の嫁入り」があるというので、長樂館前に戻って、ホット・ワインなど飲みながら行列を待ちました。
気温が下がり、息も白くなり・・・
短い行列でしたが、奥ゆかしいイベントでした。

知恩院もライトアップされていました。門前に飾られた様々な灯篭も綺麗

そのほかに行燈行列などもあり、様々な趣向でイベントを盛り上げ、花のない時期も、昼も夜も楽しめる京都って、さすが観光都市
旅行し甲斐がありますね

 

 

                

 

夕食は二年坂にある「釜座」で、私は「湯葉とじうどん」をいただきました。
陽が落ちるとグッと寒くなったので、温かいうどんが特に美味しく感じました。
関西のうどん、大好き

 

実は引っ越しにかこつけてアチコチ京都巡りができるかと思いきや、ほとんど準備をしていなかった次女のせいで、私の仕事が多くて、思ったように観光できず残念無念

それでもチラチラ見て歩いた様子など・・・続きます

 

 


黄緑色系のクレマチスとヘレボルス

2012年03月16日 10時45分36秒 | 旧庭(~2014March)

先日ダブルの黒系ヘレボルスと一緒に買ったクレマチス。
常緑性で垂れ下がるタイプの「クレマチス・ペトリエ
ニュージーランド原産だそうです。
ライムグリーンというか、微妙な色合いで、小さくてかわいい花。

買ってきた当初は日本水仙のような香りを漂わせていましたが、今朝はもう香っていませんでした
何かしらのタイミングがあるのでしょうね。

以前ここにはクレマチス・ムーンビームを植えていたのですが、昨秋には枯れてしまいスペースがあったので、植えてみました。
上手く育つと良いのですが。

 

イエロー系のヘレボルスも咲いてきました。
花は黄緑色ですね~。
スポットがたくさん入っていて気に入っているのですが、全部下向きに咲いています。
今年も円形の支柱を立てて上向きにしちゃおうかな

玄関前の階段を上がってくる途中では、ヘレボルスの花たちもそれなりに見えるのですけどね


 

明日から一週間ほど、次女の引越しと卒業準備で留守にしますので、ブログはお休みする予定です。

今回は忙しそうなので、日数はあるけれど、あちこち巡れないかも~

一寸でも京都からアップできれば良いな~

行ってきま~す

 

 


宿根したプリムラと八重のプリムラ

2012年03月15日 16時07分25秒 | 旧庭(~2014March)

昨年の冬に植えた白いプリムラが、夏を超え冬を超え宿根しました
隣に青いプリムラも植えたのですが、それは夏越しできませんでした
白い方が、より丈夫だって事でしょうか。

クローズアップレンズで撮影したら、いつもより花が迫ってくる感じ


昨年リース型のハンギングに植えこんでいた黒系のプリムラを花後、地に下したら、思いがけず夏越しし、花を咲かせました。
案外丈夫だったんですね。

どちらも、夏はギボウシの葉の下になり陽が当たらなくなるので、涼しく過ごせたのでしょうか。

バラ咲きのジュリアンは全滅したみたいです。残念


先日、いつものガーデンショップルーシー・グレイ」で見つけた「宿根プリムラ ダブルプリムローズ

白い八重咲きダウンアクセルはふんわりして毛糸のポンポンみたい
以前から洋書で見ていて、育ててみたかった原種(Primula vulgaris )系のプリムラです。
丈夫だと思うのですよ。

庭奥の赤紫色のへラボルスの下に植えました。
お互い、より引き立つのではないかな。

濃いワイン色(というか黒赤系)のロイコープも買ってきました。
白とは花の咲きようも少し違って、シックな印象。

こちらは白いニゲルの下に植えました。


 

二つがある庭奥は今こんな感じ。
ヘレボルスの株が小さいので花が少なく、今は上手くコンビになっていませんが、いずれなんとかなるでしょう


ここはちょうど、パソコンしながら眺められる場所。
ムフフと毎日地味に楽しんでおります。

 

 


咲いてきたヘレボルスたち

2012年03月14日 17時40分46秒 | 旧庭(~2014March)

一昨日鶯の初鳴きが聞こえました。
朝晩はまだ寒いけれど、日中は暖かくなってきて嬉しくなります。

庭奥の白いヘレボルス・オリエンタリスも開いてきました。
遠目には真っ白。暗めの場所なので、ちょっとあたりが明るくなった感じです。

花芯の周りに少しスポットが出ていますが、とても大人しい印象。


ノイガーとステルニーの交配種のヘレボルス・エリックスミシー。
丸弁で小さめの花(ガクだけど)で背も低いタイプ。
横向きに咲いてくれ、花が見やすいです。

後ろから西日が射しているヘレボルス・バラ―ディアエ。
ニゲルとリビダスの交配種。
葉は濃い緑色で、茶色がかった花が個性的です。

陽が射していない状態だと、花はこんな感じ。

 

先日テラスモール湘南のACTUSで見つけた黒系ダブルのヘレボルス・オリエンタリス。
開花株はお値段が高くて手が出せずにいましたが、シングル咲きのお値段で売っていたので、思い切って買いました。
花が小さめなので、地味目の我が家の庭でも溶け込んでくれそう。

我が家の初ダブル

 

クローズアップレンズを付けて撮ってみました。
一寸は違うかな

 

 

 


花の空き地通信  3月12日号

2012年03月12日 16時43分05秒 | 花の空き地

しばらく前から気になってはいたのですが、寒い日が続き、手を付けずにいた花の空き地。
オブジェ用に残しておいた芙蓉の木々やルドべキア、寒さ対策のため刈らずに置いたレモングラス等で、枯れ草色になっていました。


そんな中でもミニアイリスが咲いているのを見つけ、早々に草刈りをしなければと心に決めました


今日やっと穏やかな陽気になったので、春を迎える準備開始
とにかく刈って刈って・・・何もなくなったみたいでしょ

でも水仙の蕾は上がってきていますし

雪柳もチラッと花を咲かせています

今年も「花の空き地」をよろしくお願いいたします

 

 


春は来る

2012年03月11日 10時32分11秒 | 旧庭(~2014March)

今日は東日本大震災から一年目の3月11日。
マスコミ各社では特集を組んで、被災地の様子を報道しています。
どこを見ても、被災地の人々の暮らしや街並みは復興には程遠い、と感じざるおえません。
できる事はないのかと自身に問いかけても、現実にできることは微々たることで、今も申し訳なさに胸が痛みます。
それでも被災された方々の笑顔をみつけることができ、少しホッとしてみたり。

 

今朝の「趣味の園芸」でも紹介されていた水仙の花。
被災地ではまだまだ雪の下でしょうけれど、我が家では蕾が立ち上がってきました。


柿の木の下で蕗の薹も芽を出していました。
一つだけなので、今年は食べずに育てようっと。

 

雪割草もクルカラをかき分けて、蕾を開こうとしています。

 

春は必ず来る。

そう信じられる朝でした。